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afcon-asiacup(C)Getty/GOAL

【総まとめ】プレミア覇権争いの鍵に。アジアカップ&アフリカネイションズカップで戦力ダウンを余儀なくされるクラブは?

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2023-24シーズンのプレミアリーグも折り返し地点を迎え、首位のリヴァプール以下、アストン・ヴィラ、マンチェスター・シティ、アーセナル、そして5位のトッテナムまでが勝ち点6差にひしめく大混戦となっている。

覇権争いだけでなく欧州大会出場権、残留争いも熾烈を極めている中、1月にはアジアカップとアフリカネイションズカップ(AFCON)で主力の離脱を強いられるクラブが多数。『GOAL』では今回、主要大会により離脱する各クラブの主力を整理し、戦力ダウンの大きさを4段階に分けて紹介する。※成績は1月12日現在、クラブ名の左の数字は現在の順位

  • endo salah(C)Getty Images

    1リヴァプール【戦力ダウン:大】

    モハメド・サラー(エジプト代表)20試合14ゴール8アシスト

    遠藤航(日本代表)15試合1ゴール

    4シーズンぶりのタイトル奪還へ向け、前半戦は首位で折り返すことに成功したリヴァプール。しかし、この1月からエースと中盤の新たな核を失うことに。驚異的な得点関与率を見せるサラー、直近の1カ月で輝きを放ち主役の座に躍り出た遠藤、共にそれぞれの代表チームで勝ち残ることが予想されているため、1カ月以上は起用できない可能性が高い。

    その間に2つの国内カップ戦に加え、第22節チェルシー(1月31日)、第23節アーセナル(2月4日)と重要なビッグゲームも控えている。ユルゲン・クロップ監督は影響を認めつつ「対応しないとね」と前向きなコメントを残しているが、今のスカッドで彼らの代わりを探すのは難しいだろう。特に守備時、遠藤が担っていたトレント・アレクサンダー=アーノルドへのサポートは早急に対応しなければならない。

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  • traore(C)Getty Images

    2アストン・ヴィラ【戦力ダウン:小】

    ベルトラン・トラオレ(ブルキナファソ代表)2試合

    ウナイ・エメリ監督就任を機に大躍進を見せ、20節終了時点では首位と3ポイント差の堂々2位につけるアストン・ヴィラ。12月のマンチェスター・シティ(1-0)、アーセナル(1-0)相手の連勝で“本物”であることを見せつけた彼らだが、両大会の影響は最小限と言えるだろう。トラオレはケガの影響もあって今季ほとんど出場できておらず、さらに起用法から見てエメリ監督の構想外である可能性が高い。主力は全員残留するため、これまで同様にアグレッシブなスタイルを継続することができるはずだ。一方、大会期間中は上位との直接対決もなし。そのため恩恵を受けることもなさそうだ。

  • de bruyne.(C)Getty Images

    3マンチェスター・シティ【戦力ダウン:なし】

    ペップ・グアルディオラ監督の下、プレミアリーグ前人未到の4連覇を目指すシティ。こちらは両大会に出場する代表チームの選手が1人もいないため、影響はまったくない。また大会期間中に対戦する相手もそれほど大きな影響を受けないチームばかりであり、普段のリーグ戦と変わらない戦いが続きそうだ。長期離脱を強いられていたケヴィン・デ・ブライネが復帰し、アーリング・ハーランドの復帰も間近に。例年圧倒的な強さを見せる後半戦(過去6シーズンは平均15勝以上)へ向け、万全の準備が整っている。

  • tomiyasu (C)Getty Images

    4アーセナル【戦力ダウン:中】

    モハメド・エルネニー(エジプト代表)1試合

    冨安健洋(日本代表)13試合1ゴール1アシスト

    20シーズンぶりのタイトル奪還を目指すアーセナルは、やはり冨安の離脱が痛手に。左右両サイドバックとしてチーム随一の万能性を見せる日本代表DFの不在は確実にチームに影響を与えており、彼が欠場した12月頭からの5試合は2勝1分け2敗と大きく勝率が下がっている。さらに、このタイミングでオレクサンドル・ジンチェンコの負傷も伝えられており、サイドバックは一気に心もとない状況となった。冨安自身が「EUROと同じく6月開催にしてほしい」と語ったが、これにはクラブも完全に同意だろう。第23節リヴァプール戦(2/4)も、頼れる万能DF抜きで戦うことになるかもしれない。

