スターリングの今後はどうなる？サウジアラビアやMLSへの移籍には興味を示さず

海外市場が開放されている間も、スターリングの姿勢は揺るがない。彼の焦点はイングランド、できればロンドンに残ることにある。移籍期限日までに移籍を実現させたいと考えていたのだ。チェルシーは彼の放出の可能性を探ったが、『ザ・スタンダード』が 報じたように、 具体的な取引は成立しなかった。

スターリングは今や、チェルシーの忌み嫌われる「爆弾処理班」に閉じ込められている。これは、トップチームの競争から締め出された不要選手のグループだ。彼と共に追放されたのは、移籍市場が閉じる前に移籍を決められなかったアクセル・ディサシらだ。エンツォ・マレスカ監督が彼を再起用する可能性は低く、スターリングは今後4か月間、1月の移籍市場再開まで端役としてトレーニングを続けるという宙ぶらりんの状態を強いられることになる。

スターリングがロンドン残留を希望したため、フラムとの交渉やウェストハムの関心が生まれた。しかし、いずれのクラブも最終的なオファーを提示せず、スターリングは当面の間スタンフォード・ブリッジに留まることとなった。チェルシーがスターリングの契約を破棄するという抜本的な選択肢もあるが、報道によれば、それに伴う財政的損失を考慮すると実現可能性は低いと見られている。

スターリングは、トーマス・トゥヘル率いるイングランド代表にまだ貢献できると確信しており、2026年ワールドカップに向けた代表入りを強く望んでいる。1月になれば、ロンドン移籍が最優先事項となる。フラム、ウェストハム、あるいは他の首都圏クラブが賭けに出るかどうかは、まだ見通せない。