直近2シーズンのプレミアリーグを4位、6位で終えるなど、ウナイ・エメリ体制で上位を争うようになったアストン・ヴィラ。しかし、2025-26シーズンは大苦戦。開幕から5試合勝利がなく(3分け2敗)、10人のサンダーランドに勝ちきれなかった一戦を終えて降格圏にまで沈んでいた。
しかしあれから3カ月、今ではヴィラは優勝候補の一角へと変貌を遂げている。あのサンダーランド戦後、11試合でなんと10勝。アーセナルも撃破するなど、第16節終了時点で首位と3ポイント差の3位につけている。
そんなチームの躍進の立役者となっているのは、間違いなくモーガン・ロジャーズだ。特に直近のウェストハム戦、リードを許している状況から奪った2ゴールは圧巻だった。2点目の稲妻のような一撃は、シーズンベストゴール候補に間違いなく入るゴールである。もちろん彼の活躍はこの試合に限らず、今季リーグ戦16試合で8ゴールに直接関与しており、ヴィラの主役の座に君臨している。
この活躍はもちろん、イングランド代表指揮官にも大きな影響を与えている。トーマス・トゥヘルは来年のワールドカップへ向け、ジュード・ベリンガムやフィル・フォーデン、コール・パーマーといったライバルを抑え、ロジャーズに10番を与えるべきかもしれない。