  • son Bissouma (C)Getty Images

    5トッテナム【戦力ダウン:大】

    ソン・フンミン(韓国代表)20試合12ゴール5アシスト

    パペ・マタル・サール(セネガル代表)18試合2ゴール2アシスト

    イヴ・ビスマ(マリ代表)15試合

    おそらく、プレミアリーグで最も深刻な影響を受けるチームの一つがトッテナムだろう。ただでさえ主力センターバック2人が離脱する中、追い打ちをかけるように絶対的なエースと中盤の要2人まで失うことになる。今季フルスカッドであればリーグ最高峰のチームであることは証明済みだが、そこから背骨を抜かれた状態で1カ月を戦い抜くことになる。アンジェ・ポステコグルー監督は早急な補強を求めるのも納得だ。第21節マンチェスター・ユナイテッド戦(1/14)を含め、この厳しい時期をどう乗り越えるのか。上層部も含めてクラブ全体の力が試される1カ月となりそうだ。

  •  kdus (C)Getty Images

    6ウェストハム【戦力ダウン:中】

    ナーイフ・アゲルド(モロッコ代表)16試合1ゴール

    モハメド・クドゥス(ガーナ代表)16試合6ゴール1アシスト

    デイヴィッド・モイーズ監督体制5シーズン目を迎えているウェストハムは第20節を終えて6位の好位置をキープ。特に年末にはマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルを連破し、良い形で年明けを迎えた。だが、1月にはAFCONに出場するモロッコ代表のアゲルドとガーナ代表のクドゥスという攻撃と守備の主軸2選手が離脱することになる。特に、フィジカルを活かして推進力をもたらしてきたクドゥスに関しては12月にリーグ戦で4ゴールを挙げるなど波に乗っていただけに大きな痛手となる。出場機会が増えそうなサイード・ベンラーマに期待がかかるところだ。

  • howe (C)Getty Images

    7ニューカッスル【戦力ダウン:なし】

    昨シーズンに4位入りしてチャンピオンズリーグを獲得したニューカッスルは今シーズン、二足の草鞋の影響を受けることに。第20節を終えて勝ち点29位の9位と苦しんでいる。特に、12月7日のエヴァートン戦から元日のリヴァプール戦にかけては公式戦8試合で7敗と大失速。それでも、AFCONとアジアカップ主力に離脱者が出ないことは好材料だ。チャンピオンズリーグとカラバオカップも敗退してリーグに集中できることをポジティブに捉え、まずは4位以内を目指してこの期間に上昇を目指したい。

  • onana (C)Getty Images

    8マンチェスター・ユナイテッド【戦力ダウン:中】

    GKアンドレ・オナナ(カメルーン代表)20試合出場

    MFソフィアン・アムラバト(モロッコ代表)10試合出場

    エリック・テン・ハーグ監督体制3年目で、ラスムス・ホイルンドらを補強したことで昨季3位からの上昇が期待されたマンチェスター・U。だが、前半戦は負傷者が続出した影響もあって敗戦を重ねて現在8位に。公式戦では14敗で既に昨季の敗戦数を上回ってしまっている。1月には守護神のアンドレ・オナナがAFCONに参加するため、補強がなければ、ここまで出場機会を得ていないトルコ代表GKアルタイ・バユンドゥルに賭けることになってしまう。さらに、カゼミーロらが負傷中の中盤ではモロッコ代表のアムラバトも離脱。他ポジションも層が薄く、1月の移籍市場での補強が成功しなければ、他チームとの差がさらに広がることが懸念される。

  • mitoma (C)Getty Images

    9ブライトン【戦力ダウン:大】

    FWサイモン・アディングラ(コートジボワール代表)17試合5ゴール1アシスト

    FW三笘薫(日本代表)17試合3ゴール5アシスト

    昨季6位フィニッシュで今季にヨーロッパリーグにも参加し、過密スケジュールをこなしているブライトン。そのELをグループステージ首位通過してベスト16入りを決めている中で、プレミアリーグでもここまで7位と大崩れせずに奮闘している。しかし、チームの核である三笘薫が負傷中の中でアジアカップにも参戦することは、ロベルト・デ・ゼルビ監督も「驚いている」と頭を悩ますことに。また、同じくウイングのアディングラも離脱することでチームは急遽、ジェレミー・サルミエントをWBAからレンタルバックすることを決めた。このエクアドル代表がどれだけ三笘やアディングラの影響を軽減させられるかが2月上旬までのポイントになるだろう。

