1月の移籍市場で退団を検討するラッシュフォード。イタリアのコモが獲得レースに名乗り

マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードは、ユース出身選手として長らくオールドトラフォードでファンの人気を集めてきた。しかし、27歳の彼にとってここ数シーズンは調子を維持できず、ルベン・アモリム新監督の下ではベンチ外が続くなど、難しい時期を過ごすことに。本人は退団を希望しているとされ、1月の移籍に関する噂が広がっている。

ラッシュフォードは今冬、ミランと強く結びつけられており、マンチェスター・Uは交渉中だとされる。だが、移籍情報に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、もう1つのセリエAクラブが27歳の選手の獲得に関心を示しているという。それが昇格したばかりのコモ。セスク・ファブレガス監督はウインガーを自チームに組み込むことに関心を持っており、ラッシュフォードの獲得について協議しているようだ。

情報筋によると、ラッシュフォードの週給31.5万ポンド（約6000万円）はコモにとって問題にならないとされている。これは今シーズン初めにラファエル・ヴァランと相互契約解除を行い、フランス人選手がクラブの親善大使の役割を担うことになったことが大きいとのこと。またコモは、ラッシュフォードの1月移籍に向けた交渉をヴァランがスムーズにする手助けができると確信しているようだ。

ラッシュフォードは今シーズン、ミランとドルトムントが最有力候補として残っているためコモ加入の可能性は低い。また、アモリム監督がウィンガーを重用していないため、ラッシュフォードが今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドでプレーする可能性は低いとされている。