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悪童バロテッリの現在。ボランティア活動で「人として成長できた」

  • マリオ・バロテッリは2023年11月に起こした自動車事故を受け、6カ月の社会奉仕プログラムを完了した。元インテルおよびミランのストライカーは2023年11月23日に車両の制御を失い、その後の呼気検査を拒否。その結果、運転免許証は取り消された。

    正式な判決に代わり、バロテッリの弁護団は修復的司法協定を交渉した。その条件に基づき、イタリア人サッカー選手はブレシアに拠点を置く児童福祉団体「ビンボ・キアーマ・ビンボ」でのボランティア活動を通じ、40時間の保護観察期間を履行している。同団体での活動期間中、バロテッリはゲームやレクリエーション活動を通じて幼い子供たちと交流した。

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  • SSC Napoli v Brescia Calcio - Serie AGetty Images Sport

    『イル・ジョルナーレ・ディ・ブレシア』紙の取材に対し、バロテッリは次のように語った。

    「非常に有意義な経験だった。自分自身をより深く理解し、人として成長する機会となったんだ。教育者の方々や協会のスタッフ全員から、温かく迎え入れられた」

  • インテル、マンチェスター・シティ、ミラン、リヴァプールでのプレーを経て、サッカー界の次なる大物と謳われたバロテッリだが、問題のある態度と長期にわたる不安定さにより、その潜在能力を発揮できなかった。その後、リーグ・アンとトルコ・スーペル・リグで得点を重ねた後、2024年10月にセリエAに復帰。ジェノアにフリーエージェントで加入し、パトリック・ヴィエラ監督と再会した。しかし、ヴィエラは彼を戦力外とし、ニース時代からの確執が再燃。35歳のバロテッリはシーズン通して、6試合でわずか56分間の出場にとどまった。

  • Genoa v Como - Serie AGetty Images Sport

    夏の間、スペイン3部リーグのレアル・ムルシアからユニークな契約を提示されたとの報道もあったバロテッリ。同選手は「今後2~3年」自分を信頼してくれるクラブでプレーすることを目指していると明言している。その後、弟のエノック・バルワと合流し、イタリアの下部リーグで共に引退する計画だという。