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■開幕予想スタメン

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■総合力が問われるチャレンジのシーズン
昨季、クラブ史上初のJ1昇格を決めたV・ファーレン長崎だが、その戦いぶりは端的に言えば堅守速攻というものだった。システムは3-4-2-1をほぼ一貫して採用。厳しい練習によって培われた運動量をベースとして高い位置からのプレスで相手からボールを奪うと一気に相手ゴールを陥れる。また、チーム総得点の半分近くを占めたセットプレーの強さもチームの特長となった。
J1元年を迎える今季、オフシーズンには12名の選手を新しくチームに加えることになった。テーマとなったのは既存のチームに足りなかったものを補うということだった。J1とJ2の違いについて「守備における一対一の強さ」(高木琢也監督)を埋めるためにFC東京から徳永悠平を獲得。速さが不足していた攻撃陣にはアルビレックス新潟からスピードに優れた鈴木武蔵を獲得。J1での戦いに向け、限られた予算のなかで選手層をしっかりと整えた。それでも、日本最高峰のステージを戦う上で予算規模を考慮しても選手個々の技術など劣る部分があるのは否めない。だからこそ、チームとしての総合力が問われることになる。だからこそ、高木監督もプレシーズンの期間を活用してJ1を戦うための準備をしっかりと施している。
■4バックにトライも基本は昨季同様の3バック
沖縄で実施した一次キャンプでは新しい取り組みとしてトライしたのが4-3-3、4バックシステムの導入だった。3バックでは守備の局面においてどうしても後ろに人数を割いてしまい、5バックのような形になってしまうことがある。J2ではそれで守り切れてもJ1はこじ開けるだけの質を持った選手たちが揃っている。守備一辺倒にならないための方策の一つが4バックだった。3-4-2-1から4-3-3にすることで中盤から前線にかけての人数を増やし、持ち味である高い位置からのプレスを実行に移しやすくすることができる。一次キャンプで行った北海道コンサドーレ札幌、FC東京との練習試合ではいずれも4バックで臨んでいる。練習に取り組み始めて1週間程度だったため、試合内容、結果ともに良いものは得られなかったがキャプテンの高杉亮太も「去年までとは違った良さを出せると思うし、幅も広がっていく」と前向きに語っていた。ただ、一次キャンプでの最後の実戦となった全北現代(韓国)戦には3バックで臨むとKリーグ王者を相手に試合を通してほぼ主導権を握って勝利を挙げた。4バックの導入に時間を割く状況のなか、3バックで戦っても一定水準以上の戦いを見せることができた点について高木監督も納得の表情を見せていた。
沖縄での一次キャンプを終えて鹿児島での二次キャンプへと場所を移したが、テーマは実戦のなかでチームを固めていくことだった。4バックに取り組みながらもそこに固執し過ぎ、自分たちの本来の良さを失っては意味がない。一次キャンプでの最後の実戦において3バックで良さを出せたことで開幕に向けての準備は3バックで進めていくことでチームは固まっていった。二次キャンプではFC岐阜、清水エスパルス、ジュビロ磐田との試合をこなしていった。最初の岐阜戦こそ敗れたが、今季を占う上で重要となるJ1勢の清水、磐田には主力組同士の対戦となった1、2本目までの90分間ではそれぞれ、1-0、3-1で勝利を挙げた。清水相手にはしっかりとした守備が機能し、ほとんどピンチらしいピンチを迎えることなくシャットアウトを達成。磐田に対しては高い位置からのプレスで相手のミスを誘い、鋭い速攻から3得点を奪っている。特にベン・ハロランや米田隼也、鈴木といった新戦力たちが次々と得点を挙げるなど二次キャンプの締めくくりとして満足のいく結果を残している。
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■高木監督が選手たちに伝えた“誇り”と“意識改革”
一次キャンプのミーティングで高木監督は選手たちにあることを伝えている。「『(相手が)J1のチームなんだからというようなことは言いたくない』という話はしました。力があったんだから昇格して今、その舞台にいる。そういう選手たちであることの誇りを持てということです。そうでないといつまで経っても相手との差を埋めることはできない」。序盤の練習試合では相手に対して臆する部分も見られていたが、それも徐々に消えていった。強い気持ちをもって相手の背後を突いていく動きは試合を経ていくごとに増えている。長崎はJ1においては間違いなくチャレンジャーだ。生き残っていくためには自分たちよりも上の相手を「食ってやろう」という意識が必要になってくる。その意識は徐々にではあるが確実にチームに植え付けられていると言っていいだろう。
高木監督も2007年、横浜FCを率いたとき以来のJ1での指揮となる。「初めて昇格したチームは難しい試合ばかりとよく言われます。難しい試合ばかりだな、ではなくてそういった試合でも何とかなるんじゃないかっていう雰囲気を持ったゲームをしていきたい。難しい試合だなと考えれば考えるほどネガティブになりがちですけど、そういう試合ほどポジティブなものに変えていきたい」と厳しい戦いを覚悟した上で期待感の持てるチーム作りを掲げている。長崎県唯一のプロスポーツチームであり、J1元年となる今季は熱い視線が注がれることは間違いない。その期待に応えるべく、長崎はJ1でもハードワークをベースにひたむきに戦っていく。
文・写真=杉山文宣

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