Getty/GOALChris Burton
アモリム監督、トッテナム戦後に全選手の前でウガルテを批判か
マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)は昨季UEFAヨーロッパリーグ決勝でトッテナムに0-1で敗れ、主要タイトル獲得と2025-26シーズンの欧州大会出場権を逃した。
同シーズンのプレミアリーグ最終節を前に、ルベン・アモリム監督は不本意な注目を集めていた。
アモリム監督は全選手を召集して会議を開いた。その席でアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョに対しては、夏の移籍市場で「優秀な代理人」が必要だと通告。結果的にこの21歳のウインガーはチェルシーへ放出されることとなった。
Getty『アスレティック誌』によると、アモリム監督はウガルテにも矛先を向けたという。スポルティングCP時代からの旧知の仲だが、親交があってもアモリムの怒りを買う者は免れない。彼はウガルテのプレーの質を疑問視したと伝えられている。
アモリムはウガルテに対し「居心地が良くなりすぎている」と指摘し、「最初の共闘期と同じ選手とは認められない」と語ったようだ。この発言は「チーム内に波紋を広げた」と伝えられており、集団への100パーセントの献身性が常に求められることが明確に示された。 アモリム監督の指導方針は「厳格だが概ね公平」と見なされている。
ユナイテッドの指揮官は、問題点を個人面談ではなく集団で解決することを好み、この手法が「選手間の会話の種となっている」と報じられている。複数のユナイテッドのスター選手たちが、シーズン終了後のクアラルンプール遠征中に監督の指導方法について議論したとされ、中には「より個別化された指示」を望む声もあったという。
アモリム監督はそうした要求には屈せず、主力メンバーの周辺にいる選手たちには「面談」ではなくトレーニングで実力を証明するよう求めている。彼は「権威を維持する」ため、選手中心の社交行事には一切参加しない方針を貫いている。
2025-26シーズン開幕前には全スタッフ会議が招集され、アモリム監督はプロ意識と献身性における基準向上の必要性を改めて強調した。彼は「外出や練習遅刻といった規律違反の具体例を挙げた」と伝えられている。
選手陣の中には彼の指導方針を必ずしも評価していない者もいるが、裏方スタッフは彼の「率直さと情熱」を高く評価している。アモリムはユナイテッドの社内サミットに定期的に出席している。
Gettyレッドデビルズは現在も進化の途上にあり、前回の移籍期間ではガルナチョ、FWマーカス・ラッシュフォード、FWジェイドン・サンチョ、FWアントニーといった選手たちを放出した一方、「サッカーへの愛」を持つ選手を獲得する努力を重ねた。MFブライアン・エンベウモFWマテウス・クーニャはその条件を満たすと同時に、それぞれブレントフォードとウルブズでのプレー経験からプレミアリーグでの実績もある。
彼らは「チームの雰囲気と練習の質を大幅に高めた」と言われているようだ。アモリム監督はまた、ロッカールームに6人のリーダーグループを任命した。クラブキャプテンのブルーノ・フェルナンデス、ハリー・マグワイア、トム・ヒートン、リサンドロ・マルティネス、ヌサイール・マズラウィ、ディオゴ・ダロトだ。彼らは規律を築き、全員を統率する役割を任されている。
ユナイテッドは直近5試合無敗と好調で、プレミアリーグの順位は7位。代表期間を終えた11月24日にエヴァ―トンと対戦する。
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