トッテナム、ポステコグルー後任の最有力候補はブレントフォード指揮官？ 懸念は契約解除金か

トッテナムは6日、ヨーロッパリーグ優勝を飾り、17年続いた無冠に終止符を打ったアンジェ・ポステコグルー監督を解任。早急に後任探しに移る中、会長のダニエル・レヴィ氏とトッテナムの取締役会は、復活に向けて、ブレントフォードのトーマス・フランク監督に注目。現在、1000万ポンド（約19億4000万円）のリリース条項を発動するかどうかを検討している。

2020-21シーズンのプレーオフを通じてプレミアリーグに昇格をして以降、フランク監督はブレントフォードの競争力を一貫して保ち、昨シーズンはプレミアリーグを10位で終えた。スパーズはすでに仲介者を通じて非公式な話し合いを開始しているという。フランク監督をスパーズに招へいするためには、多大なコストがかかるようだ。

おそらく、ポステコグルー監督にとって厳しい評価が下されたのは、トッテナムがプレミアリーグで38ポイントしか積み上げられず、最終順位を17位で終えたことである。これはクラブのプレミアリーグおける最悪のパフォーマンスであり、1914–15年以来の最低の成績だった。したがって、ヨーロッパリーグ(EL)では成功をもたらしたにもかかわらず、解任されたとみられる。

現在、トッテナムではフランク監督が最有力候補としてみているものの、同指揮官だけが候補という訳ではない。フラムのマルコ・シウヴァもスパーズの経営陣に好印象を与えており、現時点では第2候補と見なされている模様。ボーンマスのアンドニ・イラオラ監督とクリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナー監督にも関心を抱いているものの、両者ともに財政上で課題があるため、招へいは難しいとみているという。