2025-26シーズンのイタリア・セリエAが日本時間8月24日(日)いよいよ開幕。昨季2季ぶりのスクデット奪還に成功したナポリを筆頭に、インテルやユヴェントス、ローマ、さらには復活を見据えるミランなど強豪による優勝争い、さらに今季からセリエAに挑戦するケヴィン・デ・ブライネやルカ・モドリッチといったワールドクラスの新戦力にも注目だ。また、日本代表守護神の鈴木彩艶が昨季に続いて今季も日本人選手として唯一参戦する。
本記事では、今シーズンのセリエAに所属する20クラブを紹介する。
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今すぐ登録2025-26シーズンのイタリア・セリエAが日本時間8月24日(日)いよいよ開幕。昨季2季ぶりのスクデット奪還に成功したナポリを筆頭に、インテルやユヴェントス、ローマ、さらには復活を見据えるミランなど強豪による優勝争い、さらに今季からセリエAに挑戦するケヴィン・デ・ブライネやルカ・モドリッチといったワールドクラスの新戦力にも注目だ。また、日本代表守護神の鈴木彩艶が昨季に続いて今季も日本人選手として唯一参戦する。
本記事では、今シーズンのセリエAに所属する20クラブを紹介する。
Getty Images昨季8位(18勝90分11敗61得点43失点)
昨季低迷したミランは、シーズン途中に指揮官交代を敢行するも、大きな効果なく、8位でシーズンを終えた。スーパーカップこそ制したものの、低迷だった1年を受けて今夏にはコンセイソンを解任してアッレグリを再び指揮官に迎え入れた。ラインデルスら主力の流出はあったものの、今夏の目玉モドリッチの獲得は確実にチームのプラスになるはずだ。プレシーズンではリヴァプールに快勝するも、チェルシーに完敗したりと波のあったチームが新指揮官の下で改善し、今季こそ優勝争いに食い込みたい。
Getty Images昨季3位(22勝8分8敗78得点37失点)
近年大躍進を見せるアタランタは、昨季の優勝争いに加わるも、失速。それでも3位フィニッシュを決めた。しかし今夏、その成長を支えてきたガスペリーニが退任。さらに、得点王レテギの移籍、エースのルックマンの不透明な去就と、昨季リーグ2位の攻撃陣の弱体化は否めない。新指揮官にはユリッチが就任したが、近年成功には程遠く、昨季もローマ、サウサンプトンで職を失った。今季は難しいシーズンになることが予想され、新指揮官の下で機能不全を起こせば、予想外の低迷に陥る可能性もある。
Getty Images昨季9位(16勝14分8敗57得点47失点)
2季前に大躍進したボローニャは、昨季リーグ戦9位だったが、コッパ・イタリアを制して半世紀ぶりのトロフィーを獲得した。モッタの後任に就いたイタリアーノの下で展開される攻撃的なフットボールに磨きがかかることが期待される。しかし、今夏にはエンドイェら主力の流出があった。新戦力が早々にチームに溶け込み、セリエAの舞台だけでなく、昨季力の差が歴然だった欧州の舞台でもリベンジできるか注目だ。
Getty Images昨季15位(9勝9分20敗40得点56失点)
カリアリは、昇格2年目となった昨季、再び残留争いに巻き込まれながらも、最終的に2季前を上回る15位でフィニッシュ。3季連続の残留を目指す今季、新指揮官としてピサカーネが昇格。今夏にはゾルテアが退団したが、昨季二桁得点のピッコリを買い取ったりとスカッドは維持。これがデビューシーズンとなる新指揮官の下、セリエA定着に向けてまずは残留を目指したい。
Getty Images昨季10位(13勝10分15敗49得点52失点)
中盤の名手セスクの下で昇格1年目の昨季に躍進したコモ。終盤には6連勝もあったりと、トップハーフフィニッシュを飾った。今夏には昨季ベティスでブレイクしたロドリゲス、さらにセルティックのキューンら即戦力を次々と補強し、さらなる上位進出を虎視眈々と狙う。名将としての素質を見せる指揮官セスクの下で展開するポゼッションサッカーがさらに成熟し、上位10クラブ最多失点の守備陣のテコ入れに成功すれば、さらなる快進撃も不可能ではない。
Getty Images昨季2部4位(16勝13分9敗62得点44失点)
