Mohamed Salah Antoine Semenyo Liverpool Bournemouth 2025-26Getty/GOAL

リヴァプールが日本代表とも対戦したガーナ代表アントワーヌ・セメンヨ獲得へ、サラー退団を見据え?

  • アントワーヌ・セメンヨはプレミアリーグの複数クラブの中でもリヴァプールの最優先ターゲットであり、今シーズン開幕直後にボーンマスで得点能力を発揮して以来、冬の大型移籍候補として名前が挙がっている。

    今秋早々に明らかになったところでは、ボーンマスは25歳のセメンヨとの契約に6000万ポンドのベース金額に加え、500万ポンドの追加条項を含む移籍条項を盛り込んでおり、これは夏の移籍市場でトッテナム・ホットスパーなどの関心をかわすために新契約を結んだ際に設定されたものだ。

    しかしガーナ代表選手の退団はもはや必然と考えられており、リヴァプールはマンチェスター・シティやトッテナムとの争奪戦に突入する可能性が高い。

    さらにアーセナルとマンチェスター・ユナイテッドも関心を示していると報じられている。両クラブとも現在の攻撃陣には満足しているものの、状況を注視しているとされる。

    『ミラー紙』によればサラーを巡る現状により「移籍交渉の追い風」を受けており、1月の移籍市場が開幕次第、セメンヨ獲得に向けた動きを加速させる可能性がある。

    一方『BBCスポーツ』はスパーズがセメンヨに最高の金銭的条件を提示する可能性を報じている

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  • Mohamed SalahGetty Images

    セメンヨは数カ月前からサラーの後継候補として名前が挙がっていたが、今月1月の移籍市場で緊急の代役になるとは予想していなかった。

    しかし先週末のリーズ・ユナイテッド戦(3-3の引き分け)後のサラーの激怒を受けて、状況は急変した可能性がある。

    33歳のサラーは、アルネ・スロット監督とクラブによって「スケープゴートにされた」と主張。3試合連続でベンチ入りし、そのうち1試合のみの途中出場に留まったことで、チームの不振のスケープゴートにされたと感じていると述べた。 この発言とそれに続く評論家やファンからの反発を受け、サラーはインテル・ミラノ遠征メンバーから完全に外された。

    サラーは来週初めにアフリカネイションズカップ(AFCON)へ出発するが、その後リヴァプールで再びプレーする保証はない。世界的に有名なサッカー選手の一人を獲得する機会を熱望するサウジ・プロリーグへの移籍説が再浮上している。

    1月のサラー移籍は、2023年1月にクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドからアル・ナスルへ移籍した時と同等の、短期間での劇的な展開となるだろう。しかしリヴァプールがセメンヨ獲得に動いている事実は、右サイドの将来計画がこれまで以上に緊急性を帯びているとクラブが認識していることを示している。

  • 『ミラー紙』の報道によれば、リヴァプールは1月のセメンヨ獲得に「動かなざるを得ない」可能性があるとされる。他の状況が「決断を迫る」結果、今冬の移籍市場で巨額移籍が実現する見込みで、これにより今季のクラブ支出は5億ポンドを超える見通しだ。

    セメンヨは今季プレミアリーグで6得点3アシストを記録しており、多くの関係者が彼のステップアップが可能な状態にあると確信している。ガーナ代表のオットー・アドー監督もその一人であり、ボーンマスは主力選手の流出に「覚悟を決めている」と報じられている。

    アッド監督は『アスレティック誌』にこう語った。「彼はボーンマスで非常に良くやっている。ボーンマスの取り組みには敬意を表するが、彼が次のステップへ進むのは当然の流れだ。冬の移籍市場か夏の移籍市場かは別問題だが、我々にとって違いはない。彼が世界にさらなる実力を見せつけるのを楽しみにしている」

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    セメンヨの契約解除条項は1月の移籍市場開幕から2週間のみ有効とされており、今冬の移籍が実現する場合、交渉は急速に進展する見込みだ。

    その後、サラーの去就を巡る議論は移籍期間の終盤まで続く見込みだ。

    アフリカネイションズカップが1月18日に終了するためである。2月1日までにリヴァプールの右サイドポジションを誰が担うのか、またエジプト代表が少なくともシーズン終了まで残留を選択した場合、サラーとセメンヨが同一チームで共存できるのかは注目すべき点となる。

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