リヴァプールとバイエルンに朗報？バルセロナがフェルミン・ロペスの売却を検討へ

『SPORT』によると、バルセロナはフェルミン・ロペスに対するスタンスを軟化させ、きちんとしたオファーがあった場合のみ売却を検討するようだ。ハンジ・フリック監督の体制下で重要な選手と見なされているにもかかわらず、バルセロナの継続的な財政問題により、クラブは優先事項を再検討せざるを得なくなった。また、ニコ・ウィリアムズの獲得の可能性と新加入のジョアン・ガルシアにより、給与負担を削減する圧力が高まっておりフェルミンの名前が移籍の候補として浮上している模様だ。

バイエルンやリヴァプールなどはこの方針転換に注視していると報じられており、両チームともフェルミン・ロペスに関心を強めている。

フェルミン・ロペスは、5億ユーロ（約848億円）の契約解除条項付きで2029年まで長期契約を結んでいる。だが、バルセロナは真剣なオファーを無視できる立場にない。ペドリ、ガビ、フレンキー・デ・ヨング、そしてダニ・オルモとラフィーニャが中心的な役割を占めており、フェルミン・ロペスのレギュラー出場への道筋はますます不透明となっている。

フリック監督の計画に残っても彼らは中盤のオプションが豊富なこともあり、出場時間が限られることになるだろう。また、フェルミン・ロペスは残留の意思を表明しているが、バルセロナ側の給与総額は縮小する必要がある。そのため適正価格で売却することが、今や必要なビジネスと見なされるかもしれない。

フリック監督はフェルミン・ロペスの多様性とペナルティエリア付近での攻撃的センスを評価しており、彼は現在クラブの進化する戦術セットアップの一部と見なされている。しかし、フリック監督は財政的現実を告げられており、優先度の低い退団でさえ必要かもしれないことを理解している。

そして、ニコ・ウィリアムズとラミン・ヤマルがウイングを占めることが予想され、ラフィーニャが中央に移動する可能性がある中、フェルミン・ロペスの好むポジションでの出場機会は減少するかもしれない。クラブは中盤の深度を埋めるため新たな若手昇格も検討しており、それが彼の状況をさらに複雑にしている。

バルセロナの人たちはフェルミン・ロペスを積極的に追い出そうとはしていないが、オファーには備えている模様。リヴァプールまたはバイエルンのいずれかが良いオファーを持参し、選手が移籍に前向きであれば、移籍は迅速に進められる可能性がある。彼の契約解除条項は5億ユーロという巨額である。