昨季の2部セリエBの昇格プレーオフを制して3季ぶりにセリエAの舞台に帰ってきたクレモネーゼ。今夏には昇格に導いたストロッパが退任してカリアリから二コラを招聘した。移籍市場ではセリエA残留のために10人以上の新戦力を迎え入れる積極的な補強を敢行している。前回の昇格時には成し遂げられなかった残留に向けて、早々から新指揮官の戦術が浸透し、新戦力がチームに融合できるかがカギを握りそうだ。
Getty Images昨季6位(19勝8分11敗60得点41失点)
古豪フィオレンティーナは昨季、9年ぶりのトップ6フィニッシュを飾り、カンファレンスリーグでは3季連続準決勝進出を果たした。しかし今夏、その躍進に導いたパッラディーノが退任し、元ミランのピオリが就任。主力の流出はなく、ジェコやゴセンスら経験豊富な選手をチームに加え、戦力面でも充実した。再びカンファレンスリーグに挑戦する今季、悲願のタイトル獲得、さらにはセリエAで上位勢にどこまで迫れるか。
Getty Images昨季13位(10勝13分15敗37得点49失点)
昇格2年目の昨季、ジェノアは一昨季前の11位にこそ及ばなかったが、終盤まで安定した戦いを見せて13位でシーズンを終えた。昨季途中就任した元フランス代表MFヴィエラの下で2季目を迎える今季、守備陣の流出があった一方で、昨季低調だった攻撃陣にはインテルのカルボーニらを迎えた。難しいシーズンになることも予想される中、コーチングキャリアでここまで目立った実績のない指揮官ヴィエラにとっても今季は正念場になりそうだ。
Getty Images昨季2位(24勝9分5敗79得点35失点)
セリエA連覇を目指した昨季のインテルは、最終節までもつれた優勝争いに敗れて2位で終わった。さらに、チャンピオンズリーグ決勝でパリ・サンジェルマンに0-5の完敗、コッパ・イタリア準決勝敗退と終盤にかけて後味の悪いシーズンとなった。リベンジを誓う今季、近年の成功を支えたインザーギが退任し、OBキヴが就任。しかし、クラブワールドカップで不本意な結果に終わり、今季開幕への不安が付きまとう。それでも今夏、目立った補強や流出はなく、成熟したチームとして戦えることは強みと言えそうだ。
Getty Images昨季4位(18勝16分4敗58得点35失点)
近年優勝争いに加われないユヴェントスは昨季、ナポリとともに最少黒星を記録したが、引き分けが立て込んで辛うじてのトップ4フィニッシュ。大きな期待を背負ったモッタは途中解任され、トゥドールとともに今季を迎える。しかし今夏、デイヴィッドら2選手を獲得したのみと補強が進まず。戦力面ではリーグ屈指であるものの、昨季のような戦いに終始すれば、チャンピオンズリーグ早期敗退に加え、優勝争いはおろか、トップ4を逃す可能性も拭い切れない。
Getty Images昨季7位(18勝11分9敗61得点49失点)
ラツィオは昨季、一時トップ4争いに顔を出したが、後半戦に勝ちきれない試合が続き、最終的に7位フィニッシュ。9季ぶりに欧州カップ戦出場権を逃した。今夏、指揮官バローニが退任し、サッリが1年半ぶりに復帰した。巻き返しに向けた今季を前に、昨季から在籍する選手を買い取った以外に目立った動きはなく、戦力面での不安は残る。2季ぶりに帰ってきた“サッリボール”とともに、2位フィニッシュを飾った3季前の再現を目指す。
Getty Images昨季17位(8勝10分20敗27得点58失点)
昨季のレッチェは良い面がほとんどなく、20敗を喫しながらも、最後2試合で連勝して3季連続の残留を勝ち取った。新シーズンを前に残留に導いたジャンパオロが退任し、ディ・フランチェスコが新たに指揮官に就任した。今夏には大不振に陥った攻撃陣で孤軍奮闘したクルストヴィッチが移籍した一方で、ミランの新生カマルダを獲得。リーグワーストの攻撃陣を新指揮官がどのように立て直すか。4季連続の残留を目指すシーズンになりそうだ。
Getty Images昨季1位(24勝10分4敗59得点27失点)
3季前に33年ぶりのセリエA優勝を飾ったナポリは昨季、新任コンテの下で躍動し、王者インテルとのデッドヒートを制して2季ぶりの優勝を飾った。コンテの続投が決まり、デ・ブライネやブーケマを獲得したりと今夏に納得の結果を得た。セリエA連覇、さらには2季ぶりのチャンピオンズリーグの舞台に向けて戦力は整った。昨季リーグ最少失点を記録した守備陣をベースに、デ・ブライネを加えた攻撃陣が昨季以上の成果を残せるか。3季前の優勝翌年に大崩れした失敗を繰り返すわけにはいかない。
