ルカクがデ・ブライネにナポリ移籍の「欠点」について警告「気持ちの良いものではない」

マンチェスター・シティで10年間にわたって数多くのトロフィーをもたらした輝かしいキャリアの後、ケヴィン・デ・ブライネは33歳でイングランドを離れ、イタリアで新たな章を始めることになる。ベルギー代表のチームメイトであるロメル・ルカクは、デ・ブライネがセリエA王者に加入することを喜んでいるが、ナポリでの生活には独特のプレッシャーと高揚感をもたらすと同時に、激しさも併せ持つ情熱的なファン層が伴うことを同胞に思い起こさせた。

デ・ブライネはマンチェスター・シティの一員としてクラブワールドカップに参加することを辞退したことで、エティハドでの時間が本当に終わったことを示すことになった。ナポリへの移籍は、彼がチャンピオンズリーグで野望を再燃させるだけでなく、キャリアの晩年に入ってもなお屈指のプレーメーカーの一人であることを証明する機会を与えていると言えるだろう。

ルカクは、ベルギー『Het Laatste Nieuws』のインタビューでデ・ブライネのナポリ加入を後押しする役割を果たしたことを明かした。二人は代表招集時の会話を含め、複数回話し合い、デ・ブライネが個人的にルカクのアドバイスを求めた場面もあったようだ。

「彼が我々に加わることを嬉しく思う。彼こそナポリが次のステップを踏むために必要な存在だ。我々は優勝したばかりだが、そのタイトルを守るだけでなく、さらに向上したいと考えている。代表チーム招集時に彼と何度か話し、彼から電話をもらったこともある。ここでの仕組みを説明した。住む場所を探すために必要なことなど、そういったことも教えた。ドリース（メルテンス）と僕は彼を説得するために最善を尽くし、ケヴィンは正しい選択をしたんだ」

また、ルカクは情熱的なファン文化を称賛する一方で、選手に対する期待についても的確な警告を発した。

「ナポリの選手は多くの愛を受ける。ケヴィンがそれを体験できることを嬉しく思う。イタリアでフットボールをプレーすることは比類のないものだ。他では見られない種類の情熱がある。しかし欠点もある。物事がうまくいかない時にファンが練習場に現れるクラブでプレーしたことがある。気持ちの良いものではないが、毎日、すべてを捧げなければならないことを実感させられるよ」

ナポリのデ・ブライネ獲得は意思表明と見なされている。セリエAのタイトルを獲得した後、クラブはアントニオ・コンテ監督の下でヨーロッパでさらに大きなインパクトを与えることを目指しているのだ。もちろん、プレミアリーグの華やかなスポットライトからイタリアサッカーの情熱的な坩堝への転身は、ファンによって注意深く見守られることになるだろう。