リヴァプールのオーナーがマラガ買収を模索？競合はPSGか

カタールの実業家シェイク・アブドゥラ・アル・タニ氏は現在、マラガの51パーセントを保有している。マラガは現在スペイン2部に所属しているが、残りの49パーセントはスペインのホテル・不動産グループである『ブルーベイ』が持っている。しかし、クラブの管理は地元グループである『ブルーベイホテルズ』への売却提案を巡る法的問題による、司法の管理下に置かれている。なお、アル・タニ氏はクラブ資金の不正流用の疑いで調査を受けている。

マラガを取り囲むピッチ外での混乱。そんな中『The Athletic』は、『FSG』がクラブの所有権取得の交渉中であると報じた。ジョン・ヘンリー氏所有の『FSG』は昨夏、問題を抱えてたフランスのボルドーの買収交渉を進めていたが、交渉は破談となっていた。その後、『FSG』は複数のヨーロッパのクラブを見定め、自社の傘下に置けるクラブを検討していた。

報道によると、『FSG』はパリ・サンジェルマンのオーナー、ナッセル・アル・ケライフィ氏との激しい競争に直面することになるという。アル・ケライフィ氏の『カタール・スポーツ・インベストメンツ・グループ』は2023年からマラガの株式取得に関心を抱いているという。

『FSG』下のリヴァプールは4月2日にプレミアリーグ第30節でエヴァ―トンとのマージ―サイドダービーを戦う。