Getty Images昨季16位(7勝15分16敗44得点58失点)
昇格1年目となった昨季、指揮官交代に踏み切りながらも踏ん張って残留を決めたパルマ。しかし今夏、ボニーとレオニの若手2選手を放出し、残留に導いた指揮官キヴもインテルに引き抜かれた。再び難しいシーズンになることが予想される中、アーセナルでアシスタントを務めた30歳の青年指揮官クエスタがどのようにチームを作り上げるか。初陣のペスカーラ戦では白星発進をしており、開幕節ユヴェントス戦で結果を手にできれば、今後への弾みになるはずだ。
昨季セリエA1年目で評価を高め、今夏の去就に注目も残留が濃厚な日本代表GK鈴木彩艶が再びクラブを残留に導けるかにも注目だ。
Getty Images昨季2部2位(23勝7分8敗64得点36失点)
元イタリア代表FWインザーギの下で昨季2部で2位となり、実に34年ぶりのセリエA昇格を決めたピサ。今夏、インザーギは退任し、ジラルディーノが新たに指揮官に就任した。移籍市場では主に中盤から前線にかけて補強に成功しており、セリエAでの戦いへの準備を進める。2季前に昇格1年目のジェノアを残留に導いた新指揮官の下、昨季リーグ2位の守備陣を軸に1部のチーム相手に互角に渡り合えるか。
Getty Images昨季5位(20勝9分9敗56得点35失点)
昨季苦しんだローマだが、シーズン3人目の指揮官ラニエリの下で復活。年明けのリーグ戦でわずかに1敗のみと快進撃を見せて5位でシーズンを終えた。ラニエリが退任してアタランタからガスペリーニを引き抜き。新指揮官の下でベイリーやファーガソンら即戦力を次々と補強してチームの強化を図った。新指揮官のアタランタで見せた攻撃的なスタイルがタレント揃うチームに素早くフィットすれば今季の快進撃への期待が膨らむ。
Getty Images昨季2部1位(25勝7分6敗78得点38失点)
2季前に11年間過ごしたセリエAから降格したサッスオーロだが、昨季に2部セリエBを早々に制して1年での1部復帰を果たした。今夏の主力流出は限定的で、主に守備陣の補強を進めてきた。元イタリア代表DFグロッソの下で見せる攻撃的なフットボールで昨季2部最多得点を記録したチームは、初戦から王者ナポリと対戦する。自慢の攻撃陣が昨季リーグ1位の守備陣に通用すれば、残留、さらには中位を目指せそうだ。
Getty Images昨季11位(10勝14分14敗39得点45失点)
トリノは昨季序盤に大躍進して台風の目になるかと思われたが、中盤以降に失速して最終的にボトムハーフの11位でシーズンを終えた。特に終盤10試合では得点不足に嘆いた。今夏にはリッチや守護神ミリンコヴィッチ=サヴィッチが移籍しており、この影響は大きそうだ。また、今夏にはヴァノーニが退任してラツィオからバローニが就任。チーム内にさまざまな変化があり、難しい船出になることも予想されるが、2季ぶりのトップハーフフィニッシュを目指したいところだ。
Getty Images昨季12位(12勝8分18敗41得点56失点)
昨季のウディネーゼは序盤こそ安定した戦いを見せたが、中盤以降失速して13位のボトムハーフフィニッシュとなった。ルニャイッチ2季目を迎えるチームは今夏、主力の流出が続いた一方で、複数の新戦力を獲得したが、穴埋めをできたかは不透明なまま。近年ボトムハーフ、残留争いの続くチームは、10戦8敗を喫した昨季終盤のような低迷を序盤から続けることになれば、今季も難しいシーズンになることが予想される。
Getty Images昨季14位(10勝7分21敗34得点66失点)
ナポリ相手に白星発進と最高のスタートを切ったヴェローナだが、その後は低迷し、残留争いに巻き込まれながらも14位で終えた。攻守ともに大幅な改善が必要なチームは今夏、守備陣の放出が続くも、10選手以上を補強してチーム強化を進めてきた。ザネッティ体制2年目となる今季、昨季リーグワースト2位の守備陣、低調だった攻撃陣のテコ入れに成功できたか注目だ。リーグワースト2位の21敗をいかに減らせるかで4季ぶりのトップハーフも見えてくるはずだ。
DAZN2025-26シーズンのセリエAは、ネット『DAZN』が全試合の独占ライブ配信を行う。
その他のプラットフォームでの生中継は予定されていない。
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