レッドブル傘下となったRB大宮アルディージャが9日、大宮駅前にあるソニックシティで2025シーズンの「RB大宮アルディージャ キックオフイベント」を開催した。会場入口にはエナジードリンク「レッドブル」の宣伝カーが横付けされ、会場ではドリンクが飲み放題。DJが音楽を流しレーザー照明が施されるなど、クラブさながらの斬新な雰囲気のなか、ファン・サポーターが集合。新ユニフォーム発表や新加入選手の紹介が行われた。(撮影:Hiroto Taniyama/Report:Michiyo Yoshimura)
(C)Hiroto Taniyama【フォトギャラリー】RB大宮アルディージャ|斬新な「2025シーズン キックオフイベント」開催!
(C)Hiroto Taniyama照明が落とされ、ステージにRBロゴが浮かび上がる
(C)Hiroto TaniyamaYu-riによるフリースタイルパフォーマンス
レッドブル・スポーツの紹介動画が流れた後、イベントがスタート。レッドブル・アスリートであるフリースタイルフットボーラーYu-riが素晴らしい技を披露した。
(C)Hiroto TaniyamaYu-riによるパフォーマンス
(C)Hiroto Taniyama派手な音響とともに幹部が登場
左から原博実代表取締役社長 兼 ヘッドオブスポーツ、フィリップ・ヴンダーリッヒRed Bull Soccer Japan Commercial Director 、山本佳津スポーツダイレクター。
(C)Hiroto Taniyamaヴンダーリッヒ氏「今日がまさに夢の始まり」
「みなさん、明けましておめでとうございます」と日本語で挨拶を始めたレッドブルサッカージャパン・コマーシャルダイレクターのフィリップ・ヴンダーリッヒ氏。RBグループとして、アジアで初となるサッカークラブへの期待も大きい。「レッドブルが持つグローバルネットワークをしっかり届けていきたい。この大宮はそれに値する街であると思います。今日がまさに夢の始まりでもあるということです」と言葉をつなげた。
(C)Hiroto Taniyama原氏「RBグループに入れて本当に良かった」
「僕もワクワクしています」といった原博実代表取締役社長兼ヘッドオブスポーツ。グループ入りとなった後、欧州を訪問したという。
「ザルツブルクとミュンヘンとライプツィヒに行ってきました。今フィリップからあったように、 会う人会う人がスペシャル。スペシャリストばかりでした。あと、施設が想像していたよりどこも素晴らしくて。関わっている人たちの仕事ぶりもスピード感に溢れていました。RBグループに入れて本当に良かったというのが正直な感想です」。
(C)Hiroto Taniyama「J2を戦うための編成」山本スポーツダイレクター
強化を担当する山本佳津スポーツダイレクター。編成については、「昨シーズンのしっかりとしたチームの成長というベースがありました。 その中でJ2で戦うために、今季はまず昨シーズンの中心選手にしっかり向き合って、ほぼ全ての選手がここでプレーする覚悟を決めてくれました」と語る。この点はRBグループも同様の考えがあり、「既存の選手の契約」をまず第一にしたという。加えて補強に関しては、「コンセプトである厳しさ、力強さ、あと競争力、これを持つ集団を継続していくべく、技術、特徴、そして勝負強さを持つ選手をレッドブルのスカウトの皆さんと一緒にリストアップしながら話していく中で今回編成ができ、 1月6日から31人の選手でスタートできました」と今季陣容について述べた。
新ユニフォームコンセプト動画が流れると…
幹部の挨拶に続き、新ユニフォームの動画が流れた。
(C)Hiroto Taniyama動画で新ユニフォームが明らかになる
(C)Hiroto Taniyama新ユニを着用した選手が登場
左から泉柊椰、小島幹敏、杉本健勇、市原吏音、笠原昂史。いずれも大宮のJ3優勝、J2復帰に貢献したメンバーだ。
Hiroto Taniyama杉本健勇と市原吏音
ホーム、アウェイユニを着用。ホームはネイビーとオレンジ。
(C)Hiroto Taniyama杉本健勇(ホーム着用)
「オレンジも入って完璧だと思います」と感想を述べた。
