数週間前まで売却候補だったことをディレクターが認める中、ニャブリにバイエルンから新契約が提示される見込み

バイエルンがチェルシーに3-1で勝利した試合でのニャブリの活躍は、今季の彼の復調ぶりを改めて印象づけた。負傷と役割への不安に悩まされたシーズンを経て、このドイツ代表選手はジャマル・ムシアラの不在を埋める形で存在感を増し、直近6試合で2得点3アシストを記録している。

「いつもあっという間に決まるものだ。数週間前までセルジュ・ニャブリは売却候補だったが、今や契約延長が決まった」とバイエルンのスポーツディレクター、フロイントは語った。

さらにこう付け加えた。「重要なのは彼が完全に回復し、高いクオリティを持っていることだ。我々は彼の価値を熟知している。彼は傑出した選手であり、現在も結果を出せる。その他の問題は後回しだ」

元アーセナル選手の契約は2026年までだが、バイエルンは現在、彼の復活した地位を反映した新たな契約条件を提示する方向で傾いている。現在の好調ぶり、そして複数の攻撃的ポジションで適応できる能力が相まって、彼は控え選手からコンパニ監督にとって最も信頼できる選手の一人へと変貌を遂げた。30歳となった今も、安定性とフィットネスが鍵となるが、彼のパフォーマンスは依然として十分な力を秘めていることを示している。

バイエルンは次にブンデスリーガでホッフェンハイムと対戦するが、このドイツ代表選手は再び決定的な役割が期待される。コンパニの信頼、ヨズア・キミッヒの支援、そしてクラブが新たな契約を公に検討している状況から、勢いは完全に彼に味方している。今後数週間このレベルを維持できれば、アリアンツ・アレーナでの将来を確固たるものとし、長期的な役割に対する残る疑問を払拭できるだろう。