バルセロナで戦力外となったFWルイス・スアレスの移籍先は、どうやらユヴェントスとなりそうだ。スペイン『マルカ』が報じている。
FWリオネル・メッシはバルセロナに残留するが、ロナルド・クーマン監督から戦力外を通告された彼の親友は別の道を行くことになる。『マルカ』曰く、L・スアレスはユヴェントスとの個人交渉が合意に達した模様。1年の延長オプション付きの2年契約を結ぶ予定で、年俸はバルセロナで受け取っている額より劣る1000万ユーロ(約13億円)になるという。それでも高額な年俸と言えるが、イタリアの所得税の税率はスペインの52%より低い30%であるために、ユヴェントスは捻出することが可能なようだ。
移籍成立に向けて残る問題は、L・スアレスとバルセロナの交渉とバルセロナとユヴェントスのクラブ間交渉となりそうだ。バルセロナとL・スアレスの契約期間は2021年までとなっているが、今季60%の試合に出場すれば、自動で1年の契約延長がなされるはずだった。L・スアレスはその2年間の年俸を受け取る権利があると考えながらも、2年目の年俸については放棄するこ心構えもある様子。その一方でバルセロナは、L・スアレスに残りの年俸を支払うことに疑問を持っているようで、またユヴェントスには移籍金を求めることが予想されている。
バルセロナは先に1年の契約を残していたMFイヴァン・ラキティッチをセビージャに放出したが、同選手に残りの年俸を支払うことなく、セビージャとは移籍金150万ユーロ+インセンティブ900万ユーロでの売却に合意に達していた。この例からユヴェントスに対しても、セリエAの順位やチャンピオンズリーグの成績次第となる移籍金以上のインセンティブを要求しそうだ。
なおL・スアレスにはユヴェントスのほか、パリ・サンジェルマン、アトレティコ・マドリー、レスター・シティも興味を持っているようだが、現時点ではユヴェントス移籍が不成立に終わった場合に、それらのクラブへの移籍を考慮することになりそうだ。
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