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マンチェスター・U、21世紀の最強ベストイレブン。好メンツでベッカム選外に…C・ロナウド、ルーニーら

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    欧州ビッグクラブの21世紀のベストイレブンは? 『Goal』では、ビッグクラブの21世紀ベスト11を選定。2001年以降の出場試合数とクラブ貢献度、個人パフォーマンスをベースにアンケート結果を加味したうえで、期間最高の11人を選出した。第1回はマンチェスター・ユナイテッド編だ。

    ■他のビッグクラブの21世紀ベスイレは?
    レアル・マドリー編
    ミラン編
    リヴァプール編
    バルセロナ編
    インテル編
    チェルシー編
    バイエルン編
    ドルトムント編
    アーセナル編
    ユヴェントス編
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  • DAVID DE GEA MANCHESTER UNITEDGetty Images

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    ゴールキーパー:ダビド・デ・ヘア
    在籍期間:2011年~現在

    タイトルの獲得数で言えば、3度のプレミアリーグと2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝に大きく貢献したエドウィン・ファン・デル・サールだろう。しかし、デ・ヘアのクラブに対する献身性は改めて評価されるべきである。リーグ制覇は1度、CL優勝経験はないものの、出場試合数ではファン・デル・サールの266試合に対して394試合を記録。2015年にはレアル・マドリー移籍に迫った“FAX事件”があったものの、最終的に残留した後はクラブにコミットしてきた。クラブにとって厳しい時期を最後方から好パフォーマンスで支え続けてきた点は称賛に値する。
  • gary_neville(C)Getty Images

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    右サイドバック:ギャリー・ネビル
    在籍期間:1992年~2011年

    このポジションはアントニオ・バレンシアとの一騎打ちとなったが、2001年以降のみを見ても、ネビル兄弟の兄に軍配が上がる。クラブ通算出場試合数は歴代5位の602試合。全盛期は的確なポジショニングで堅守を誇り、攻撃時にはデイビッド・ベッカムとの抜群の連係から右サイドを制圧した。キャリア晩年こそスピード不足が露呈し一対一の守備などで苦しんだが、リーダーシップを含めてクラブへの貢献度は計り知れない。
  • Rio FerdinandGetty Images

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    センターバック:リオ・ファーディナンド
    在籍期間:2002年~2014年

    21世紀のユナイテッドの代表的なセンターバックと言えば、この男だろう。2002年にリーズ・ユナイテッドから当時のプレミアリーグ最高額となる推定3000万ポンドでレッド・デビルズ入りしたDFは、期待に応えるプレーを披露。足下の技術と高いビルドアップ能力を兼ね備えたセンターバックは当時、革新的な存在だった。G・ネビルと同じくキャリア晩年はケガやスピード不足に悩まされたものの、計12シーズンにわたって主力を務めた。
  • Nemanja Vidic 2009Getty

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    センターバック:ネマニャ・ヴィディッチ
    在籍期間:2006年~2014年

    ファーディナンドと鉄壁のコンビを築いたのが、元セルビア代表のヴィディッチ。2006年1月にアレックス・ファーガソン監督が引き抜いた際には、将来性のある有望選手の一人に過ぎなかったが、すぐにプレミアリーグ屈指のセンターバックに成長。抜群のフィジカルと空中戦の強さを誇り、CK時も脅威に。公式戦300試合で21得点をマークし、冬の移籍市場で獲得した選手として、クラブ史上最高の移籍の一つとなった。
  • Patrice-Latyr-Evra(C)Getty Images

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    左サイドバック:パトリス・エヴラ
    在籍期間:2006年~2014年

    21世紀のユナイテッドの左サイドバックと言えばこの人だろう。ユーザーアンケートでは、ミカエル・シルベストル、フィル・ネヴィル、ルーク・ショーの3人と競り、70%以上の支持率を獲得。ヴィディッチと同じく2006年1月に加入し、モナコ時代から見せていた攻撃性能の高さをプレミアリーグでも遺憾なく発揮した。計5度のプレミアリーグやCL優勝を経験し、高いレベルのまま2014年にユヴェントスに移籍している。
  • Roy Keane 2000Getty

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    セントラルMF:ロイ・キーン
    在籍期間:1993年~2005年

