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GFX Michael Carrick Roy KeaneGetty/GOAL

キーンがキャリックの正式監督就任を容認「正しい決断とは思わないが、彼が職を掴むことを願っている」

  • ポッドキャスト番組『ジ・オーバーラップ』に出演したキーン氏は、これまで「ユナイテッドはもっと経験豊富な大物を探すべきだ」と主張していた立場から一歩後退し、キャリック暫定監督への支持を表明した。マンチェスター・シティとアーセナルを相手に演じた衝撃的な連勝が、評論家としての彼の心をも動かしたようだ。

    「彼に(正式な監督職を)与えることを望んでいる。この夏、彼が契約を勝ち取ることをね。それが(クラブにとって)正しい決断だとは思わないが、それでも彼の幸運を祈っているよ。ああ、私の基本的な立場は変わっていない。これまでに言った通りだ。だが、彼は実際に結果を出し、その職を自ら手繰り寄せたと思う。もし夏に彼が正式に就任するなら、『いいか、彼に幸運を』と送り出すつもりだ」

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  • Arsenal v Manchester United - Premier LeagueGetty Images Sport

    個人的なエールを送りつつも、キーン氏は「短期的な衝撃」と「長期政権に求められる過酷な要求」を混同してはならないと強く警告した。元キャプテンは、キャリック暫定監督がチームに安定をもたらしたことは認めつつも、マンチェスター・Uを再びプレミアリーグ王者の座へ押し上げるには、全く異なるレベルのスキルセットが必要だと説いている。

    「暫定監督として振る舞うことと、今後2年、3年、5年といった長期にわたってリーグタイトル獲得を目指すユナイテッドの監督であることは、全くの別物だ」

    キーン氏は、客観的に見ればクラブはもっと高い目標を掲げ、さらに優れた後継者を探せるはずだという信念を今も捨てていない。

    「キャリックよりも優れた監督を獲得できるかって?ああ、それは絶対に可能だ。だが、今の彼は良い仕事をしていると思うし、彼にとっては完璧なタイミングでこのチャンスが巡ってきたと言えるね」

  • またキーン氏は、現在のキャリック暫定監督の立ち位置を、エリック・テン・ハーグ解任後に暫定監督として成功を収めたルート・ファン・ニステルローイ氏になぞらえた。ファン・ニステルローイ氏はルベン・アモリム監督の就任に伴い退団し、レスターの監督に就任したが、そこで降格という苦い経験を味わった。

    キーン氏は、今回の結果によって、たとえマンチェスター・Uの正式な職を得られなかったとしても、キャリックの監督としての評判はかつてのルートと同じように大幅に高まるだろうと指摘している。

    「たとえユナイテッドの仕事を得られなくても、この結果があればルートの時のように別のプレミアリーグの職が得られるだろう。彼は選手たちの信頼を取り戻したんだ。すべてが『運命の分かれ道』のような瞬間だった。彼はそのチャンスを実に見事に活用したよ」

  • Arsenal v Manchester United - Premier LeagueGetty Images Sport

    最後にキーン氏は、いつもの辛口な調子を戻し、最近の熱狂に流されるファンに釘を刺した。アーセナルを撃破した際の攻撃的なサッカーを「素晴らしい」と認めつつも、同じ試合で露呈した守備の脆さを即座に指摘した。

    「まだたったの2試合だ。浮かれないようにしよう。ユナイテッドは今シーズンの序盤にもリヴァプールを破っているんだ。これまでも彼らは『どうにかして試合に勝つ方法』だけは見つけてきた。確かに改善はされているが、今後数ヶ月、そして1、2年というスパンで見ていく必要がある。アーセナル戦の攻撃は素晴らしかったが、同時に2失点もしているんだ。期待を抑えるべきだね」

    2戦2勝という最高の滑り出しを見せたキャリック暫定監督。今週日曜日のフラム戦でさらに勝利を重ね、ファンやキーン氏のような懐疑派のレジェンドたちを完全に黙らせることができるか。その手腕が改めて問われようとしている。

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