  • Nicolas-Jackson (C)Getty Images

    10チェルシー【戦力ダウン:中】

    FWニコラス・ジャクソン(セネガル代表)19試合7ゴール2アシスト

    今シーズンから新たにマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘したチェルシーだが、さすがの名将でもチームを一朝一夕で軌道に乗せることはできず、ここまで勝ち点28の10位と苦しんでいる。年末の2連勝でようやく浮上のキッカケを掴んだ中で、1月にはここまでセンターフォワードとしてチームの中心を担ってきたニコラス・ジャクソンがAFCON参戦で不在となる。特にポストワーク面で潤滑油となってきた選手だけに、指揮官は戦術面でも手を加えることが必要になるだろう。

  • wolves (C)Getty Images

    11ウォルヴァーハンプトン【戦力ダウン:大】

    FWファン・ヒチャン(韓国代表)20試合出場10ゴール

    DFラヤン・アイト=ヌーリ(アルジェリア代表)17試合出場

    MFブバカル・トラオレ(マリ代表)12試合出場

    DFジャスティン・フブナー(インドネシア代表)0試合出場

    年内最後の3試合で3連勝を達成し、11位まで順位を上げたウォルヴァーハンプトン。プレミアリーグで調子を上げる中、ファン・ヒチャン(韓国代表)、ブバカル・トラオレ(マリ代表)、ラヤン・アイト=ヌーリ(アルジェリア代表)と3人の主力選手の離脱の影響力は「非常に大きい」と言わざるを得ない。今季覚醒したストライカーのファン・ヒチャンはチームのトップスコアラーで、アイト=ヌーリは左サイドで欠かせない存在だ。さらに、ブライトン、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーと続く日程面でもウルブスは恵まれているとは言いがたい。決して厚くはない選手層の中でガリー・オニール監督がどうやりくりするかが見ものだ。

  • bornmouse (C)Getty Images

    12ボーンマス【戦力ダウン:中】

    FWダンゴ・ワッタラ(ブルキナファソ代表)13試合出場

    FWアントワーヌ・セメンヨ(ガーナ代表)16試合出場3ゴール

    アンドニ・イラオラ監督の激しいプレッシングスタイルが徐々に浸透してきたボーンマス。年内最終戦はトッテナムに敗れたものの、それまで4連勝を含む7試合負けなしで12位まで順位を上げた。1月に離脱するのはともにAFCONに出場するダンゴ・ワッタラ(ブルキナファソ代表)とアントワーヌ・セメンヨ(ガーナ代表)。いずれも絶対的な主力とは言えないが、ボーンマスのように選手層がそれほど厚くない中小クラブにとっては小さくないダメージが見込まれる。また、1月のリーグ再開明けでリヴァプール、ウェストハムと強豪との試合が続く中、これまで通りのパフォーマンスを継続できるかがカギとなる。

  • fulham (C)Getty Images

    13フラム【戦力ダウン:中】

    DFフォデ・バロ・トゥーレ(セネガル代表)4試合出場

    DFカルバン・バッシー(ナイジェリア代表)15試合出場

    MFアレックス・イウォビ(ナイジェリア代表)16試合出場3ゴール

    今季は絶対的なエース、アレクサンダル・ミトロヴィッチを失いながら、ここまでは13位と健闘するフラム。そのチームを支えている選手の一人であるアレックス・イウォビ(ナイジェリア代表)が1月にAFCONで離脱する。中盤センターからウイングまでをこなし、チャンスシーンにも関われるイウォビ不在の影響は間違いなくチームにとって大きい。また、カルバン・バッシー(ナイジェリア代表)もセンターバックの一角として定位置を確保しており、対人戦の強さなど後方からチームを支えている。フラムにとってセンターラインの2人を抜かれる1月の戦いは厳しいものとなるだろう。

  • brenford (C)Getty Images

    14 ブレントフォード【戦力ダウン:大】

    FWヨアネ・ウィサ(コンゴ代表)19試合出場4ゴール

    DFキム・ジス(韓国代表)0試合出場

    FWサマン・ゴッドス(イラン代表)14試合出場1ゴール

    MFフランク・オンエカ(ナイジェリア代表)16試合出場

    全20クラブの中でもAFCONの影響を最も受けるクラブのひとつであるブレントフォード。ヨアネ・ウィサ(コンゴ代表)は主力選手で、サマン・ゴッドス(イラン代表)やフランク・オンエカ(ナイジェリア代表)にしてもチームにとっては欠かせない選手の一人だ。また、出場停止処分のイヴァン・トニーの穴を埋め、11ゴールに関与していたブライアン・エンベウモが負傷離脱を強いられているのが最大の誤算。カメルーン代表としての招集が見込まれていたが、今回のケガによりさらに長い離脱も予想される。さらに、チームはリーグ戦5連敗で2023年を終了。1月の主力選手離脱により、一気に残留争いに巻き込まれる可能性もありそうだ。

