ハンス・フリック監督率いるドイツは、27日のスペインに1-0で時間が進み、ワールドカップへの望みは絶望的となっていた。しかし、ヴェルダー・ブレーメンの29歳FW、ニクラス・フュルクルーグがベンチから登場し、思わぬヒーローとなったのだ。
トーマス・ミュラーに代わって出場したこの選手は、残り20分というところで、ドイツを同点に導き、カタールでのベスト16進出を目指すチームに新しい息吹を吹き込むゴールを決めたのである。
これでドイツは1-1とし、コスタリカとのグループリーグ最終戦に向け、フリック監督は重要な勝ち点1を手にした。
このゴールは、1年前までA代表で1分もプレーしていなかったフュルクルーグにとって、目覚ましい成長を遂げるきっかけとなった。
彼はどのようにしてカタール・ワールドカップへの切符を手にしたのか?『GOAL』が紹介していく。



