- グエイがパレスの契約延長を拒否
- リヴァプール移籍が最終段階で破談
- グラスナーが補強不足に激怒
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Getty Images Sportマルク・グエイは既にリヴァプールとの個人的な条件で合意しており、提案された5年契約に署名していた。その結果、移籍が成立するのをリヴァプールのロンドンオフィス内で待機していた。
しかし、オリバー・グラスナー監督からの強い内部圧力を受けたクリスタル・パレスは、リヴァプールのオファーを受け入れていたにも関わらず、突然交渉を打ち切った。この決定によりディフェンダーは激しく失望し、現在はクラブとの契約延長に署名する意思がないことが『The Times』により明かされた。
Getty Images Sportグラスナー監督は、代替選手を確保することなくキャプテンを失うことを避けたかったために頑なな姿勢を見せた。以前にスター選手をフリーで移籍させることは「理想とは程遠い」と認めていたスティーブ・パリッシュ会長は、最終的に監督を支持した。
現在、契約が1年残っている状況で、グエイは1月に海外クラブとプレ契約を交渉することが可能になる。また来夏にフリーでのアンフィールド移籍の可能性も生き続けている。
クリスタル・パレスの頑固な姿勢は新しいことではない。クラブは過去2つの移籍期間において、それぞれ6500万ポンド(約129億1000万円)を超えるニューカッスルとトッテナムからのオファーを拒否していた。これらの高額オファーを拒否し、その後リヴァプールの3500万ポンド(約69億5000万円)の契約も白紙に戻すことで、クラブは実質的にグエイをもう1シーズン残すことに賭けたが、今度は彼を無料で失うリスクを負っている。
Getty Images Sportグラスナー監督にとって、グエイ騒動は一連のフラストレーションの最新のものだ。51歳の指揮官は、プレミアリーグとUEFAカンファレンスリーグの両方で戦うにはスカッドが薄すぎると警告し、鈍い移籍活動について繰り返し衝突してきた。
グラスナー監督は新たな補強、特にセンターバックを求めていたが、クラブの活動は惨憺たる失敗に終わった。ブライトンから移籍が強く噂されていたイゴール・フリオは、代わりに移籍期限日にウェストハムに移籍した。スポルティングからウスマーヌ・ディオマンデとインテルからヤン・ビセックを獲得しようとする努力も破綻した。これらの失敗によりグラスナー監督は激怒した。彼は少なくとも1人の高プロフィールのDF到着により、グエイの退団の打撃を和らげることを期待していたからだ。