今年に入ってポルトで引退を決断した元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏が、レアル・マドリー退団時の後悔を口にしている。スペイン『アス』が伝えた。
高校在学中の1997年に16歳にしてチャンピオンズリーグ(CL)に臨むレアル・マドリーのメンバーに招集されたカシージャス氏は、その後自らの地位を絶対的なものとし、2015年まで同クラブに在籍。CLを3度、ラ・リーガを5度制したが、当時のジョゼ・モウリーニョ監督やフロレンティーノ・ペレス会長らとの確執が噂され、2015-16シーズンからポルトへ移ることとなった。
レアル・マドリー退団時を振り返るカシージャス氏は、自身インスタグラムを通じて以下のように伝えている。
「レアル・マドリーからの退団について、これまでほとんど話したことがなかった。1人で記者会見をして去ったことは間違いだった。あれから5年が経ったね。国境を渡って、近隣国ポルトガルに連れて行ってもらって5年だ。新しい環境に身を置いて、批判にさらされることを脱して、前に進みたいと思っていたんだ」
「友人たち、すべての選手たちは良くも悪くも向上したいと思っている。そのためにはフィジカル、メンタル面を改善しなければならず、後者が重要だった。私はポルトで改めてそれを感じたよ」
なお、カシージャス氏は昨年5月に練習中に心臓発作を起こして病院に搬送され、急性心不全と診断。無事に退団はしたものの、今年2月にスペインサッカー連盟(REFE)会長選挙に立候補する意向を表明したことで、事実上の引退となった。
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