Levante UD v Real Madrid CF - LaLiga EA SportsGetty Images Sport

PSGが1月にレアルからエンドリッキを引き抜こうと画策か。ユヴェントスらも獲得を狙う

  • 報道によると、パリ・サンジェルマン(PSG)は1月にエンドリッキの大胆な獲得に向けて動いており、出場機会に恵まれないブラジル人選手を巡って多くの欧州クラブが接近しているようだ。『Sport』によると、PSGはエンドリッキへの投資を検討しており、シャビ・アロンソ新監督の下での出場時間の欠如により、サンティアゴ・ベルナベウでの彼の将来に厳しい注目が集まっている。レアル・マドリーは完全移籍を検討していないが、冬の移籍期間中のレンタル移籍の可能性には扉を開いているとのことだ。

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    アロンソ監督が指揮を執って以来、エンドリッキは深刻な状態に陥っており、2025-26シーズンのラ・リーガでもチャンピオンズリーグでもまだ1分もプレーしていない。最初の数試合は身体的な問題で欠場した後、過去5試合では「技術的な決定」により控えのまま終わった。これはカルロ・アンチェロッティ監督の下でのデビューシーズンからの急激な悪化となる。昨年は37試合に出場し、7ゴールを決めていた。新加入のゴンサロとフランコ・マスタントゥオーノからの競争の激化により、彼の機会はさらに制限され、一時的な移籍が差し迫っているという憶測が高まっている。

  • PSGだけが状況を監視しているわけではない。ウェストハムは1月のレンタルを探るために具体的なアプローチを行ったと報じられており、ラ・リーガのライバルであるレアル・ソシエダとバレンシアも関心を示している。またユヴェントスも夏に興味を示しており、潜在的な移籍先として残っている。PSGの関心は強いものの、レアル・マドリーとPSGとの緊張関係により完全移籍は不可能なようで、レンタルだけが検討される可能性がある。エンドリッキは2030年まで契約に縛られており、買取条項が3億ユーロ(約521億7000万円)を超えると報じられている選手をレアル・マドリーが売却する意図は全くないようだ。

  • エンドリッキが移籍を求めるべきだという圧力は、レアル・マドリーのレジェンドであるグティ氏によって強められている。グティ氏はこの若手選手に、自身の成長のためにクラブを離れるよう助言した。元ミッドフィールダーは、若手選手の成長にとって安定した出場時間の重要性を強調した。

    「今から12月までの間にチャンスが得られないなら、成長を続けるために退団することが彼の最良の選択肢だと思う。若手選手にとって、最も良いことは出場時間を得ることだ」

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    今のところ、エンドリッキは自分の居場所を勝ち取るために戦う決意を固めており、最終的な決断を下す前に今から12月までの間にアロンソ監督の下での自身の役割を評価してもらう計画を立てている。そして、レンタル移籍を望んでいないことが繰り返し報じられている。

    代表戦期間後の今後の試合は、彼が存在感を示す重要な機会となる。レアル・マドリーは10月19日にヘタフェと対戦し、その後ユヴェントスとの大一番のチャンピオンズリーグ、そして10月26日には今シーズン最初のクラシコでバルセロナと対戦する。2026年ワールドカップが目前に迫る中、エンドリッキは、元クラブ監督であり現在の代表チーム監督であるアンチェロッティ監督の信頼を取り戻すためにはファーストチームでのプレーが不可欠であることを理解している。