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CWC ex-European stars GFXGetty/GOAL

メッシ、チアゴ・シウヴァ…クラブワールドカップで見るべき、ヨーロッパサッカー歴代のスターたち

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ヨーロッパのサッカーシーズンは終了したが、今夏はファンが楽しめる大きな祭典が待ち構えており、拡大されたFIFAクラブワールドカップに注目が集まっている。従来は7チームで争われていたこの大会は、サッカーの6つの大陸連盟から32チームが参加し、4チームずつ8つのグループに分けられる。各グループの上位2チームがベスト16に進出し、その後、決勝まで一発勝負のトーナメント形式で争われる。

さらにもっと重要なことに、クラブワールドカップは毎年の開催から4年に1回の開催に変更され、優勝チームには1億2,500万ドル(約181億円)の賞金が授与されるようになった。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が、このイベントを「男子プロサッカーのエリートの頂点」というのは、少し大げさな表現かもしれないが、再スタートしたこの大会の最初の開催国は米国であり、素晴らしい大会になるに違いない。

チャンピオンズリーグ優勝のパリ・サンジェルマンが、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ、インテル、ユヴェントスなどの強豪と栄冠を争うこの大会に、才能あふれる選手たちが勢揃いすることは間違いない。ヨーロッパのサッカー界を彩った多くの元スター選手も登場する。6月14日の開幕に先立ち、注目すべき選手たちを見ていこう。

  • Lionel Messi Miami 2025Getty

    リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)

    今大会はインテル・マイアミが初めて世界の大舞台に立つ大会であり、このチームには、リオネル・メッシという最高のリーダーがいる。8度のバロンドール受賞者であるメッシは大会中に38歳を迎えるものの、ピッチ上ですべてを軽々とこなすサッカーの異才であり、マイアミは彼の天才性に大きく依存するようになっている。

    実際、メッシは、2025シーズンのこれまでで、MLSで13試合にしか出場していないにもかかわらず15得点に関与しており、直近では5-1でコロンバス・クルーを破った試合で圧巻のパフォーマンスを披露した。「彼はこのスポーツで最も優れた選手だ。私たちはできる限りの支援を惜しまない」と、試合後、バルセロナとアルゼンチン代表でメッシの同僚だったインテル・マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は語った。

    チームとして欠点はあるものの、メッシの存在がある限り、マイアミにはどの試合にもチャンスがある。DFを優雅にかわす能力や突然の決定的なパス、長距離のFKをゴールの隅に美しいカーブをかけて決める技術は衰えておらず、メッシは全世界に対し、最高峰の舞台で相変わらず決定的な影響力を発揮できることを証明するだろう。

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  • suarezGetty Images

    ルイス・スアレス(インテル・マイアミ)

    メッシには、バルセロナとリヴァプールの元FWルイス・スアレスという完璧な相棒がいる。2人は共に過ごしたカンプ・ノウ時代に、テレパシーで感じ合っているような関係を築き上げ、スアレスが右膝の変形性関節症と闘い続ける中、フロリダでその火花を再燃させている。

    このケガはスアレスがピッチを動きまわる際に悪影響を及ぼしているが、アタッキングサードでのひらめきは相変わらず鋭く、マイアミでの58試合で33得点を記録している。ただし、スアレスはチームの主な得点源とは見られていない。38歳の彼は、ただチャンスを決めることよりも、他の選手をプレーに巻き込み、DFをポジションから引きはがすことに重点を置いている。

    マスチェラーノ監督のチームが決勝トーナメント進出を果たした場合、スアレスの出場時間は慎重に管理されるだろう。しかし、スアレスはほんの一瞬で試合を決めることができる選手だ。この元ウルグアイ代表は、マイアミのバルセロナ出身レジェンドであるセルヒオ・ブスケツやジョルディ・アルバの能力も引き出せるだろう。

  •  thiago silvaGetty Images

    チアゴ・シウヴァ(フルミネンセ)

    チアゴ・シウヴァは、故郷のクラブであるフルミネンセに復帰した最初のシーズンでチームを降格の危機から救うことに貢献し、現在はブラジル・セリエAの首位争いに加わっている。これは、彼の守備の巧みさと強い精神力に大きくよるものである。41歳の誕生日まであと3カ月という年齢にもかかわらず、シウバはヨーロッパで最も優れたセンターバックのひとりとして知られた卓越した予測能力を失っておらず、確実なパスで攻撃の構築にも重要な役割を果たしている。

