レアル・マドリーのプランは、今のところうまくいっていない。今季三冠達成も期待されたロス・ブランコスだが、その期待を大きく裏切っていると言っていいだろう。チャンピオンズリーグでは準々決勝でアーセナルに大敗し、ラ・リーガでも「盤石の勝利」と言える試合はほとんどなくなってしまった。そうした中で、26日には宿敵とのコパ・デル・レイ決勝戦を迎える。
“クラシコ”は常に様々な思いが交錯する世界屈指の大一番であり、最終的な結果が直近の状態を反映していないことは往々にして起こり得る。特別な重みのある試合だからだ。今回もタイトル以上に、両チームのプライドをかけた一戦になることは間違いない。
しかし今回の“クラシコ”に関しては、あまりにも両チームの状況が違いすぎる。バルセロナが圧倒的なパフォーマンスを見せつつ未来を感じさせる一方で、レアル・マドリーは日を追うごとに低迷し、今ではその将来にも暗雲が漂っている。それがこの決勝戦で露呈する可能性は十分にあるだろう。









