Gol Sergio Ramos La DécimaGetty Images

クルトワ、レアル10回目のCL制覇は「悲しい思い出。S・ラモスのボールが僕の手をかすめていった」

レアル・マドリーGKティボ・クルトワが、24日で丸6年を迎えた同クラブの10回目のチャンピオンズリーグ優勝について振り返った。もちろんベルギー代表GKは、当時アトレティコの選手としてマドリーの優勝を見届ける方だった。

リスボンで、同じスペイン首都に拠を構えるアトレティコとのCL決勝に臨んだレアル・マドリーは、36分にゴディンの先制点を許して、そのまま後半アディショナルタイムを迎えた。アトレティコがリードを守り切るかに思えたが92分48秒、モドリッチの右CKからセルヒオ・ラモスがヘディングシュートでクルトワを破り土壇場に同点に追いつくと、ベイル、マルセロ、クリスティアーノ・ロナウドがゴールを決めて4-1で優勝を果たしている

スペイン『エル・ムンド』とのインタビューに応じたクルトワは、当時の思い出が苦いものであると振り返った。

「そのことについてはもう何度も聞かれているよ。ドレッシングルームにはあの試合の写真があって、あとレアル・マドリーTVでも映像を見ることがある。自分にとっては悲しい思い出だ。でも、もう忘れているけどね」

「S・ラモスが叩いたボールに、もう少しで手が届きそうだったのは確かだ。自分の手は、本当にボールに触れられそうなところにあった。(アトレティコの)優勝はかなわなかったね。でも僕たちはカンプ・ノウでリーガ優勝を果たしたばかりだったし、あそこで多くのエネルギーを使ってしまっていたんだ」

クルトワはまた、ディエゴ・シメオネ監督、ジョゼ・モウリーニョ監督、ジネディーヌ・ジダン監督とこれまで指導を受けてきた人物たちの特徴についても説明している。

「チョロ(シメオネ監督)はフィジカル、戦術について厳しい要求をしてくる。僕たちがタイトルを獲得したのは、各選手の120%の力を引き出していたからだ。モウリーニョも同様に勝者のメンタリティーを持っていて、あらゆる仕事に取り組む」

「それとジダンについて、僕たちはマドリーにいることで良質なフットボールを実践する責任を背負っている。それに彼はカリスマを持っているんだ。本物のレジェンドなんだよ」

その一方で、現在のパンデミック下でフットボール以外に物恋しさをおぼえているものとして、ゴルフを挙げている。

「ゴルフだね。あれはリラックス、リフレッシュができる。ハンディキャップを持っている友人とプレーしているよ。それはベイルか? いやいや。ガレスは僕にとってレベルが高すぎる。僕のハンディキャップは17や18だから(ちなみにベイルは6)」

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