レオンがバルセロナに移籍？ミランがアラウホ獲得に向けてウィンガーをトレード要員として提示か

『ムンド・デポルティーボ』によると、マッシミリアーノ・アッレグリ新監督が率いるミランは、バルセロナのロナルド・アラウホを狙っており、昨夏の終盤に浮上した移籍話を再び活発化させているようだ。一方、バルセロナは左サイドのアタッカーを探しており、ルイス・ディアス獲得に向けて壁にぶつかったため、ミランのラファエル・レオンを候補の一つに加えたと伝えられている。

バルセロナの攻撃陣における最優先のターゲットはL・ディアスのままだが、財政的なめんで現実が重くのしかかっている。『スポルト』によれば、リヴァプールは最低8000万ユーロ（約134億円）を要求する中、ハンジ・フリック監督が率いるチームは支出上限を6000万ユーロ（約100億円）に設定しているようだ。ラ・リーガから課せられた給与制限と選手売却の不足により、バルセロナはこれ以上高く支払うことは単純にできない模様。そのため、スポーツディレクターを務めるデコ氏とバルセロナの理事会は、移籍市場の早い段階で過度にコミットすることなく、レオンとのトレードのような、より安価または代替的な取引を静かに模索していた。

レオンとアラウホ交換に関する公式な声明はないが、デコ氏は公の前でバルセロナがサイドの補強を必要としていると主張。「我々はラフィーニャとラミンに依存しすぎていると感じている。代替案を探している」と語った。L・ディアスの取引も依然として可能性はあるが、デコ氏の発言はファイナンシャルフェアプレー規則を破ることなく攻撃陣をアップグレードする必要に迫られており、選手トレードを含むあらゆる選択肢をクラブが検討していることを明確にしている。

また、アラウホは2030年までバルセロナと契約を更新したが、彼の契約には重要な退団条項が含まれているとのこと。それは7月1日から15日の間は、彼の契約解除条項が6500万ユーロ（約108億8000万円）に下がるというもの。この期間が一つのポイントになりそうだ。一方、レオンはミランとの契約を3年残しているが、2024-25シーズンの不安定なパフォーマンスの後、クラブは彼を現金化するか、重要な取引での切り札として使うことに前向きのようだ。

リヴァプールが要求額を下げない限り、バルセロナはL・ディアスへの追求を断念せざるを得ないかもしれない。そうなると、6200万ユーロ（約103億8000万円）の契約解除条項を持つニコ・ウィリアムス、マーカス・ラッシュフォード、またはサプライズでレオンとのトレードなどの代替案が考えられている模様だ。