チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグが4日に行われ、レアル・マドリーとマンチェスター・シティが対戦。『GOAL』ではこの一戦をフォーカスマッチとし、選手採点を実施した。
第1戦に続き、第2戦もスペクタクルな試合に。マンチェスター・Cが先制するも、レアル・マドリーが終了間際の2ゴールで延長戦へ。そして、カリム・ベンゼマの決勝点で、レアル・マドリーが4季ぶりのファイナル進出を決めた。
この試合、『GOAL』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場40分以上の選手が対象
(C)Getty Imagesチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグが4日に行われ、レアル・マドリーとマンチェスター・シティが対戦。『GOAL』ではこの一戦をフォーカスマッチとし、選手採点を実施した。
第1戦に続き、第2戦もスペクタクルな試合に。マンチェスター・Cが先制するも、レアル・マドリーが終了間際の2ゴールで延長戦へ。そして、カリム・ベンゼマの決勝点で、レアル・マドリーが4季ぶりのファイナル進出を決めた。
この試合、『GOAL』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場40分以上の選手が対象
(C)Goal4-2-3-1の布陣に。ダヴィド・アラバが欠場し、カゼミロがスタメンに復帰。
Getty Images強烈なシュートにも安定したセービングと驚異的なキャッチングでチームを支え、後半にはジャック・グリーリッシュの決定的なシュートを長い足で防いだ。UEFA公式がマン・オブ・ザ・マッチに選出したのも納得の出来。
Getty Images献身的なパフォーマンス。そして、最終盤には難しい体勢から正確なクロスを送った。それだけでも評価できる。
Getty Imagesデュエル、空中戦の勝率などは芳しくなく、本来のパフォーマンスではなかった。とは言え、要所で存在感を発揮し、終盤にはパワープレーで前線の厚みも作り出した。
Getty Imagesダヴィド・アラバの負傷を受け、先発に。泥臭く体を張ったプレーだけでなく、パス数やクリア数ではチームトップを記録。欠かせない黒子だった。
Getty Images120分間を通じて高い位置でプレーし、ヴィニシウスの攻撃を下支えした。だが、平均ポジションの高さほど攻撃に何かをもたらしたわけではなかった。しかし、終盤にはグリーリッシュのシュートをライン上でクリアし、窮地を救った。
Getty Images自チームのバイタルエリアを中心に活動したが、デュエルでの勝率40%程度とやや控えめなパフォーマンスに。得点が必要となった事情もあり、途中交代。
(C)Getty Images攻撃的な役割を担ったものの、ほとんど決定機に顔を出せず。唯一の仕事はロドリゴの2点目のシーンで、わずかにフリックしたこと。
Getty Images初戦同様、平均的な出来となり、何かをもたらすことはできず。68分に早々に交代となった。
Getty Images途中出場だったが、与えたインパクトは絶大だった。いずれもワンタッチでの2得点となったが、簡単に決められるものではない。CLでは26試合10得点と結果を残しており、カルロ・アンチェロッティ監督の期待に応えた形だ。
(C)Getty Images右サイドだけでなく、ピッチのあらゆるところに顔を出し、中盤の掃除屋となった。パス数は少なかったが、タックル数はチーム最多というデータもそれを物語っている。
(C)Getty imagesこの日はより攻撃的な位置で出場。そのぶんタッチ数は制限されたが、前後左右に走り回り、活性化させた。だが、らしくないトラップミスでシュートにつなげられないシーンも。
Getty Imagesそれほど長い出場時間ではなかったが、得点につながるクロスを入れ、ドリブルで長い距離を運ぶシーンなどもあり、存在感を発揮。ロドリゴの影に隠れたが、確実に勝利に貢献した。
Getty Images誰よりも多くのデュエルに挑み、推進力をチームにもたらした。後半開始早々の決定機を逃し、初戦ほど決定的なシーンは作り出せなかったが、それでもシティ守備陣の脅威にはなっていた。
Gettyボールタッチ数も40回のみと関わる回数はそれほど多くなかったが、それでも1ゴール1アシスト。自身でPKも獲得し、彼なしでのファイナル進出はあり得なかった。2 試合を通して考えれば、MVPだろう。
Gettyファーストレグでは先発させたロドリゴを切り札として出し、見事に2ゴールを奪取。交代策はずばりだった。リオ・ファーディナンド氏も「驚異的。冷静で慎重で、勝つ方法を知っている」と称えた通り、試合終了まで落ち着いた姿も印象的だった。
(C)Goal4-3-3の布陣に。カイル・ウォーカー、ジョアン・カンセロがスタメン復帰。
Getty Imagesもちろん、ビルドアップは問題なかったが、3失点での評価は難しい。いずれも防ぐことは困難だったとはいえ…。
Getty Imagesトップレベルでの先発は久々だったが、スピード・パワーともに問題なかった。攻撃参加は自重したものの、ヴィニシウスが終盤まで本領を発揮できなかったのはウォーカーの存在があったからこそ。
(C)Getty Imagesウォーカーの状態もあり、途中出場。左サイドでやるべきことはこなした。途中出場ながらタックル数はチームトップに。
Getty Images1失点目ではロドリゴを一瞬見失い、延長戦では痛恨のPK献上となった。それ以外では問題をきたすことはなかったが、勝敗を分ける2つのプレーだっただけに、評価は最低に。
Getty Imagesパス成功数ではチームトップでビルドアップの起点となっていたラポルテ。しかし、2失点目ではマーカーのアセンシオに先に触られ、失点へとつながった。
Getty Images左右両サイドでプレー。左サイドでプレー時は高い位置を保てていたが、右サイドではヴィニシウスの仕掛けに劣勢に回るシーンも。それでも、チームトップのクロス数、パス数を記録するなどひとつの攻撃パターンではあった。
Getty Images高い技術と走力で欠かせない選手ではあったが、彼の能力を考えればやや物足りない出来。動きのキレも落ちて途中交代。ワールドクラスの選手ゆえに求められる水準も高い。
(C)Getty Images絶対的な司令塔に代わって入ったものの、ピッチ上の流れを変えることはできず。ボールプレーヤーでありながら、タッチ数を伸ばすことはできなかった。
(C)Getty Images第1戦と比較すると、タッチ数も減少し、影響力は低下。マドリーに押し込まれる中で守備に終われ、本来の能力を発揮できず。
Getty Images誰よりも走り、攻守両面で違いを作った。アシストを記録し、評価に値するパフォーマンスではあったが、第1戦ほどのインパクトはなかった。
Getty Images一刺しを狙っていた中で、左足での見事なシュートをニアに突き刺した。一発を持っている選手だけに、途中交代はややもったいなかった。
Getty Imagesサイドで起点を作るなど一定の役割をこなしたが、逆サイドでカリム・ベンゼマを見てしまっているだけに、評価は難しい。
Getty Imagesこの試合の勝負の分かれ目を生み出した選手だった。決定的なチャンスを2度連続で得たが、いずれも得点とはならず。一連の動きは素晴らしかったが、得点に結びつかず厳しい評価に。
Getty Imagesファーストレグ同様、放ったシュート数はチームトップ。狭いスペースを見つけて打っていく積極的なスタイルは評価できるが、得点にはつながらず。
Getty Imagesウォーカーとカンセロを先発に戻したのは論理的な決断。一方で、終盤に逃げ切ろうとする“らしくない”姿勢を見せてしまったところを突かれた。勝負弱さは否めないが、今回はマドリーを称えるべき。