Getty Images SportChris Burton
マンチェスター・ユナイテッドMFコビー・メイヌーの移籍報道にアモリム監督は…?「本当に喜ぶだろう」
MFコビー・メイヌーは今シーズン、プレミアリーグの試合で先発出場していない。
2025-26シーズンで唯一先発出場したのは、グリムズビー・タウンに屈辱的な敗北を喫したカラバオカップの一戦のみだ。トップリーグでの10試合の出場はすべて途中出場である。
オールド・トラフォードではポジション争いが熾烈を極め、クラブ主将MFブルーノ・フェルナンデスやベテランのブラジル人MFカゼミーロといった経験豊富なスター選手が中盤の座を占めている。この状況がメイヌーに自身の進路を熟考させる要因となっている。
Getty Images Sportレッドデビルズのアカデミー出身選手が新年に移籍を迫る可能性が示唆されている。
月曜日のボーンマス戦を前に記者団からそうした話し合いがあったか問われたルベン・アモリム監督はこう語った。
「コビーが私のもとに来て話しかけてくれれば、私は彼と話すつもりだ。コビーに何を言うかは明言しないが、彼がその件について私と話に来てくれたら本当にうれしい」
「 選手たちが幸せでいてほしい。一人ひとりに目標があることは理解している」
「(選手の)不満は誰の助けにもならない。しかし繰り返しになるが、いまは(ボーンマス戦に)集中している。その件については、特に昨年、彼や他の選手とも話し合ったが、この件に関して彼と直接話したことはない。私は(話し合うことに)完全にオープンだ」
ユナイテッドのレジェンド、ポール・スコールズ氏は最近、ポルトガル人指揮官アモリムについて「クラブを理解していない」と発言した。
このようなコメントが自身の仕事を難しくしているかとの問いに、指揮官として58試合中わずか23勝しか挙げていないアモリム監督はこう答えた。
「いいえ、問題は勝てないことだ。 勝っていれば、馬に乗って試合会場に行き、到着したらディフェンダーを2人だけ起用しても問題ないように、何をしてもいいんだ。問題は、監督として十分な成果を出せていないという事実だ。それが唯一の問題だ」
「マンチェスター・ユナイテッドの監督として、我々は期待に応えられていない。特に今シーズンはもっと勝ち点を稼いでいるべきだった。当然ながらその責任は私が負う。批判的なOBたちはすべての情報を知らないだろうし、彼らが在籍した時代の基準でユナイテッドを見ている。常に勝利を収めていた時代だ。だからこそ、クラブがこのような状況にあるのを見るのは彼らにとってつらいのだろう」
スコールズ氏はまた、メイヌーが戦力外扱いされている理由を疑問視した。
ニッキー・バット氏、リオ・ファーディナンド氏、ポール・インス氏ら元ユナイテッドのスターたちも同様の立場を取っている。これについてアモリム監督は付け加えた。
「君たちには強く信じている選手がいるのは承知している。私も強く信じている選手はいるが、時には選択を迫られることもある」
「我々は2人のミッドフィルダーで戦う。将来は変わるかもしれないが、コビー・メイヌーはブルーノ・フェルナンデスと同じポジションでプレーしている。ブルーノ・フェルナンデスをチームから外すのは時に非常に難しく、それが唯一の理由だ」
Getty2023年1月にトップチームデビューを果たしたメイヌーを評価しているか問われると、アモリム監督はこう答えた。
「もちろん。他の選手と同じようにね。カゼミーロが(評価が変わった)最大の例だ。彼はトビー(コリアー、現在はウェストブロムにレンタル移籍)の後ろにいたが、今やスター選手だ」
アモリム監督は、メイヌーがユナイテッドの守備的MF(6番ポジション)を務められるかについてこう付け加えた。
「できる。確かエヴァ―トン戦だったと思う。カゼミーロを下げ、コビーを投入した。戦術を変えようとしたからだ。彼はそのポジションでプレーできる。だが時に難しいこともある。 コビー・メイヌーの場合、トランジションを遮断する役割に適しているか考える必要がある。もっと時間を費やす必要があるが、将来的にそのポジションでプレーできるだろう」
メイヌーはボーンマス戦で出場機会を得ることを望んでいる。ユナイテッドはプレミアリーグ上位5位以内を目指せるチャンスだ。1月1日に新たな移籍市場が開くまで、アストン・ヴィラ、ニューカッスル、ウルブズとの試合が控えている。
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