    ACミラン、PSG、チェルシーでスターだったシウヴァは、クラブワールドカップにも真剣に取り組んでおり、先週のDAZNのインタビューで、こう語った。「クラブ史上、最も重要な大会のひとつでプレーするチャンスが来るとは、まったく考えたことがなかった。ヨーロッパでは歴史を作ったが、このユニフォームを着て再び歴史を刻む責任は重大だ。キャリアのこの段階で最も望んでいるのは、このユニフォームを着てタイトルを獲得することだ」。

    この目標は決して現実離れしたものではない。フルミネンセはボルシア・ドルトムント、マメロディ・サンダウンズ、蔚山HDと同組で、首位候補と見られている。チアゴ・シウヴァは守備の要として堅固な基盤を提供し、決勝トーナメントに進出となれば、彼の豊富な経験が不可欠となるだろう。

  • Tigres UANL v Monterrey - Torneo Clausura 2025 Liga MXGetty Images Sport

    セルヒオ・ラモス(モンテレイ)

    セルヒオ・ラモスは、レアル・マドリーがクラブ史上最も成功した時代に中心人物として活躍し、16シーズンで22のタイトルを獲得した。その驚異的な成績には4度のクラブワールドカップ優勝が含まれており、この元スペイン代表選手は、2月にメキシコのモンテレイに移籍したことで、自身のコレクションに新たなトロフィーを加えられると信じていることだろう。

    現在リーガMXで7位のモンテレイが米国で大きな波乱を巻き起こすとは誰も予想していない。しかし、ラモスはサッカー界で最も激しい競争心の持ち主のひとりであり、その姿勢を新たなチームメイト——セビージャとマルセイユの元FWルーカス・オカンポスを含む——に確実に伝播させるだろう。

    ラモスがピッチの両端で貢献すれば、モンテレイは1つや2つのサプライズを演出する可能性を秘めている。39歳のラモスは依然としてエリート級の得点能力を持つDFであり、リーガMXでは8試合で3得点を記録。インテル、リーベル・プレート、浦和レッズと対戦するグループステージでは、セットプレーで大きな脅威となるだろう。

  • giroudGetty Images

    オリヴィエ・ジルー(ロサンゼルスFC)

    メキシコのレオンが複数クラブの所有に関する大会規則に違反したため出場権を剥奪され、クラブワールドカップの出場枠がひとつ空いた後、2024年のMLSチャンピオンのロサンゼルスFCがクラブ・アメリカを延長戦の末2-1で破って、その枠を獲得した。オリヴィエ・ジルーは途中出場でデニス・ブアンガの決勝点をアシストし、古巣のチェルシーとグループステージで戦うことが決定した。

    この元フランス代表選手は直近の5試合で先発出場しておらず、ロサンゼルスFCがブルーズとの開幕戦を迎える際もベンチスタートとなる可能性が高い。昨年ロサンゼルスに移籍して以来、32試合でわずか4得点という成績から、ジルーの全盛期は完全に過ぎ去ったと言える。もはや、週に1試合、90分間プレーする体力も残っていないのかもしれない。

    ジルーは、元フランス代表の同僚ウーゴ・ロリスほどロサンゼルスFCにとって不可欠な存在ではないが、クラブ・アメリカ戦での短時間での活躍は、ジルーがまだ何かに貢献できることを示した。38歳のジルーは、相変わらず強靭で賢いターゲットマンとして周囲の選手を活かすプレーが得意であり、試合を逆転する必要がある状況となれば、前線に異なる次元を加えることができるだろう。

  • Botafogo v U De Chile - Copa CONMEBOL Libertadores 2025Getty Images Sport

    アレックス・テレス(ボタフォゴ)

    アレックス・テレスはマンチェスター・ユナイテッドでの最初の2シーズンでプレミアリーグでの先発出場が26試合に留まり、2022-23シーズンにセビージャへレンタル移籍され、ヨーロッパリーグ優勝を経験した。しかし、マンチェスター・Uもセビージャも彼をもう1年残留させたいとは思わず、テレスは新たな挑戦を求めてサウジアラビアのアル・ナスルに移籍。元チームメイトのクリスティアーノ・ロナウドと再会した。

