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100億円でレアル加入の神童、メッシ絶賛の若手…コパ・アメリカ2024で見るべき10代のワンダーキッドたち

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コパ・アメリカ2024が現地時間20日に開幕する。連覇を狙うアルゼンチンや王国ブラジル、チリ、パラグアイなど南米の強豪ほか、開催国のアメリカやメキシコ、カナダなどのCONCACAF上位チームが戴冠に向けて鎬を削る。

『GOAL』ではこの祭典を前に、今大会で見ておくべき注目のティーンエイジャーを紹介。すでにビッグクラブでインパクトを残しているヤングスターなど、2005年以降に生まれた10代の逸材を紹介する。

  • Kervin Andrade Fortaleza 2024Getty Images

    ケルヴィン・アンドラーデ(ベネズエラ)

    コパ・アメリカでの前評判は低いベネズエラ。だが、ケルヴィン・アンドラーデは今後数年で代表チームのスターになる可能性を秘めた若きプレーメーカーだ。そのプレーは注目しておくべきだろう。

    ブラジルのフォルタレーザでプレーしている19歳は3月にデビューして以来、国際レベルでは1試合しか出場していない。それでも、フェルナンド・バティスタ監督は、この攻撃的ミッドフィルダーを招集。上背こそないものの強烈な中距離砲や攻撃性を備えるアンドラーデに、トーナメントの大舞台で経験を積ませたいと考えているはずだ。

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  • Valentin Carboni Argentina 2024Getty Images

    ヴァレンティン・カルボーニ(アルゼンチン)

    アルゼンチンのコパに出場するメンバーは、2022年のワールドカップで優勝したメンバーとそれほど変わらない。それでも近年、若手選手が数人台頭し、チームに食い込んできた。その一人がヴァレンティン・カルボーニだ。セリエAでの活躍によりアルゼンチン代表の座を確実なものにした。

    中央でも右サイドでもプレーできるアタッカーであるカルボーニは、インテルに在籍。昨シーズンはモンツァへのレンタル移籍で好成績を収めた。ネラッズーリは、この10代の選手に3000万ユーロの評価を与えている。

    カルボーニは3月に19歳になったばかりだが、すでにリオネル・メッシからも称賛を得ているほど。メッシは『TyC Sports』に対し、グアテマラとの最後の親善試合で注目を集めたこの若者には「素晴らしい現在と未来がある」と太鼓判を押している。

  • Luc de Fougerolles Fulham 2023-24Getty Images

    リュック・デ・フーゲロールズ(カナダ)

    ジェシー・マーシュ監督が指揮するカナダは今大会で、カナダの将来を担う可能性がある若手にチャンスを与えるだろう。このアメリカ人監督はフーゲロールズを最終メンバーに指名したのだ。

    18歳のロンドン生まれのフーゲロールズはフラムのアカデミー出身。昨シーズンのカラバオカップでトップチームデビューを果たした。また、プレミアリーグでも何度かベンチ入りしている。

    センターバックを主戦場としつつも、サイドバックとして左右いずれでもプレーできるなど、最終ラインすべてをこなすユーティリティ性を持つ。これまでカナダ代表では1試合しか出場していないが、複数のポジションをこなせる能力のおかげで、チームの守備のキーマンになる可能性もあるだろう。

  • Endrick Brazil 2024Getty Images

    エンドリッキ(ブラジル)

    メッシをのぞけば、今夏のコパ・アメリカでエンドリッキほど注目されている選手はいないだろう。ブラジルのワンダーボーイがサッカーファンにその名を印象づけたのは、約18か月前だ。彼は推定6000万ユーロ(約102億円)の移籍金でレアル・マドリーに加入することに合意した。大会後のサンティアゴ・ベルナベウへの移籍を準備する中、これは母国以外のサポーターにとって「新しいペレ」をじっくりと見る最初の機会となるだろう。

    17歳の彼はイングランド戦とメキシコ戦での終盤の決勝点やスペイン戦での目を見張るようなゴールなど、過去4試合で3ゴールを奪取。国際レベルへのステップアップに耐えられることをすでに証明しており、今大会でもセレソンのキーマンになり得る選手だ。

    エンドリッキが初めての大舞台で期待に応えられるかどうかはまだ分からないが、もしこのティーンエイジャーがプレッシャーに耐えることができれば、ブラジルが勝利するために必要なXファクターを提供できるかもしれない。

  • Kendry Paez Ecuador 2023Getty

    ケンドリー・パエス(エクアドル)

    今大会で最年少の選手となる2007年5月生まれのケンドリー・パエス。彼は過去1年ほどで世界トップクラスの若手選手としての地位を確立しており、ダークホースとなることを狙うエクアドルの中心選手の1人として重要な役割を果たすことが期待されている。

    パエスは10月にワールドカップ南米予選で最年少得点記録を破り、すでにクラブチームのインデペンディエンテ・デル・バジェで50試合近く出場。エクアドルリーグではトップ選手の1人とみなされている。

    チェルシーは既に、このプレーメーカーをスタンフォード・ブリッジに連れてくるために、2023年夏に素早く内定を取りつけた。パエスは18歳になる来年5月、プレミアリーグへの移籍を完了させる予定だ。

  • Andy Rojas Herediano 2024Getty Images

    アンディ・ロハス(コスタリカ)

    コスタリカは2014年のワールドカップで準々決勝に進出して以来、印象的な成績を残せていない。さらに、今回のコパ・アメリカではブラジル、コロンビア、パラグアイと同組という難しいグループに入った。それでも、ウインガーのアンディ・ロハスの潜在能力には期待が寄せられている。

    母国エレディアーノでプレーする18歳のロハスは、6月初めに代表デビューを果たしたばかりだ。だが、すぐに名を上げ、CONCACAFワールドカップ予選でゴールを決めてコスタリカ史上最年少の得点者となった。グスタボ・アルファロ監督率いるチームの中で出場機会を得ることができれば、その名をさらに上げるチャンスがあるだろう。