Virgil van Dijk Howard WebbGetty Images

リヴァプール抗議の得点取り消しは「不合理ではない」。審判協会トップ「誰もが同じ見解を持つわけではないだろうが…」

  • リヴァプールは、プレミアリーグ第11節でマンチェスター・シティと対戦。優勝を占う一戦だったが、敵地で3-0と完敗に終わっていた。

    しかしこの試合では、リヴァプールの得点が取り消された場面が物議を醸すことに。1点ビハインドで迎えたCKの場面でフィルジル・ファン・ダイクがネットを揺らしたものの、オフサイドポジションにいたアンディ・ロバートソンのプレー関与が認められている。

    プレミアリーグの規定によると、オフサイドポジションの選手が視界を遮ったり、相手選手の動きに直接影響を与えたりするなど「相手がボールにプレーしたり、プレーできる状態にあることを妨げる」行動をとった場合にオフサイドが認められる。だが、リヴァプール側はいずれにも該当しないとし、PGMOLに異議申立を行っていた。

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  • Manchester City v Liverpool - Premier LeagueGetty Images Sport

    そしてPGMOLのハワード・ウェブ審判部長は、『スカイスポーツ』の番組「Match Officials Mic'd Up」に出演し、今回の場面について以下のように説明している。

    「オフサイドポジションにいる選手がボールに触れず、その選手の行動が相手に影響を与えたかどうかを審判が判断しなければならない状況は、我々が下す最も主観的な判定の一つだ」

    「したがって、このゴールは有効であるべきだと考える人がいるのも当然だ。この状況で実際に何が起きたのか、事実を直視することが重要である。CKのボールがファン・ダイクに届いたことはわかっており、マンチェスター・シティの選手たちはボックスの外に向かって動き出し、ロバートソンをオフサイドポジションに残した」

    「ファン・ダイクがヘディングした瞬間のロバートソンの位置と動きに関しては、オフサイドの判定を下さなければならない。ボールに触れてはいないが、ボールの下をくぐろうと明らかに動いている。そして彼の頭上をボールが通って、ネットを揺らした。そこで、審判は判定を下さなければならない。あの明らかな行動はGKジャンルイジ・ドンナルンマと、セーブする動きに影響を与えたのだろうか? そこで主観がかかわってくる」

    「審判は、あの位置関係と動作を検証した上で判断を下したのだ。誰もが同じ見解を持つわけではないだろうが、あの結論に至った理由は不合理ではない。審判がピッチ上で判断を下した後、VARはそれを検証している」

    「影響を実際に受けたかどうかはドンナルンマ本人にしかわからない。我々は、事実に基づく検証をする必要がある。VARはオフサイドの判定が明らかに誤っているとは判断せず、介入を見送ったのだ」

  • 「このケースでは、アシスタントが(VAR音声で)視界について言及しているのがわかる。確かに、通常は視界がボールの視認を妨げているかどうかが問題になる。この場面では、GKは確かにボールの軌道を最後まで見えているだろう。しかしアシスタントは他の要素、例えばボールの下に潜り込む動作やGKに近い位置などについても言及している」

    「それ自体が相手選手への妨害行為としてオフサイドを宣告する十分な根拠となり得る。たとえGKがボールの軌道を最後まで視認できていたとしても、彼は依然としてGKの前に位置しており、反応を躊躇させる可能性がある。したがって、視界だけでなく、オフサイドであると判断できる他の要素も存在した」

  • FBL-WC-2018-FIFA-TOUREAFP

    敗れたリヴァプールは、勝ち点18のまま8位に転落。2位マンチェスター・シティとの差は「4」、首位アーセナルとの差は「8」に広がった。

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