インテル・マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督(41)が、現役引退を発表した同チームMFセルヒオ・ブスケツ(37)について語っている。
スペイン代表とバルセロナで数多くの功績を残し、現在はインテル・マイアミでプレーするブスケツは、今季のメジャー・リーグ・サッカー終了後にスパイクを脱ぐと発表した。
マスチェラーノ監督はそんなブスケツについて、特別な思いを抱えているようだ。過去、バルセロナでブスケツのチームメートとなり、アンカーのポジションを競っていた元アルゼンチン代表MFは、結局はセンターバックとなってチームで生きる道を見つけた。
マスチェラーノ氏は記者会見で、ブスケツから学んだことを問われて、世界最高のアンカーと称された選手のプレーは真似られなかったと振り返る。学んだことは、その謙虚な姿勢だったようだ。
「最も偉大なのは誰よりも謙虚な選手たちだ。結局はそこなんだよ」
「ブシから学ぶのは本当に難しい。彼のプレーは事実として唯一無二の代物であり、あれをコピーするなんて、あまりに難しいことだ」
「バルセロナに移籍した私は、もちろん彼のプレーを学ぼうと試みた。自分とはまったく違う選手だと自覚しながらね。結局、私が学んだのは彼を称賛すること……何よりも、彼の人間性を称賛することだった」
「彼はピッチ内外で紳士だった。いつも適切な言葉を口にし、乱暴な物言いになったことは一度だってない。いつも模範的で、お手本となる振る舞いを見せていた」
「ここにブスケツのような選手がいるなんて、本当に恵まれているよ。MLSにはインテル・マイアミよりも長い歴史を持つクラブが存在するが、彼らはブスケツのような選手を擁することができなかった。インテル・マイアミはこの数年間、そんな喜びを享受することができたんだ」
「本人が言っているように、もう少しだけそのプレーを楽しんでもらい、最高の形でキャリアを終えてほしい。そう願っているよ」


