サリバのレアル・マドリー移籍はどうなる？ アーセナル＆レアルでプレーの元ブラジル代表MFが言及「まずは王者になって…」

元セレソンの攻撃的ミッドフィールダーであるバチスタは、アーセナルとレアル・マドリーの両チームでプレーした経験を持つ選手だ。彼はサンティアゴ・ベルナベウへの移籍が噂されているフランス人センターバックのサリバについて自身の見解を述べた。

バチスタはサリバが世界最高のディフェンダーの一人であると強調。一方で、レアル・マドリーからのオファーに値する選手であることを証明するためには、一貫したパフォーマンスを発揮し、アーセナルに主要タイトルをもたらせる選手であることを示す必要性があると主張した。

彼は『footitalia.com』のインタビューで、サリバが将来的にマドリーのユニフォームを着る可能性について尋ねられると、以下のように話した。

「現在、選手を取り巻く環境は大きく変わった。レアル・マドリーのようなビッグクラブに加入する前に、より多くのことを示す必要がある。5試合や10試合で自分の能力を示すだけでは不十分だ。レアル・マドリーのようなクラブから尊敬と関心を得るためには、シーズンごとに世界最高の選手の一人として活躍し続ける必要がある」

「サリバについては、彼が世界最高のセンターバックの一人であることに疑いの余地はない。彼はアーセナルの成長に大きく貢献し、ガブリエルと強力なコンビを築いてきた。ただ、アーセナルでトロフィーを掲げる姿を見たい。サリバが驚異的な質を継続して示せば、将来レアル・マドリーが彼を獲得する可能性はあるかもしれない。それでも、今はアーセナルでトロフィーを獲得し、チャンピオンになることに集中すべきだろうね」

レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、サリバを次期ディフェンス陣の「ギャラクティコ」に加えたい意向だと報道されている。レアル・マドリーは近い将来のチーム再編が不可欠となっている。クラブのセンターバック3人のうち、アントニオ・リュディガーとダヴィド・アラバは30歳を過ぎたベテランで、26歳のエデル・ミリトンは立て続けに十字靭帯を損傷するなどフィジカルの懸念がでている。報道によると、レアル・マドリーは今夏にサリバ獲得のオファーを出す予定はないとのことだが、来年オファーを出すか、サリバの現行契約が満了する2027年まで待ってフリーで獲得する可能性が高いとみられている。

サリバを擁するアーセナルは水曜日の夜、ベルナベウでマドリーを2-1で撃破。サリバ自身もチャンピオンズリーグの準決勝進出を決めたチームの中で素晴らしい活躍を披露した。アーセナルは合計スコア5-1で準決勝に進出。今後、アーセナルは4月20日（日）にイプスウィッチ・タウンとアウェーで対戦する。