Republic of Ireland v Portugal - FIFA World Cup 2026 QualifierGetty Images Sport

退場時のC・ロナウドは何と言った? 「愚かだ」やり取りをアイルランド指揮官が明かす

  • ポルトガルはダブリンへ向かう際、勝利すれば来夏にアメリカ・カナダ・メキシコで開催される本大会への自動出場権が確定することを認識していた。しかしこの決定は、日曜日にアルメニアと戦うグループステージ最終戦に持ち越されることとなった。クリスティアーノ・ロナウドはこの試合を出場停止処分により欠場することになる。

    アイルランドのDFダラ・オシェーに対して肘打ちを仕掛けた行為に対する処分は下された。このインシデントはVARによる検証の対象となり、ロナウドは61分に退場を命じられた。ハルグリムソン監督は試合前の会見で、10月にリスボンで行われた試合(ホームチームが劇的な1-0勝利を収めた)において、CR7が審判に影響を与えたように感じたと述べていた。

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  • Cristiano Ronaldo red card Ireland Portugal 2025Getty

    彼はこう語っていた。

    「プレーに関与するかどうかはもちろん、審判の判断次第だ。しかしポルトガルでの件では、彼は審判を操っていただけでなく、スタジアム全体を掌握していた。そのため全てのファンが彼の行動を支持した。審判はただそれに合わせていたようなものだ。アビバ・スタジアムでの今回は逆の展開になることを願う。当然ながら、選手が審判の役割を果たすべきではない。審判は審判員が行うべきだ」

    ロナウドはこの発言に対し、最善の振る舞いを誓うことで反応し、記者団にこう語っていた。

    「ここのファンは本当に好きだ。代表チームへの応援は素晴らしい。再びここでプレーできるのは喜びだ。もちろん厳しい試合になるだろう。あまりブーイングされないことを願うよ。誓って言うが、良い子でいるよう努力する!」

  • 5度のバロンドール受賞者はその約束を果たせなかった。前半終了までにポルトガルが2失点を喫する中、彼は苛立ちを露わにした。そして60分を過ぎた直後に退場処分を受けた。

    ハルグリムソン監督はその場面について『RTEスポーツ』にこう語った。

    「彼は少し集中力を失った。おそらく観客の反応も影響したのだろう。苛立ちから、自制すべき行動を取ってしまった。退場する際、彼は私にこう言った。『(試合前の私の発言は)賢明な判断だった』と。そして審判や誰かを責めたが、結局は自らが愚かな判断を犯した」

    さらに監督は、ロナウドがピッチを去る際にタッチラインで交わした会話についてこう続けた。

    「彼は『審判にプレッシャーをかけたな』と私を称賛したよ。しかしピッチ上での彼の行動が退場を招いたのだ。私とは無関係だ——私の言葉が彼の頭の中に響いたのなら別だがね」

    試合後にロナウドと話をしたかとの問いに、アイルランド代表監督はこう付け加えた。

    「いや、彼がピッチを去った時に十分話したと思う。話すことは何もなかった。これは単に彼の一瞬の愚かな行動だったと言えるだろう」

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  • RONALDO PARROTTGETTY/GOAL

    トロイ・パロットの2得点でアイルランドはホームで注目すべき勝利を収め、自国の予選突破の望みはハンガリーとの最終決戦にかかっている。ハルグリムソン監督はこの必須の試合についてこう語った。

    「これが我々の望んだ結果だ。運命は我々の手にあり、このようなパフォーマンスがあればチャンスはある。 集中力を保ち、回復を図らねばならない。選手たちは疲労を抱えており、スタッフは全員を万全な状態に整えるため全力で取り組む必要がある。今やこの試合が極めて重要だからだ。前回予選期間の2試合目で勝利し、選手をローテーションしたが、今日もそれが功を奏した。90分間プレーした選手は疲労しているだろうが、全員の準備が整うことを願っている」

    ポルトガルは2026年大会本戦出場に王手をかけている。ロナウドは、41歳で6度目のFIFA最高峰大会出場を果たすこの大会が自身の最後のワールドカップとなることを認めているが、キャリア通算1000ゴール達成を目指す限り、引退への準備はまだ整っていない。

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