    ブラジル代表サイドバックのテレスは、アル・ナスルでの初シーズンで7,00万ポンド(約13億円)の年俸契約を結んで活躍したが、驚くべきことに、昨年9月、双方合意で契約終了となった。実はテレスは故郷のボタフォゴへの復帰を計画していたのであり、現在ではキャリアで最も成功した時期を過ごしている。

    ボタフォゴは昨シーズン、ブラジル・セリエAとコパ・リベルタドーレスの二冠を獲得し、テレスは後者の決勝戦で素晴らしいパフォーマンスを披露したことで、ブラジル代表に再招集されることとなった。32歳のテレスは、新監督カルロ・アンチェロッティ率いる最新のセレソンには選出されなかったが、クラブワールドカップで注目を浴びれば代表復帰の可能性もある。ボタフォゴは、グループリーグでのパリ・サンジェルマンとアトレティコ・マドリーとの2連戦に向けて準備中だ。

  • Al Wehda v Al Hilal - Saudi Pro LeagueGetty Images Sport

    セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(アル・ヒラル)

    セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチは、2022-23シーズンにラツィオで素晴らしい活躍を見せ、過去7年間、ヨーロッパでトップクラスのボックス・トゥ・ボックスのMFとしての地位を確立し、ACミラン、ユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルなどのクラブが関心を寄せていた。だから、キャリアの頂点にいるこのセルビア代表選手が報酬に惹かれてアル・ヒラルに移籍したことは、大きな驚きだった。

    ミリンコヴィッチ=サヴィッチが現在プレーしているのは競争の激しいリーグとは言いがたいが、彼個人のレベルは全く落ちていない。28歳の彼は、2023-24シーズンにアル・ヒラルが無敗でサウジ・プロリーグ優勝を果たす原動力となり、昨シーズンは21得点に関与。ボール奪取のスキルで手本となり、ルベン・ネヴェスとの強力なコンビネーションを形成している。

    ミリンコヴィッチ=サヴィッチが中盤を支配するアル・ヒラルは、クラブワールドカップでダークホースとして浮上する可能性があり、特に初戦のレアル・マドリー戦での戦い次第ではさらに注目されるだろう。セルビア代表のミリンコヴィッチ=サヴィッチはハードワーカーであり、ボックス内へ遅れて入ってくるプレーを好む選手で、長距離シュートも躊躇せず、正確無比な精度と完璧なテクニックを組み合わせてゴールの隅を捉えることが多く、アル・ヒラルにインスピレーションが必要な時に試合を掌握する存在である。

  • Mitrovic(C)Getty Images

    アレクサンダル・ミトロヴィッチ(アル・ヒラル)

    ミリンコヴィッチ=サヴィッチについて述べたことを踏まえ、アレクサンダル・ミトロヴィッチに対して公正を期すならば、ミリンコヴィッチ=サヴィッチが過去2シーズンで16アシストを記録できたのはミトロヴィッチのおかげだと言えるだろう。フラムとニューカッスルでストライカーだったミトロヴィッチは、2023年にアル・ヒラルに加入して以来、79試合で68得点を記録。ハムストリングのケガで2カ月間戦線を離脱していなければ、昨シーズンのサウジ・プロリーグのゴールデンブーツ賞をクリスティアーノ・ロナウドと争っていた可能性もあった。

    ミトロヴィッチは3月にそのケガから回復し、アル・ヒラルの最後の10試合で7得点を挙げた。アル・ヒラルの元監督ジョルジェ・ジェズスから「容赦ない」と形容された30歳のストライカーは年齢を重ねるごとに進化しており、マンチェスター・ユナイテッドへの夏の移籍候補としても名前が挙がっている。

    彼はまさに、プレミアリーグのファンが記憶するであろう「マシーン」であり、ゴールへの嗅覚さえあれば相手チームを下せるだろう。レアル・マドリーの脆弱な守備に大きなダメージを与えられるだろうし、彼が最高の状態であれば、アル・ヒラルにはレッドブル・ザルツブルクとパチューカを圧倒するだけの力がある。

  • Boca Juniors v Estudiantes - Torneo Apertura Betano 2025Getty Images Sport

    エディンソン・カバーニ(ボカ・ジュニアーズ)