(C)Hiroto Taniyamaホームユニバック(杉本健勇)
背中の上部にもRed Bulls。
(C)Hiroto Taniyama泉柊椰(ホーム着用)
昨季、ヴィッセル神戸から育成型期限付き移籍で大宮に加入し、J3・38試合出場6得点で昇格に貢献。今季から完全移籍。
(C)Hiroto Taniyama小島幹敏(ホーム着用)
「大宮アルディージャとレッドブルの融合が最高にかっこいい」。ジュニアからアルディージャ育ち。育成組織出身のMF小島幹敏(こじま・まさと)。
(C)Hiroto Taniyama市原吏音(アウェー着用)
生え抜きの市原は昨季31試合出場4得点。U-19代表でも活躍。
(C)Hiroto Taniyama笑顔の市原
「着心地はあまり変わらない。ファーストに負けないくらいセカンドもかっこいいのに頑張れそう」
(C)Hiroto TaniyamaGK笠原昂史
「GKが伝統オレンジのをまとえることが新鮮」と、守護神・笠原。
Hiroto Taniyama長澤徹監督「最終的に信じてもらえるチームにしていく」
次のステージは、新加入選手紹介。「選手とも共有していますが、2026-27でシーズン移行があります。その時にJリーグ・ディビジョン1で戦うためのシーズンです 」と長澤監督は明言した。
(C)Hiroto Taniyama「信頼している監督とコーチがいた」豊川雄太
京都サンガF.C.から加入した豊川は10番を背負う。移籍の理由として長澤監督への信頼を強く口にした。
(C)Hiroto TaniyamaFW 10 豊川雄太
(C)Hiroto TaniyamaMF41谷内田哲平
おなじく京都から加入した谷内田。移籍の理由は豊川と同じく監督、コーチへの信頼とともに「今年からレッドブルがついて大きくなっていくと思うし、その可能性を信じて来た」と語った。
(C)Hiroto TaniyamaDF 16 安光将作
カターレ富山から加入した安光。「選手として上を目指していて、クラブもビジョンを持っているところが一致します。ここで勝負したいと思いました」。
(C)Hiroto TaniyamaDF 55 ガブリエウ
横浜FCから完全移籍で加入した。移籍の決め手は「何よりもチームプランが合っている」とRBグループ傘下にあるクラブのビジョンに賛同したという。
(C)Hiroto TaniyamaFW 29 カプリーニ
カブリエウと一緒に横浜FCから加入。「ガブリエウと毎日話した。僕たちが掲げている目標と合致した」と語る。
(C)Hiroto TaniyamaDF 44 福井 啓太
アカデミー出身選手、ジュニアから大宮育ちで筑波大から今季加入。「トップチームの選手は憧れの存在だった。今度は自分が夢や希望を与えられるように」。
(C)Hiroto TaniyamaMF 15 中山昂大
アカデミー出身選手で東洋大から加入した中山。「小学校4年生からアカデミーでプレーしていました。最初のころはJ1でした。そういう姿をNACK5スタジアムで見てここでやりたいと思いました。自分はJ1に上げること(を目標に)やっていきたい。うまさだけではなく戦う姿勢、ハードワークを見せて(アカデミー生から)憧れられたいと思う」と話した。
(C)Hiroto TaniyamaFW 48 磯﨑麻玖
大宮アルディージャU18からトップ昇格した18歳。「早く試合に出て活躍している姿を見せたい」としつつも「小さいころから海外でプレーする選手たちに憧れていたので、ここから世界で戦える選手になれるように」とさらなる夢を口にした。
幼稚園の時から海外リーグを見ており、やはりプレミアリーグ、クラブはマンチェスター・ユナイテッドが好きだとのこと。好きな選手は「ルーニー。あとはFWだったらアグエロ。ポジションは違いますが、自分と体が似たタイプで言えばヤヤ・トゥーレ選手ですね。あとはクリスティアーノ・ロナウド選手」とのこと。ラッシュフォードを始め、海外サッカーはプレーを参考にしているという。そして今の目標として、「まずは試合に出てチームを勝てせるようなプレーをしたい」と決意を込めた。
(C)Hiroto Taniyama新加入メンバー整列
最後は全員が揃ってフォトセッション。