セットプレーの王者アーセナルは輝かしい評価にもかかわらず、プレミアリーグで最悪のセットプレー守備に

土曜日のボーンマス戦での2-1の敗北は、ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルに関する興味深い統計を浮き彫りにした。ディーン・ハイセンとエヴァニウソンが得点し、チェリーズがガナーズから3ポイントを奪取。両得点はセットプレーから生まれた。アーセナルは今シーズンのプレミアリーグで、セットプレーから失ったゴールの割合が38.7%に達し、2024-25シーズンのイングランドトップリーグのクラブの中で最も高い割合となっている。

アルテタ監督率いるアーセナルは、今シーズン前半にセットプレーの達人と呼ばれていた。特に決定的なチャンスを創出する能力が際立っていたからだ。セットプレーコーチのニコラス・ホバーは、攻撃力の向上で高い評価を受けていたが、最近ではコーナーキックやセットプレーからの失点が増加し、批判の的となっている。アーセナルが守備を強化するためには、トレーニングでのさらなる改善が不可欠だろう。

アルテタはボーンマス戦敗北後の状況について語った。

「得点するだけではない。得点したものと失点したものの差が重要で、私たちは特に最近、多くの失点を許しており、それが多くのポイントを失う原因となっている。これは明白で、全員の責任だ。しかし、今日の相手チームについても言及した。彼らは本当にうまくやった。もし誰かがゴールの中央にボールを投げ込み、他の誰よりも背の高い選手がそれをネットに叩き込むことができれば、私たちはより良いプレーをしたいが、それは難しいものだ」

アーセナルは、チャンピオンズリーグ準決勝の第2戦をフランスで迎える。エミレーツ・スタジアムでの第1戦で1-0で敗れたアーセナルは、PSGとの対戦に臨む。アーセナルは逆転勝利を目指す厳しい戦いを強いられる。一方、PSGはルイス・エンリケ監督が土曜日のストラスブール戦では先発メンバーを10人変更したため、十分な休息を取った状態で試合に臨む見込みだ。