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2試合連続ベンチスタートのサラー…リヴァプールのスロット監督が説明を求められる
リヴァプールで420試合出場250得点を記録するFWモハメド・サラーは、アストン・ヴィラとの1-1の引き分けで貴重な勝点を逃したチームを奮起させられなかった。アンフィールドで象徴的存在となっているが、その影響力を生かし切れていないように思える。
33歳のサラーは2025-26シーズン、国内リーグとUEFAチャンピオンズリーグでベンチ入りする機会が増え、ローテーションと休息を受け入れる必要に迫られている。アルネ・スロット監督は、昨季にトップリーグ優勝をもたらした安定感を取り戻すため、布陣の組み替えを試みている。
Getty Images Sportスロット監督はサンダーランド戦でのサラー先発起用を見送った理由について『スカイスポーツ』にこう説明した。
「同じメンバーで戦う。継続性とフレッシュさのバランスだ。今夜は全選手が必要なのは明らかだ。先発組の何人かは90分フル出場が難しいからだ。 今夜はこれまで以上に11人以上の選手が必要だ。全選手が出場機会を得られる可能性があり、モハメドも間違いなくその一人だ。モハメドのような選手がベンチに控えているのは良いことだ」
「彼とは深く話し合ってはいない。フランクフルト戦後は多くを語り合ったが、今はそれほどでもない。彼はトッププロとして理想的な反応を示している。トレーニングは極めて良好で、チームメイトに対して前向きだ。出場時は模範であり、今は出場機会がなくても模範的な振る舞いを示している」
スロット監督がスタメン落ちしたサラーの反応を称賛する一方、元リヴァプールジェイミー・レッドナップ氏は、2027年までの高額契約延長からわずか数カ月後に別れの時が迫っていると確信している。
レッドナップ氏は次のように語った。
「彼はプレミアリーグのレジェンドであり、リヴァプールの象徴だ。だからこそ、この件は良い終わりを迎えないと思う。今や状況は複雑だ。監督にとって、これほど才能があり、チームにとって不可欠な選手を、ロッカールーム内外での振る舞いやトレーニングでのパフォーマンスを考慮すれば、 彼はベンチを温めるつもりはない。キャリアを終えるためにこの契約を結んだわけじゃない。毎週のように安定した出場を望んでいる」
「契約残り2年、いや1年半を全うするなんて、驚きの極みだ。この状況が少しでも改善されるとは思えない。サッカー界では何事にも驚かない。移籍が1月だろうと夏だろうとね」
「適切なクラブが現れれば…この男の判断が大きく左右する。彼はその特権を勝ち取っている。もし彼が『君たちのチームでスタメンになれないなら、居座るような選手じゃない。行くべき場所へ行く』と言えば、私は今でも彼がヨーロッパのどこでもプレーできると信じている」
「誰もが最初に言うのは、彼がサウジアラビアに行くかどうか。彼は明らかにあの地域ではレジェンドだ。あるいはアメリカに行きたいだろうということだ。だが今の私にとって、これは関係における真の分岐点だ。彼は失望し、今起きていることに対して責められていると感じるかもしれない。しかしチームが彼抜きで勝っている限り、彼の不在時の成績は確かに良好だ。誰も不可欠ではない。時は誰も待たない。今後は困難を極めるだろう」
Getty Imagesリヴァプールはプレミアリーグで8位に低迷し、首位アーセナルに11ポイント差をつけられている。
次節はリーズと対戦するが、スロット監督はエランド・ロードでの先発メンバーについて「見当はついている」と認めつつも、サラーの復帰の可能性については「コメントは控える」と述べた。
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