モロッコではなくスペインを選んだことが原因？元スペインサッカー連盟幹部がヤマルの父親が受けた脅迫を告白

17歳の新星ラミン・ヤマルは若くして国際的な才能として注目され、2023年9月にスペイン代表（ラ・ロハ）でA代表デビューを果たした。ヤマルはスペインのユース代表を4つのカテゴリーで経験し、バルセロナの郊外で育ったが、父親はモロッコ人、母親は赤道ギニア出身である。

ヤマルの父親は、息子にモロッコ代表を選ぶよう推したと言われている。ラ・マシア出身のヤマルは、モロッコ国籍の住民が多く住むロカフォンダで10代を過ごした。しかし、ヤマルはスペインを選び、EURO2024でのスペインの成功に重要な役割を果たした。

元スペインサッカー連盟幹部のアルベルト・ルケ氏は、『Cadena SER』カデナSERとのインタビューで今回の件について起こっていたこと明らかにした。

「簡単なケースではなかった。モロッコ代表監督はわざわざラミン・ヤマルの家族のもとを訪れ、モロッコ政府も彼を説得しようとした。しかし、私たちが彼と話したとき、彼は『欧州選手権で優勝したい、あらゆる方面から圧力を受けているけれど、スペインのために戦いたい』と言った。彼の父親はもっと複雑だった。彼は私に『モロッコでは自分が殺されるだろう』と言った。彼は私に話さない方がいいこともいくつか話してくれた」

ヤマルは、スペイン代表として今後のネーションズリーグ準々決勝対オランダ戦のウイングで先発する可能性が高い。その前に、彼はバルセロナで重要な試合に臨む。バルセロナはオサスナとのホームゲームを控え、その後、ベンフィカとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦、そして翌週末にはアトレティコ・マドリーとのアウェーゲームが予定されている。