  • ayew (C)Getty Images

    15クリスタル・パレス【戦力ダウン:中】

    FWジョルダン・アイェウ(ガーナ代表)19試合出場2ゴール

    年内最終戦でエヴァートンに勝利し、14位で新年を迎えたクリスタル・パレス。ジェフリー・シュラップがガーナ代表メンバーから外れ、1月の離脱者はジョルダン・アイェウのみとなっている。とはいえ、影響力が小さいとは言いきれない。ここまで18試合に先発出場し、2ゴール5アシストを記録。サイドでアクセントを加えるチャンスメイカーとして欠かせない存在であり、今後のアーセナルやブライトン、チェルシーなど強豪との一戦に中心選手を欠くのは痛手となるだろう。

  • everton (C)Getty Images

    16エヴァートン【戦力ダウン:中】

    MFイドリサ・ゲイェ(セネガル代表)14試合出場1ゴール

    現在34歳のボランチは、出場した14試合中9試合でフル出場。主力の1人としてプレーしている。勝ち点はく奪処分を受けているエヴァートンにとって経験豊富なベテランが離脱へ…さらに19、20節を既にケガで欠場しており、2試合不在の状況で2連敗。早速影響を受けていることから不安は小さくない。しかし、2022年にマリ代表デビューを果たしたブドゥライェ・ドゥクレは、エヴァートンの残留争いを救うべく、代表招集の辞退を決断。17試合に出場しているボランチの残留は好材料となる。

  • Aurier(C)Getty Images

    17ノッティンガム・フォレスト【戦力ダウン:大】

    DFセルジュ・オーリエ(コートジボワール代表)12試合出場2アシスト

    DFウィリー・ボリー(コートジボワール代表)15試合出場1ゴール

    MFイブラヒム・サンガレ(コートジボワール代表)11試合出場

    MFシェイク・クヤテ(セネガル代表)10試合出場

    DFムサ・ニアカテ(セネガル代表)14試合出場

    DFオラ・アイナ(ナイジェリア代表)14試合1ゴール1アシスト

    1月に大ダメージとなることが予想されているノッティンガム・フォレスト。プレミアリーグ内で最多となる6選手が今回の大会期間で離脱する。さらに、離脱する全選手が行われた20試合の内半分以上の試合に出場しており、チームの中でも比較的序列の高い選手となっている。12月21日に新監督として招へいされたヌーノ・エスピリート・サント監督にとっては早くも大きな壁が立ちはだかることに。1月30日に行われる第22節には優勝争い戦線にいるアーセナルとの対戦も控えている。各代表が決勝トーナメントに進出すれば離脱することは確実となっており、まさに正念場だ。

  • cabore (C)Getty Images

    18ルートン【戦力ダウン:小】

    DFイッサ・カボレ(ブルキナファソ代表)15試合出場1アシスト

    マンチェスター・シティからレンタル移籍で加入しているSBカボレがブルキナファソ代表としてAFCONに参加へ。武者修行先で成長を見せている22歳が離脱する。1月15日の21節では同じ昇格組のバーンリーとの直接対決が控えている。残留争いを強いられている昇格組にとっては、離脱選手が1人のみとなっている状況に胸をなで下ろしていることだろう。

  • company(C)Getty Images

    19バーンリー【戦力ダウン:なし】

    選手を失わなかった3チームのうちの1つ。残留争いの状況下で大きなアドバンテージを得た。ライル・フォスターは南アフリカ代表の予備登録メンバーに含まれていたものの、最終的にメンタル面の理由で選外に。11試合に出場して4ゴール3アシストを記録、直近3試合で先発起用をしているアタッカーが残ったことで、指揮官であるヴァンサン・コンパニ監督は安堵していることだろう。万全の状態で16日に控えている第21節 ルートンとの下位直接対決を迎える。

  • Rarushi(C)Getty Images

    20シェフィールド・ユナイテッド【戦力ダウン:小】

    MFアニス・ベン・スリマン(チュニジア代表)10試合出場

    DFヤセル・ラルーシ(アルジェリア代表)6試合出場

    残留争うシェフィールド・Uからは2選手が離脱。ベン・スリマンは10試合中スタメンは3試合、ラルーシは6試合中2試合と、レギュラー格ではない選手がコートジボワールの地へ向かう。受けるダメージはそこまで大きくないと考えられる。逆に期待したいのは、離れる選手2人が、起爆剤として国際舞台での経験を後半戦に向かうチームに還元することだ。特にリヴァプールアカデミー出身のラルーシは、2023年10月に代表デビューを飾ったばかり。ポテンシャル十分の23歳にとって、AFCONを飛躍のきっかけにできるか。