Lionel Messi PSG 2022-23 HIC 16:9Getty

メッシとPSG、“愛の無い結婚生活”の終焉:QSIの「憎むべき全ての象徴」に

リオネル・メッシは、パリ・サンジェルマン(PSG)から2週間の活動停止処分を受けた。この結果、残りリーグ・アン5試合中2つを欠場する――少なくとも、だ。もう彼がPSGのシャツを着てプレーするかどうかはわからない。来シーズンは間違いなく、このクラブにはいない。

メッシがPSGと契約延長する見込みはもうない。終わったのだ。もちろん、これは必然だった。

毎年恒例となりつつあるチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16での敗退の後、『GOAL』の取材で明らかになったように、PSG側は商業的な理由から最多7度のバロンドールを手にした男を引き留めたかった。だがファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)の懸念から、今夏の移籍市場でとんでもない金額を受け取るスーパースターの内1人は放出しなければならない。キリアン・エンバペがクラブの顔で、ネイマールを欲しがるクラブはない。故に、常にメッシがその候補だったのだ。

ワールドカップ覇者にして史上最高の選手の1人の去り方は、おそらく滑稽に映るだろう。だが、ふさわしいものでもある。

文=マーク・ドイル

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