明治安田生命J1リーグは30日に第33節の9試合が開催。注目の優勝争いは残り2試合となり、横浜F・マリノス、FC東京、鹿島アントラーズの三つ巴の争いとなった。2位のFC東京は、逆転優勝へ正念場を迎えている。今節対峙するのは、リーグ戦で2013年を最後に勝利がない浦和レッズ。優勝へ負けられない一戦で苦手克服なるのか。29日に配信されたDAZN(ダゾーン)の『Jリーグプレビューショー』に主将の東慶悟と森重真人が登場。ラスト2試合への思いを語っている。
■「万年中位」を払っしょく

1999年にJ2に参入して以来、FC東京が願い続ける思い――。それはJ1タイトルを獲得することだ。今季、序盤から好調を維持し、シーズンを通して上位をキープし続けてきたFC東京。悲願のシャーレはあと少しで手が届きそうな位置にある。今季より主将に就任した東は並々ならぬ思いを口にする。
「何か残したいと思う。僕がここに来て一つもタイトルを取ったことがないし、チャンピオンを取りたいですけどね」
就任2年目となる長谷川健太監督のもと、初優勝を目指すFC東京。前節は3カ月にも及ぶアウェイ8連戦を終えて、首位でホームの味スタに帰還したが、16位に沈む湘南ベルマーレと痛恨のドロー。首位の座を横浜F・マリノスに明け渡すことになった。
東が「ちょっと固くなってしまった」と話すように、FC東京は久々に戻ったホームで、勝利への重圧が大きく、固さが見られた。湘南に先制点を許したあと、必死に反撃を見せたが刻一刻と時間を過ぎていく。しかし後半アディショナルタイム、誰よりもタイトルを渇望する在籍10年目の森重が、チームを救う値千金の同点ゴールをマーク。決めた森重本人もこのゴールについて「久々に興奮した」と振り返った。
これまで何度も「ここぞ」というところで勝負弱さを露呈し、タイトルを逃し続けてきたFC東京。「そういう言い方でつねに東京は言われてきたけど、やっぱり気に食わなかった」と森重。「そういった印象だったり、周りの声を何とかかき消したいなと思ってやってきた」と、重圧を跳ね除けるゴールを決めてみせた。
首位から陥落したものの、土壇場でつかんだ価値ある1ポイント。湘南戦は勝負弱いと呼ばれたチームのイメージを払拭する一戦となった。
東が「強い気持ちを持ってる選手がほんと増えてきた。万年中位で終わっていたチームが今ここにいる。変わっていくのを僕はすごく感じる」と語れば、森重は「今まで望んでも、ここまで来られなかった。チャンスだと思っているし、一つずつ歴史を塗り替えていければいい」と、あらためて優勝への強い思いを口にした。
■難敵・浦和への勝算は?

しかし今週末、FC東京に最大の難敵が立ちはだかろうとしている。その相手は浦和レッズ。FC東京はリーグ戦で2014年以来、3分8敗と一度も勝利できず。通算対戦成績でも7勝8分20敗と大きく負け越している相手だ。
それでもディフェンスリーダーの森重は「勝てる自信はある」とズバリ。「優勝する自信もあるし、味スタでパワーをくれているファン、サポーターがいるので」と話し、あとは自分たちが「笛が鳴り終わった時に、みんなが倒れるぐらいピッチの中で出し尽くして終わりたい」と続けた。
東も「いつか破らないといけない壁だとは、どっちにしろ思う。それが今回のタイミングに来てるのかなというのは僕は感じる。それを破りたいです」とジンクス打破を誓っている。
首位の横浜FMが勝利し、FC東京が敗れると、その時点で横浜FMの優勝が決まってしまう。FC東京にとって浦和戦は絶対に負けられない一戦となる。森重は「ここからが本当の戦い」だと話す。
「自分たちがどれだけ力を出せるか。それに懸かっているかなというふうには思う。ここからが本当に勝負というか、本当の戦いだなと思っています」
一方の東も「結局チャンピオンにならないと。監督も言っていましたけど、やっぱ1位と2位の差ってすごくあると思うし、トップを取って『今年は良かったね』というふうに終わりたい」と意気込んだ。
FC東京は新たな歴史を作ることができるのか。まずは、宿敵・浦和との一戦。青赤軍団の進化が試される。

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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です

