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レアル・マドリー、21世紀の最強ベストイレブン。ジダン、C・ロナウド、ロベカルら銀河系を超える異次元メンバー

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    欧州ビッグクラブの21世紀のベストイレブンは? 『Goal』では、ビッグクラブの21世紀ベスト11を選定。2001年以降の出場試合数とクラブ貢献度、個人パフォーマンスをベースにユーザーアンケート結果を加味したうえで、期間最高の11人を選出した。第2回はレアル・マドリー編だ。

    ■他のビッグクラブの21世紀ベスイレは?
    マンチェスター・U編
    ミラン編
    リヴァプール編
    バルセロナ編
    インテル編
    チェルシー編
    バイエルン編
    ドルトムント編
    アーセナル編
    ユヴェントス編
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  • Iker Casillas | Real MadridGetty

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    ゴールキーパー:イケル・カシージャス
    在籍期間:1999年~2015年

    2019年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したコスタリカ代表GKケイロル・ナバスも、前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を成し遂げているが、このレジェンドはレアル・マドリーにとって特別な存在だ。高校在学中の16歳にしてトップチームに初招集され、以来計18個のタイトル獲得に大きく貢献。公式戦出場数は「725」でレアル・マドリー史上2位となっている。国内外のスター選手が常に入れ替わるチームのなかで、生え抜きの守護神としてゴールを守り続けた。
  • HD Michel Salgado Real MadridGetty Images

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    右サイドバック:ミチェル・サルガド
    在籍期間:1999年~2009年

    もちろん現在在籍するダニエル・カルバハルも世界有数の選手であり、圧倒的な攻撃力から数多くの決定機を演出し、多くのタイトルを獲得してきた。それでも、サルガドの献身性には格別の称賛が寄せられるべきだ。銀河系軍団と称された当時のスカッドの中で、圧倒的な運動量で広大なスペースをカバー。タレント軍団にチームとして不可欠な“情熱”を注入していたのは間違いなくこの男だ。
  • Sergio Ramos Real Madrid 2019-20Getty Images

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    センターバック:セルヒオ・ラモス
    在籍期間:2005年~現在

    出場試合数は現在籍選手として最多の「640」、歴代でも4位に名を連ねるカピタンを選出。2005年夏、当時のスペイン人10代選手として最高額の推定移籍金2700万ユーロでレアル・マドリーに移籍し、“闘将”フェルナンド・イエロの背番号4を継承した。第1次銀河系軍団が解体されていく中で新たな希望の象徴にもなり、現在まで見事にその期待に応えている。レアル・マドリーでの獲得タイトルは20を優に超える。
  • Pepe - Real MadridGetty

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    センターバック:ペペ
    在籍期間:2007年~2017年

    1989年から2003年まで在籍したイエロもレアル・マドリーの歴史上で最重要選手の1人だが、あくまで“21世紀”の貢献度ということで選出した。ダーティーな一面が取り上げられることも多いが、クリーンに徹した際の守備能力は歴代でも屈指。また、カバーリングの範囲が凄まじく広く、現在よりリスクを冒してボールを狩りに行くことの多かったS・ラモスの成長を見守り、促した。2010年から2013年までのジョゼ・モウリーニョ(現トッテナム)政権下では、ジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ)監督率いるバルセロナと特に激しく火花を散らしていたが、最大のライバルを打倒するうえで常にキーマンとなっていた。
  • Roberto Carlos, Real MadridGetty

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    左サイドバック:ロベルト・カルロス
    在籍期間:1996年~2007年

    史上最高の左SBにも名前が挙がるレジェンドは、外国籍選手としてクラブ最多の公式戦527試合に出場。選出するうえでは、505試合に出場してその記録に迫る同胞DFマルセロとの一騎打ちとなった。驚くべきことに加入時の推定移籍金はわずか360万ユーロ。レアル・マドリー史上最高の補強の1つにもなっている。在籍10年間を通して絶対的レギュラーとしての立場を守り、時には“悪魔の左足”でゴールを強襲した。また、2001-02シーズンCL決勝レヴァークーゼン戦の決勝点、ジネディーヌ・ジダンが決めたボレーシュートは、この男のアシストによるものだ。
  • alonso(C)Getty Images

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    ボランチ:シャビ・アロンソ
    在籍期間:2009年~2014年

