FIFAの要職に就くアーセン・ヴェンゲル氏は、2026年のワールドカップではピッチの問題が改善されると断言した。『ESPN』が伝えた。
FIFAのグローバル・フットボール・デベロップメント・チーフであるヴェンゲル氏は、現在アメリカで開催中のクラブワールドカップにおいて試合を開催するピッチの品質が十分でなかったことを認めた。ただ、その一方で来年に行われるアメリカ、カナダ、メキシコの共同開催となるワールドカップではその問題が改善されると断言している。
今回の大会では、気候的にとても乾燥しやすく、クーリングブレイクやハーフタイムに水を撒かざるを得ないピッチは、主にヨーロッパチームの監督や選手たちから広く批判されてきた。パリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督は「ボールがウサギのように跳ねる」と発言し、この問題について提起した。
「例えば今日、このフィールドはかつて人工芝だったが、現在はその上に天然芝が敷かれている状態だ。つまり手動で水やりをしなければならない。これは我々のプレースタイルにとって大きな問題となる。FIFAは本当にこれを真剣に受け止める必要がある。スタジアムのフィールドだけでなく、練習場も含めてだ。これを世界最高のクラブトーナメントと呼ぶなら、世界クラスの施設を持つべきだ。穴だらけのコートでNBAの試合が行われることなど想像できない」
これについてヴェンゲル氏は土曜日、「私は個人的にオーランドのピッチに立った」と語りつつ、今後の改善に努めることを断言した。
「完璧ではない。ヨーロッパのクラブが慣れ親しんでいるレベルには達していないと言えるだろう。だが、来年のワールドカップでは改善される」


