Getty Images Sport相次ぐ強盗被害への対策…プレミアリーグ選手に元格闘家を雇う流れが?
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特設ページはコチライングランド北西部の富裕地域は国内主要クラブのスター選手にとって人気のエリア。マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リヴァプール、エヴァートンでプレーする数々の選手に住まいを構える傾向があるが、犯罪事件が相次ぎ、評判が揺らぎ始めている。
最近では2023年12月にジャック・グリーリッシュが100万ポンド相当の宝石類を盗まれる被害に。この事件はマンチェスター・Cで三冠を達成した数カ月後に発生し、グリーリッシュはインスタグラムで「深い悲しみ」に襲われたともの思いを明かしている。
「この事件は僕ら全員にとってトラウマとなる経験だった。誰も怪我をしなかったことにただただ感謝だ。この12カ月で素晴らしい経験と成果を数多く得たけど、正直言って、サッカー人生で最高の年だったはずの今、それを祝う気になれない。こうした恐ろしい犯罪を犯す者たちは人々の生活に与える損害を全く理解していない」
また、マンチェスター・C時代のラヒーム・スターリングも強盗被害に遭った経験がある。容疑者は逮捕され、一連の犯行を認めている。

MMAファイターによる警護
だが、この地域では犯罪が増加傾向にあり、選手は貴重品を略奪しようとする犯罪グループから財産を守るための一手を打っている様子。イギリス『デイリー・メール』によると、一部の選手は警備強化のためにプロのファイターを雇っているという。
匿名のセキュリティコンサルタントは同メディアで「チェシャー地域で複数の選手を抱えるある大規模クラブが警備を強化した」と語り、こう続けた。
「(選手たちは)現在、数名の元MMAファイターを雇い、選手とその家族のボディーガードを務めさせている」
「1人は身辺警護を担当し、もう1人はハウスシッター。つまり、選手がクラブの遠征で留守の間、家にとどまっているということだ」
ギャングは選手がヨーロッパの大会に出場するために遠征している際に犯罪に及ぶケースが多く、選手はMMAファイターたちに自身のみならず、その間の家族や、自宅内外の警護のために雇っているようだ。
「彼らは選手の外出時や、家族を守る役割だ。若い選手がナイトクラブに行きたいと言えば、付き添い、何も起こらないよう徹する」
強盗は選手の心身状態、ひいてはパフォーマンスレベルに甚大な影響を与える可能性がある。サッカー選手のなかには強盗被害に遭ったことで、プレミアリーグを離れて新たな環境を求めた者もいる。
アンヘル・ディ・マリアはマンチェスター・ユナイテッド時代の強盗被害で心に深い傷を負った。この経験はイングランドでの生活に馴染めない時期の一因となり、移籍を急ぐ要因となっている。
犯罪の多発はその地域だけに限らず、2019年にロンドンでアーセナル時代のセアド・コラシナツとメスト・エジルが武装集団の襲撃被害に。北東部では昨年4月にニューカッスル時代のアレクサンダー・イサクが自宅で強盗侵入の被害に遭っている。
Getty Images Sportプレミアリーグの選手は引き続き標的にされており、各クラブはスタッフの保護を強化するため、さらなる対策を講じる可能性が高い。チェルシーがトレーニング施設から3万ポンド相当のカメラ機材を盗まれた事件を受け、各クラブは自施設内の警備強化も検討する見込みとされてもいる。
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