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【選手採点】最高点は圧巻セーブのGKラヤ!ワーストは退場トロサールだけでなく… | マンチェスター・シティ対アーセナル

マンチェスター・シティ対アーセナルの大一番は、2-2の引き分けで終了。1ポイント分け合い、両チームとも今季の無敗を継続している。

今季の優勝候補筆頭同士の直接対決。エティハド・スタジアムで行われた世界中の注目を集める大一番は、開始10分にハーランドのゴールマンチェスター・Cが先制に成功する。しかしアーセナルも反撃を開始し、22分にはリッカルド・カラフィオーリの華麗なミドルシュートで追いつくと、前半アディショナルタイムには得意のCKからガブリエウがヘッドを叩き込んで逆転に成功した。

しかし、前半終了間際にレアンドロ・トロサールが退場してからは展開が一変。アーセナルは6バック気味で守備を固め、マンチェスター・Cが猛攻を仕掛ける展開に。相手ボックス付近でプレーを続けてシュートを浴びせ続けたホームチームだが、守備網をこじ開けられない時間が続く。それでも後半アディショナルタイム、ジョン・ストーンズが劇的な同点弾を決め、2-2でタイムアップとなった。

ポゼッション率は「77.2%:22.8%」、パス本数「872:208」、シュート本数「33:5」とスタッツ上ではマンチェスター・Cが圧倒したものの、結果は2-2のドローに。審判の判定など様々な物議を醸した大一番だが、『GOAL』が両チームの選手を採点する。

  • FBL-ENG-PR-MAN CITY-ARSENALAFP

    マンチェスター・シティ

    ▽スコアラー

    ハーランド(9分)

    ジョン・ストーンズ(後半AT)

    ▽イエローカード

    エデルソン(23分)

    ルベン・ディアス(前半AT)

    ベルナルド・シウバ(後半AT)

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  • FBL-ENG-PR-MAN CITY-ARSENALAFP

    GK&DF

    エデルソン(4/10)

    カラフィオーリの先制点はノーチャンスだが、CKの2失点目は抑えに来たマルティネッリに対してもっとうまく対処すべきだった。

    カイル・ウォーカー(3/10)

    アーセナル1点目も含め、マルティネッリにスピードで何度も敗れ、昔の面影はなかった。ガブリエウのマークも見失っている。

    マヌエル・アカンジ(6/10)

    ボール保持でも効果を発揮し、クロス対応も安定していた。

    ルベン・ディアス(6/10)

    最後の守備やビルドアップに大きく関与。大きなミスはなかった。だが、ベストゲームではない。

    ヨシュコ・グヴァルディオル(6/10)

    前半はサカをかなり抑え、後半には際どいシュートも。

  • Rodri Manchester City HICGetty Images

    MF

    ロドリ(6/10)

    開始数秒でハヴァーツにぶつけられた後、20分で膝の重傷と思われる負傷でピッチを後に。

    ベルナルド・シウバ(7/10)

    常に動き回り、ボックス内外で素晴らしいタッチ。それでも、アーセナル守備を完全には崩せず。

    イルカイ・ギュンドアン(5/10)

    開始早々に先制点を決めるべきだったし、FKも決められなかった。アーセナルがボックスに密集すると、姿を消している。

  • Erling Haaland Gabriel Man City Arsenal 2024-25Getty

    FW

    サビーニョ(8/10)

    マン・Cのベストプレイヤー。先制点は素晴らしいタッチとパスで、スピードあふれるドリブルでカラフィオーリを翻弄した。

    アーリング・ハーランド(6/10)

    素晴らしいフィニッシュでシティ通算100ゴールに到達したものの、その後は試合に関与するのに苦戦。後半はヘッド2本をセーブされた。

    ジェレミー・ドク(4/10)

    ティンバーにほぼ封じ込められ、サビーニョほど輝けず。

  • Manchester City FC v Arsenal FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    交代選手&監督

    マテオ・コヴァチッチ(5/10)

    パスミスはほぼないが、ロドリのような影響力は発揮できず。

    フィル・フォーデン(6/10)

    最後の25分に出場したものの、守備陣を崩すことはできず。

    ジョン・ストーンズ(7/10)

    最後の10分間に出場、適切なタイミングとポジションで同点弾を決めた。

    ジャック・グリーリッシュ(6/10)

    ストーンズと同じタイミングで出場、ボックス内にボールを入れて同点ゴールの起点に。

    ジョゼップ・グアルディオラ(6/10)

    ハイプレスを選択したことで序盤は成果を上げた。しかし、後半は守るアーセナルを崩すアイデアをもたらせず。1ポイント獲得できたのは幸運だった。

  • Calafiori Manchester City ArsenalGetty Images

    アーセナル

    ▽スコアラー

    リッカルド・カラフィオーリ(22分)

    ガブリエウ(前半AT)

    ▽イエローカード

    レアンドロ・トロサール(34分、前半AT)

    トーマス・パーティー(前半AT)

    マイルズ・ルイス=スケリー(65分)

    デクラン・ライス(83分)

    ガブリエウ・ジェズス(後半AT)

  • Manchester City FC v Arsenal FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    GK&DF

    ダビド・ラヤ(9/10)

    後半に重圧を受け続けた中、素晴らしいセーブを何度も見せた。彼のお陰でアーセナル全体が感じるプレッシャーは軽減されている。

    ユリエン・ティンバー(8/10)

    自分本来のプレーを楽しんでいるようだった。ドクを抑え、戦い続けた。アーセナルのスピリットを体現。

    ウィリアム・サリバ(8/10)

    素晴らしい落ち着きでハーランドとのバトルを楽しみ、後半はシティに何も与えなかった。

    ガブリエウ(8/10)

    またもCKから強烈なヘッド。ハーランド先制点の場面の対応はイマイチだったが、後半は最高のパフォーマンス。

    リッカルド・カラフィオーリ(8/10)

    サビーニョに苦戦したが、試合が進むにつれてうまく対処。アーセナル初先発で見事な同点ゴールだった。

  • Manchester City FC v Arsenal FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    MF

    トーマス・パーティー(7/10)

    アーセナルが深い位置で守った時間、DFラインを良くサポートした。

    デクラン・ライス(7/10)

    後半はボックスの端にとどまり、DFラインに吸収される形に。

    カイ・ハヴァーツ(8/10)

    いつものように疲れ知らずのパフォーマンス。数的不利になった後も懸命に働き、ピッチ全体を走り回っている。

  • Manchester City FC v Arsenal FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    FW

    ブカヨ・サカ(6/10)

    ガブリエウのヘッドを、素晴らしいCKで再びお膳立て。退場者が出たため前半のみで交代に。

    レアンドロ・トロサール(3/10)

    愚かな形で退場に。アーセナル側は、同じくボールを蹴り出したドクが警告を免れたことに文句は言えるだろう。しかし、トロサールはもっと賢くやるべきだ。

    ガブリエウ・マルティネッリ(8/10)

    10人になる前の前半は素晴らしかった。カラフィオーリのゴールをアシストし、批判に回答した。

  • Mikel-ArtetaGetty Images

    交代選手&監督

    ベン・ホワイト(7/10)

    ハーフタイム後に出場、3バックの右で素晴らしいプレー。

    ヤクブ・キヴィオル(N/A)、マイルズ・ルイス=ケリー(N/A)

    出場時間が短いため採点なし。

    ミケル・アルテタ(8/10)

    今週のチームを誇りに思うはず。退場後に3バックへと切り替える決断は素晴らしかった。選手たちは、最後の数秒まで大勝利を収めたと感じていただろう。