    2009年に新銀河系軍団の一員としてリヴァプールから加入。長短のパスを操り、卓越したゲームメイク能力で2013-14シーズンには12年ぶりのCL優勝、“デシマ”(10度目の優勝)達成の原動力となっている。そのロングパスの軌道は芸術性すら感じさせるものであり、メスト・エジルらとともに当時のハイスピードカウンターの肝を担った。また、イエローカードを貰った回数がクラブ史上10位の「79」となっているが、2枚目での退場は1度、一発退場は経験したことがない。後方で相手のカウンターに対処することも多く、数的不利の状態では泥臭いプレーも厭わないという責任感が表われた数字だ。
  • Luka Modricgetty

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    ボランチ:ルカ・モドリッチ
    在籍期間:2012年~現在

    現代の“C・ロナウド&メッシ時代”において、唯一両者を押しのけてバロンドールを獲得したレアル・マドリーの心臓。CL3連覇を果たしたチームの根幹を担い、高いテクニックと豊富な運動量、戦術眼を備えて攻守両面で圧倒的な貢献度を誇る。クロード・マケレレとカゼミロの両守備的MFも一際重要な存在だが、チームスタイルそのものを左右する2人をボランチに選出した。
  • HD Zinedine Zidane Real MadridGetty Images

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    攻撃的ミッドフィルダー:ジネディーヌ・ジダン
    在籍期間:2001年~2006年

    指揮官としてもすでに偉業を成し遂げているジダンは、2001年に当時の史上最高額である推定移籍金9000万ユーロでユヴェントスから加入。最も“エレガント”なプレーをした男は移籍初年度のCL決勝レヴァークーゼン戦で伝説のボレーを決め、21世紀の幕開けを欧州タイトルで彩っている。同時期に活躍したグティも唯一無二の天才だが、世界のサッカーのアイコンとなったジダンはレアル・マドリーの価値をさらに押し上げた。
  • 2018-10-26-realmadrid-figo.jpg©Getty Images

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    右ウイング:ルイス・フィーゴ
    在籍期間:2000年~2005年

    バルセロナでの活躍が評価されてバロンドールを獲得したシーズンの終わりに“禁断の移籍”。カンプ・ノウでのクラシコで豚の首が投げ込まれたエピソードはあまりにも有名だが、過激な批判を受けたのはその移籍がバルセロナにとってあまりにも痛手だったからだろう。相手が足を出せない独特のドリブルから重心の逆を突き、するすると上がっていく。そこから繰り出されるピンポイントクロスは数々の相手に悪夢を見せており、アシスト数はクラブ史上5位の「93」を記録している。
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    左ウイング:クリスティアーノ・ロナウド
    在籍期間:2009年~2018年

    公式戦438試合でクラブ史上最多450ゴールをマーク。アシスト数でも「131」でカリム・ベンゼマに次ぐ2位につけている。在籍中にバロンドールを4度獲得している、言わずと知れた現役最高選手の1人だ。マンチェスター・ユナイテッドからの加入当初は魅せるプレーを披露することもあったが、レアル・マドリー在籍中に“ゴールマシーン”へと完全に変貌。ギャレス・ベイルの大舞台での活躍やアンヘル・ディ・マリアの献身的かつテクニカルなプレーも称賛に値するが、フィーゴとC・ロナウドというウイングを極めた2人のポルトガル人と比較できる選手はそうはいない。
  • 20200421_Raul(C)Getty images

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    センターフォワード:ラウール・ゴンサレス
    在籍期間:1994年~2010年

    1994年に17歳でトップチームデビューを飾り、カシージャスを上回るクラブ史上最多741試合の出場、C・ロナウドに次ぐ325ゴールを誇る“エル・ニーニョ”(神の子)。コンスタントに得点を重ねるだけでなく重要な局面では特に力を発揮し、C・ロナウドとメッシが台頭する以前はCL歴代最多得点者だった。銀河系軍団が組織されるなかでも常にアイコンであり続け、最も愛された選手だろう。2002年から2007年にかけて活躍した元ブラジル代表FWロナウドも爆発力を示していたが、不運なことに負傷などで稼働率が落ちることもあったうえ、獲得タイトルは3つにとどまった。ここでは2001年以降だけでも9回(在籍期間通算は16回)の戴冠を果たしたラウールに軍配が上がる。
  • 20200421_RealMadrid_form(C)GOAL

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    ベストイレブン布陣(4-3-3)

    GK:カシージャス
    DF:M・サルガド、ペペ、S・ラモス、R・カルロス
    MF:シャビ・アロンソ、ジダン、モドリッチ
    FW:フィーゴ、ラウール、C・ロナウド

    ■他のビッグクラブの21世紀ベスイレは?
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