Real Madrid vs. Real BetisGetty

レアル・マドリー、ベティスと痛恨スコアレス…首位アトレティコに勝ち点「5」差をつけられる可能性も

24日のラ・リーガ第32節、レアル・マドリーはホームのアルフレド・ディ・ステファノでのベティス戦をスコアレスドローで終えた。

ラ・リーガ優勝争いでは一試合も引き分けられない状況が続き、さらにミッドウィークにはチャンピオンズリーグ準決勝チェルシー戦を控えているマドリー。セルヒオ・ラモス、メンディ、クロース、ルーカス・バスケスを負傷、バルベルデを新型コロナで欠くなど、いまだ多くの離脱者を抱えているものの、この試合ではモドリッチとアザールが負傷から復帰し、ジダン監督は前節カディス戦で活躍したアントンニオ・ブランコではなくクロアチア代表MFをいきなり先発で起用している。スタメンはGKクルトワ、DFカルバハル、ヴァラン、ミリトン、ナチョ、MFモドリッチ、カセミロ、イスコ、FWロドリゴ、ベンゼマ、アセンシオ。

激しい雨が降る中で試合はキックオフ。前半立ち上がりにはペジェグリーニ監督率いるベティスがそのポゼッションフットボールに押されたマドリーだったが、時間が経つに連れてボールを保持できるようになり、モドリッチ、ベンゼマを中心とした展開でベティスゴールに迫っていく。しかし後方に引いてロングボールを主体とする攻撃に切り替えたベティスを相手にアタッキングサードで崩しのアイデアを欠き、明確な決定機を生み出せないままスコアレスで試合を折り返すことになった。

後半も状況は変わらず。マドリーは攻めあぐね続ける。55分にはロドリゴの放ったクロスがそのまま枠へと向かったが、クロスバー直撃にとどまった。さらにベティスの反撃も鋭くなり、ギド・ロドリゲス、ボルハ・イグレシアスのチャンスを許すなど肝を冷やす場面も迎えている。

ジダン監督は59分にロドリゴをヴィニシウス、68分にカルバハルとイスコをオドリオソラとマルセロと代える。4バックから5バックにシステムを変えて停滞状況の打開を図った。が、迎えるフィニッシュはカセミロのミドルゾーンからのシュートなどに限られ、突破口は見つけられないまま。77分、ジダン監督はモドリッチとアセンシオも下げて、アントニオ・ブランコ、そしてアザールをピッチに立たせた。

だがその後もマドリーは効果的な攻撃を見せられない。速攻のからヴィニシウスが、得意のドリブル突破でペナルティーエリア内まで侵入する場面もあったものの、シュートはいつものように精度を欠いてGKクラウディオ・ブラボの手の中に収まった。結局マドリーは1点も奪うことができないまま終了のホイッスルを迎え、ベティスと勝ち点1を分け合った。

連勝を逃したレアル・マドリーは、翌日にアスレティック・ビルバオ戦を控える首位アトレティコ・マドリーに勝ち点差を5まで広げられる可能性があるほか、同じく翌日にビジャレアル戦に臨み、なおかつ2試合消化が少ないバルセロナに勝ち点71で並ばれる可能性もつくってしまった。

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