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「あらゆることを考えなければならない」マンチェスター・Uアモリム監督がヨロを先発から外した理由を説明
DFレニー・ヨロに代わり、ウェストハム・ユナイテッド戦ではマズラウィが先発メンバーに名を連ねた。
前節クリスタル・パレス戦(2-1勝利)後、ルベン・アモリム監督がチームに施した3つの変更点の一つが、このディフェンダーの起用だ。
FWマテウス・クーニャは2試合の欠場を経て攻撃陣で先発出場。一方、DFマタイス・デ・リフトがメンバー外となったため、DFエイデン・ヘブンが今季初先発を果たした。
Getty Images Sport「監督として、あらゆることを考えなければならない」と アモリム監督はウェストハム戦キックオフ前に『スカイスポーツ』に語った。
「レニーとは、彼を外すことではなく、メッセージについて話した。彼は非常に落胆していたが、これは戦術的な問題だ。明確な選択肢であり、戦術的な選択だ。今日は何があっても勝たなければならない」
ウェストハム戦の前日、アモリム監督はセルハースト・パークで交代させられた後、MFメイソン・マウントに慰められたヨロのベンチでの様子について問われた。
ユナイテッドの指揮官はこう説明した。
「(マウントからのサポートは)本当に重要だ。もちろん彼とも話した。考えすぎるからだ。試合でミスをすると、若さゆえにすべてを完璧にこなそうとしてあまりに苦しむ。成長過程にある若者が、試合や挫折を経験するのは容易ではない」
「ベンチに下がったときのあの態度は人々に示すべきものではなかったと彼は理解しているが、本当に悔しがっていた。良い面としては、彼が気にかけている証拠だ。ベストな試合ではなかったと自覚しつつも、良いプレーもあった。その点も彼に伝えた。彼は体調も良く、次の挑戦に備えている」
Getty Images Sportアモリム監督は前日、負傷で出場が危ぶまれる選手が2名いると述べたが、その名前は明かさなかった。
スタメン発表でその1人がデ・リフトであることが明らかになった。「軽傷だ。次の試合(月曜のウルブズ戦)には復帰できる見込みだ。他の選手たちは全員準備万端だ」と説明した。
「ハリー(マグワイア)とマット(デ・リフト)の二人しかそのポジションをこなせないので、大きな痛手だ。彼は本当に良いプレーを見せていた。だがエイデン(ヘブン)の起用には非常に期待している。彼はそのポジションで調整中だ。 彼はそのポジションでプレーするのに適した資質を持っていると思う。だから、エイデンのプレーを見られるのは全員にとって大きなチャンスだ。しかし、軽傷なので、次の試合にはマットが復帰できるだろう」
昨年1月にアーセナルから加入したヘブンは、8月のグリムズビー戦(カラバオカップ)以来となる先発出場で、アモリムの3バックの中核を担う。
「選手たちに『誰にでもチャンスはある』と示したい。エイデンはそのポジションで調整中だ。別のポジションでも調整している。全ての動きをこなしているのがエイデンだった。 私の決断には一貫性が必要であり、選手たちも私の意図を理解しなければならない。それが重要なポイントだった」
アモリム監督はクーニャの復帰がウェストハム戦でのチーム強化につながることも期待している。
「エヴァ―トン戦では少し苦しんだ。クーニャは単独で問題を解決し、流れを作れる選手だ。ただしアーロン・ワン=ビサカの対応やポジション変更のタイミングにも集中する必要がある。クーニャには完璧なプレーを期待しているが、彼は我々の多くの問題を解決できるタイプの選手だ」
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