元バルサDFが語る16歳メッシの衝撃。イニエスタから「彼、知ってます？気を付けてくださいね…」との助言も撃沈

元ブラジル代表DFジュリアーノ・ベレッチ氏が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがバルセロナのファーストチームの練習に呼ばれた日のことを回想した。スペイン『マルカ』が伝えた。

バルセロナ下部組織出身のメッシは、17歳となった2004年にトップチームデビュー。そこからバルサ一筋で16シーズンにわたってトップレベルで活躍し続け、歴代最多6度のバロンドールを受賞するなど誰もが認めるスーパースターとなった。

ベレッチ氏は、16歳のメッシがファーストチームの練習に参加し始めた時のことを回想。当時、フランク・ライカールト監督率いるバルセロナに移籍したばかりだったベレッチ氏は、クラブ期待の若手だった後輩のアンドレス・イニエスタと以下のようなやり取りをしていたことを『ESPN』で明かした。

「メッシがBチームから台頭し始めた頃、ライカールト監督は（ファーストチームの）練習に彼を呼んだ。小さいピッチで11対11をする練習だった」

「彼はサブ組だった。私はスタメン組だったね。するとイニエスタが私に寄ってきて、『彼（メッシ）のこと知ってますか？』って言ってきたんだ。私が『いや知らないけど』と答えたら、イニエスタは『気を付けた方がいいですよ』と助言してきたんだ」

「彼が最初にボールを受けた時、私はこう思ったよ。『クソっ、なんて生意気なガキなんだ』ってね（笑）。メッシからボールを取ろうとした時、すでに彼は私をかわしてゴールを決めていた。あっという間に私を抜き去っていったね」