元リヴァプールMFが主張…イサクのフィットは「時間の問題」。ヴィルツとの状況の違いは？

唯一のゴールは、9月のカラバオカップで対戦したチャンピオンシップのサウサンプトン戦。アレクサンデル・イサクはプレミアリーグでは3試合に出場しているものの、まだ得点を決めていない。そんななか、日曜日にマンチェスター・ユナイテッドとの一戦を迎える。

リヴァプールはその一戦で攻撃のインスピレーションを提供する選手を必要としており、スロットのチームは公式戦3連敗を喫した中で、レッドデビルズを迎える。王者リヴァプールは現在、プレミアリーグ3位に位置している。

夏の移籍騒動が長引き、プレシーズンを逃したイサクは、早期フィットすることが期待されており、リヴァプールも適用させようと努力している。

元レッズのミッドフィルダーであるダニー・マーフィーは、そのプロセスが遅かれ早かれ完了するだろうと考えている。オンラインカジノ『BetWright』とのコラボで『GOAL』独占インタビュー応じた際、シーズン20ゴールに達しない場合は期待以下と評価されるのか、また、フロリアン・ヴィルツよりも多く時間が与えられるかどうか問われ、「そうだと思う。それはイサクにとって少し違うと思います。2つの理由があります。彼はプレシーズンを過ごしていないことをファンやメディアが知っているので、体力的にも現在トレーニングに励んでいることは理解している」

「そして、彼に少し猶予が与えられるもう一つの理由は、彼がプレミアリーグに数年間プレーし、すでにそのクオリティの高さを示しているため、実力があり、彼が通用するということを人々が知っているという事実だ。彼が十分な実力があるかということについて疑問はない。すでに成し遂げていた実績が確かなものであるため、人々は彼を非難したり、批判することはない。しかし、もちろん彼もプレッシャーを受けています。ビッグクラブで高額な移籍金で加入するプレーヤーは、期待に応える必要がある」

「ただ、イサクに関して心配はしていません。彼が何者であるか、彼がどんなプレーをするのかはわかっています。しかし、疲れていることや、もう少し試合が必要だと思うこともあります。特にストライカーとしてのあの鋭さ、得点が入った時のあの感覚はね。ただ、それはイサクであれば時間の問題だと感じています」

リヴァプールのボス、アルネ・スロット監督はイサクを評価する時が来たと述べており、10月の代表ウィーク中にスウェーデン代表で重要な試合時間を得たと考えている。

スロット監督は「フィットネス的には彼は理想のレベルに近づいており、これからは公正に彼を評価することができる。最初の5、6週間は、まだ完全には準備ができていなかった。彼はフィット感を高めていたが、これをプレミアリーグの試合で行わなければならなかった。これは選手にとって普通ではない。本来ならばフレンドリーマッチで早くから彼を使いたいところだが、シーズンの真っ只中ではフレンドリーのための時間がない。プレミアリーグとチャンピオンズリーグの試合をしながら、彼を育てていかなければならなかった」

「このレベルで違いを生むにはトップの状態でなければならない。80%, 90%や95%の状態でもこのレベルでプレーはできるが、最高レベルで違いを生むためには100%である必要がある。これはすべての選手に当てはまることで、彼が今は100%であると言っても過言ではない」

スロット監督は、イサクが結果を出すプレッシャーについて次のように述べた。

「もちろん、リヴァプールのナンバー9であるならば、ゴールを決める必要があるが、それは彼がこれまでの人生で普段からやってきたことだ。彼が必要とする唯一のことはフィットすることで、もし彼がフィットしていれば、我々のチームはプレミアリーグでオープンプレーから最も多くのチャンスを作り出し、プレミアリーグでオープンプレーから最も多くの枠内シュートを記録しているだろう。しかし、サッカーにはもう一つの要素があり、それも非常に重要になってくる。それが何かわかるだろうか？ セットプレーだ。サッカーにはオープンプレーとセットプレーの部分がある」

リヴァプールは次のインターナショナルブレイクまで、厳しい試合を控えている。マンチェスター・ユナイテッドとのゲームを終えた後、チャンピオンズリーグでフランクフルトとアウェイで対戦する。その後、ブレントフォードとのアウェイゲームを行い、カラバオカップの4回戦でクリスタル・パレスと対戦する。その後、国内でアストン・ヴィラとのホーム戦、そして、欧州でレアル・マドリーと対戦する。11月9日にはマンチェスター・シティへのアウェーゲームが予定されている。