    38歳のエディンソン・カバーニは、2024年のシーズンでボカ・ジュニアーズにとって数少ない明るいニュースのひとつだった。彼は、全大会で35試合に出場し、16得点を記録。元マンチェスター・ユナイテッドとパリ・サンジェルマンのスター選手は、今シーズンはそれほど多くの得点を挙げてはいないが、戦いに挑む意欲はまったく失っていない。ボカは、クラブワールドカップでも彼が再び模範的な活躍を見せてくれることを期待している。

    グループCでベンフィカやバイエルン・ミュンヘンを上回ることはボカにとって難しい課題だが、ミゲル・アンヘル・ルッソ監督は、守備の規律とカウンターでの冷酷さを重視した戦術を敷くだろう。カバーニは、全盛期の運動能力はもはやないものの、その戦術の2つ目の部分には依然として最適な選手だ。

    「私たちはトーナメントで可能な限り遠くまで進み、クラブを国際舞台でタイトルを争うべき場所に戻すために、全力で取り組む」と、カバーニはボカのベンフィカ戦初戦を展望してFIFAに語った。その姿勢こそが『エル・マタドール』を現代の伝説にしたもので、彼が米国で輝かしい最終章を書き上げることを否定するのは愚かだろう。

  • Arsenal FC v Chelsea FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    ジョルジーニョ(フラメンゴ)

    ジョルジーニョは、2023年2月にロンドンのライバルチームであるチェルシーからアーセナルに移籍したが、そのほんの数カ月にデクラン・ライスが加入したことが主な原因となり、エミレーツ・スタジアムで期待していたほど多くの出場機会を得られなかった。ミケル・アルテタ監督は2024-25シーズン、イタリア代表のジョルジーニョを全公式戦で16試合しか先発起用せず、中盤の基礎となるポジションには彼よりもトーマス・パーティーが起用されることも多かった。そのため、アーセナルが彼と新契約を結ばなかったことは驚きではなかった。

    ジョルジーニョの才能に疑いの余地はなかったが、アルテタ監督のハイテンポなシステムに適応するにはスピードが不足していた。とは言え、33歳のジョルジーニョはキャリアの最終段階に乗り出すべく、フラメンゴへの移籍を決断した。

    フラメンゴは、ブラジル生まれのジョルジーニョの、走力ではなく試合をコントロールする能力を評価して契約した。元ナポリのレジスタは、滅多にパスをミスすることがなく、相変わらず試合を読む能力に長けている。2021年にチェルシーで優勝したクラブワールドカップで、フラメンゴの2試合目にチェルシーと対戦できることを楽しみにしている。

  • Pachuca v America - Torneo Clausura 2025 Liga MXGetty Images Sport

    サロモン・ロンドン(パチューカ)

    ニューカッスルとウェスト・ブロムウィッチのサポーターには説明不要の選手、サロモン・ロンドンは、現在、メキシコのパチューカで素晴らしいキャリアの晩年を過ごしている。ベネズエラ代表の歴代最多得点者であるロンドンは、2023年12月にフリーエージェントとしてパチューカに加入し、1年目のシーズンで大きな印象を残した。コロンバス・クルーとの決勝戦での2得点を含む9得点を決めて、チームをCONCACAFチャンピオンズカップ優勝に導いたのである。

    ロンドンはリーガMXのクラウスーラ(後半戦)でも得点王に輝き、2024-25シーズンにはパチューカで全公式戦で通算16得点を記録した。12月には、FIFAベストイレブンに驚きの選出もされている。クラブワールドカップでのパチューカは、強豪ぞろいのグループHに属する大穴チームだが、ロンドンは、空中戦での強さと両足での決定力を持つ正真正銘の万能選手である。

    2021-22シーズンのエヴァートンでの不振を乗り越え、かつてウェスト・ブロムウィッチやニューカッスルで輝いた頃の状態を取り戻したロンドンは、パチューカの若手選手たちの良き手本としても大いに活躍し、評判を取り戻している。「彼をロールモデルに持つことは、我がチームと若手の選手たちにとって重要だ」と、パチューカのアルマンド・マルティネス会長は述べている。「彼は25歳のようにトレーニングしている。誰よりも早く練習場にやって来て、最後に帰る。食事に気を配り、十分な休息を取っている。それが彼を輝かせ、チームにうってつけの選手にしているのだ」。