    最近20年だけでなく、ユナイテッドの歴史の中で史上最高のキャプテンの一人であることに異論を挟む余地はない。味方も恐れる闘将は、どんな時も妥協することなく、 “強いユナイテッド”を体現した選手だ。鋭利なタックルでボールを刈り取ったかと思えば、冷静かつ的確にボールをさばき、時に大胆な攻撃参加でゴールも奪うボックス・トゥ・ボックスの代表格。当時アーセナルの主将を務めたパトリック・ヴィエラとのマッチアップは、プレミア史に残る熱い名勝負となっている。
  • Paul Scholes 2001Getty

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    セントラルMF:ポール・スコールズ
    在籍期間:1992年~2011年、2012年~2013年

    クラブ歴代3位となる通算718試合を記録したレジェンド中のレジェンド。デビュー当初はセカンドストライカーだったものの、年齢を重ねるにつれてポジションを下げ、2000年代は主にセントラルMFとして活躍した。長短織り交ぜた高精度のパスと展開力、正確無比なミドルシュートを装備し、ジネディーヌ・ジダンに「キャリア最大の後悔はスコールズとプレーする機会がなかったこと」と言わしめた。
  • Cristiano Ronaldo Manchester United

    9/13

    右ウイング:クリスティアーノ・ロナウド
    在籍期間:2003年~2009年

    デイビッド・ベッカムとの争いとなったが、“2001年以降”という点を考慮すれば、C・ロナウドが背番号7の先輩を上回る。スポルティングから加入したばかりの頃は身体の線が細く、無駄にテクニックを見せびらかすことでチームメートをイラつかせたが、アレックス・ファーガソンの訓示もあり、誰よりも努力し、誰よりも成長した。ユナイテッドでは公式戦292試合に出場して118得点。惜しむらくは全盛期直前にレアル・マドリーへわたったことだが、それでも3度のプレミアリーグやCL制覇、そして個人としては最初のバロンドール(2008年)を受賞した。
  • Manchester United Ryan Giggs 2009Getty Images

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    左ウイング:ライアン・ギグス
    在籍期間:1990年~2014年

    963試合というクラブ史上最多出場記録を保持するギグスは、オートマティックにベストイレブンに名を連ねるべきだ。カミソリのようなキレとスピード、相手の重心をズラすドリブラーだった1990年代から、キャリア中盤にかけては出し手としての能力を磨き、中盤の中央でもプレー。個人のプレミアリーグ優勝回数でも、同リーグ歴代最多となる13回を記録した。
  • Wayne Rooney 2006Getty

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    センターフォワード:ウェイン・ルーニー
    在籍期間:2004年~2017年

    ギグスが歴代最多出場なら、こちらはクラブ史上最多得点記録者。15シーズンにわたって大きなケガなく不動のレギュラーとして継続的にプレーし、結果を残し続けた。2017年には250ゴール目を挙げ、ボビー・チャールトン氏が保持していたクラブ歴代最多得点記録を更新。フィニッシャーとしてだけでなくパサーとしても超一流で、ファン・ニステルローイ、カルロス・テベス、ディミタール・ベルバトフ、ハビエル・エルナンデスら数多くのFWとコンビを組んだが、どんな時でもチームとして機能するように難なくプレーをアジャストさせてきた無二のストライカーだ。
  • Ruud van Nistelrooy 2002Getty

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    センターフォワード:ルート・ファン・ニステルローイ
    在籍期間:2001年~2006年

    2000年代前半のプレミアリーグにおいて、ティエリ・アンリと双璧を成すストライカーとして鳴らした元オランダ代表FW。より機動力のあるアンリに対し、ファン・ニステルローイは完全なボックス・ストライカーだった。優れたポジショニングセンスとゴールへの嗅覚を発揮し続け、クラブでの公式戦219試合で150ゴールという高い得点率を記録。シュート精度はもちろん、大柄選手とは思えない足下のテクニック、トラップ技術を備え、ポストプレーの確度も抜群。弱点のないセンターフォワードだった。
  • 2020_4_16_manutd_fom(C)Goal

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    ベストイレブン布陣(4-4-2)

    GK:デ・ヘア
    DF:G・ネビル、ファーディナンド、ヴィディッチ、エヴラ
    MF:C・ロナウド、ロイ・キーン、スコールズ、ギグス
    FW:ルーニー、ファン・ニステルローイ

    ■他のビッグクラブの21世紀ベスイレは?
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