リヴァプール時代のジェラードに似ている？キャラガーがパーマーの未来について意見を展開

コール・パーマーはチェルシーの攻撃において重要な役割を果たし、78試合で39ゴール21アシストという印象的な成績を残している。パーマーの影響力は2024年EURO決勝でさらに際立った。彼は途中出場して素晴らしい同点ゴールを決めたが、イングランドは最終的にスペインに1-2で敗れた。

しかし、彼の急速な台頭はサッカー専門家たちの間で議論を巻き起こし、パーマーはすでにチェルシーの枠を超えており、より野心的なクラブへの移籍を検討すべきだという意見が出ている。

リヴァプールOBのキャラガー氏は、『The Overlap Fan Debate』のインタビューでパーマーのチェルシーでの状況とスティーヴン・ジェラード氏のリヴァプール初期の頃を比較して次のように述べた。

「私は1ヶ月前にブライトン対チェルシーの解説をした。コール・パーマーの大ファンだが、彼は試合序盤に2回のパスを出し、試合が進むにつれてチームメイトに対するフラストレーションが見えてきた。それはリヴァプール時代のスティービーを思い出させたよ。彼は周りの選手より遥かに優れていたため、フラストレーションを感じていた。スティービーは地元の選手だったから決して去ることはなかったけど、コール・パーマーはそうではないよね」

パーマーは2033年までチェルシーと契約を結んでおり、これによりキャラガー氏はチェルシーの長期契約戦略に疑問を呈した。理由は、その契約が彼の選択肢を潜在的に制限する可能性があるためだ。

「8年契約が良いのかどうか。クラブと選手にとって良いのかどうかという問題に戻る。コール・パーマーのようにまだ6年か7年契約が残っていて、チャンピオンズリーグ優勝を目指すチームでプレーすべき選手が、どうやって抜け出せるのだろうか？」

チェルシーは過去20年間でイングランドサッカーにおいて最も成功したクラブの一つだが、トッド・ボーリー氏とクリアレイク・キャピタル氏のオーナーシップの下では、かつての支配力を取り戻すのに苦戦している。現在クラブはチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指して戦っているが、その不安定さは最高レベルで競争する能力に懸念を生じさせている。

マンチェスター・ユナイテッドOBのポール・スコールズ氏もキャラガーの意見に同調し、パーマーはいつも「ピッチ上で最高の選手」であり、別の場所で新たな挑戦が必要だと主張した。

「しばらく前からコール・パーマーにとって、チェルシーでプレーするのは簡単すぎるという印象を持っていた。彼は毎週プレーして最高の選手になることを知っている。彼にはもっと挑戦が必要だと思うが、チェルシーが何かを勝ち取ることに必死だという印象は受けない」

パーマーはチェルシーの最近のアーセナル戦で欠場。フィットネスへの懸念からチームを外れていた。この怪我により、彼はイングランド代表の2026年ワールドカップ予選からも離脱し、ノッティンガム・フォレストのモーガン・ギブス＝ホワイトが代わりに招集された。