イングランド代表の実験の時間は終わった。
UEFAネーションズリーグ最終戦、ドイツ代表との3-3の引き分けが、ギャレス・サウスゲート監督率いるチームのカタール・ワールドカップ前最後の実戦となった。
では、誰が最終選考に残り、W杯に臨むイングランド代表メンバーに選ばれるのだろうか。
『GOAL』では、アーセナルの番記者も務めるチャールズ・ワッツに、カタールの大舞台で見てみたい選手を選んでもらった。
彼が選んだメンバーはこちらだ。
Getty/GOALイングランド代表の実験の時間は終わった。
UEFAネーションズリーグ最終戦、ドイツ代表との3-3の引き分けが、ギャレス・サウスゲート監督率いるチームのカタール・ワールドカップ前最後の実戦となった。
では、誰が最終選考に残り、W杯に臨むイングランド代表メンバーに選ばれるのだろうか。
『GOAL』では、アーセナルの番記者も務めるチャールズ・ワッツに、カタールの大舞台で見てみたい選手を選んでもらった。
彼が選んだメンバーはこちらだ。
Gettyケガさえなければ、選ぶのは比較的簡単なことだ。
ジョーダン・ピックフォードはサウスゲート監督の長期的なNo.1であり、イングランドのシャツを着ているときは常に信頼できるキーパーであることが証明されている。
彼はクラブレベルでは少し前に悪い時期を経験したが、エヴァートンでのパフォーマンスは最近ずっと良くなってきている。
クラブでは好調で、国際レベルでもチームメイトと良好な関係を築いていることから、カタールではファーストチョイスにふさわしい。
そして、ピックフォードのバックアッパーを務めるのは、アーロン・ラムズデールとニック・ポープの2人となるだろう。
Gettyディーン・ヘンダーソンは今シーズン、ノッティンガム・フォレストでまずまずのスタートを切り、シーズン序盤に2つの好セーブを見せた。
しかし、彼は他の3人に遅れをとっているのは間違いなく、直前に他の選手が負傷しない限り、家にいるだろう。
サム・ジョンストンは少し前まで候補に挙がっていたが、現在はクリスタル・パレスで試合にも出ていないため、29歳の彼は考慮の対象にすらなっていない。

率直に言うが、ハリー・マグワイアは代表に入るべきでない。
サウスゲート監督が彼を信頼していることは知っているし、マグワイアは過去数年間イングランド代表で素晴らしい活躍をしてきた。しかし、だからといって彼がワールドカップに行くべきとは言えない。
マンチェスター・ユナイテッドでの彼のプレーはもう長いこと低調で、スタメンにすら入れないほどだ。それは今とW杯の間で変わりそうにない。
ドイツ戦の後半で完璧に証明されたように、彼には起こるべくして起こったミスなのだ。
特に、毎週欠かさずプレーし、非常に高いパフォーマンスを見せている選手よりも、今のマグワイアを選ぶことを正当化するのは無理がある。
確かに、私なら間違いなくベン・ホワイトを選ぶだろう。今季は右サイドバックだが、アーセナルでは素晴らしい活躍を見せている。フィカヨ・トモリもそうだし、ジョン・ストーンズやエリック・ダイアーもそうだろう。
サイドバックでは、トレント・アレクサンダー=アーノルド、リース・ジェイムズ、そして3-5-2でセンターバックのオプションにもなるカイル・ウォーカーを、ベン・チルウェル、ルーク・ショーと一緒に選出するだろう。
アレクサンダー=アーノルドはクラブでのプレーを代表レベルで再現したことはないが、創造性に欠けるチームにおいて、これほど優れた選手を外すわけにはいかない。
Getty Imagesマグワイアと並んで、私ならコナー・コーディも外すだろう。
彼はロッカールームで良い影響を与え、サウスゲートが高く評価するリーダーかもしれないが、だからといって、より優れた選手たちよりも彼を選ぶ正当な理由にはならない。
また、マルク・グエイも厳しい決断ではあるが、外しておくだろう。
ニューカッスルではキーラン・トリッピアーが素晴らしい活躍を見せているが、他にも多くの右サイドバックがいるため、選外の候補となる。
Getty Imagesデクラン・ライスとジュード・ベリンガムは、絶対に選ばなければならない選手である。
イタリア戦とドイツ戦前に、ベリンガムの実力を疑問視する声があったとしても、ダイナミックなプレーを見れば、もう疑問の声はないだろう。
メイソン・マウントもまた、チェルシーでの今シーズンの活躍が昨季ほどでなかったとしても、招集されるだろう。ドイツ戦で途中出場した後、すぐに素晴らしいフィニッシュを決め、ラストサードでの彼の実力を見たはずだ。
ジョーダン・ヘンダーソンは、ピッチ上と同様に舞台裏でも重要な存在であり、リヴァプールでの出場時間を確保し続ければ、カタールでも見られるだろう。
ジャック・グリーリッシュは、グレーム・スーネスがどう言おうとも、W杯に行かなければならない存在であり、イングランド代表のために大きな力を発揮することができるだろう。
エリートのヤングスター、フィル・フォーデンも間違いないだろう。彼はイングランドのシャツを着ている間、まだ最高のパフォーマンスを発揮していないが、4-3-3のフォワードラインのすぐ後ろでベリンガムと一緒にプレーすればスターになれる逸材だ。

カルヴィン・フィリップスは、ワールドカップのメンバーから外れる。肩のケガが治ったとしても、今シーズンは代表入りするほどの活躍はしていない。
ジェームズ・ウォード=プラウズも外そう。確かに彼はいい選手だし、FKの能力は素晴らしい。しかし、セットプレーに長けた選手は他にもおり、ウォード=プラウズがチャンスを得る可能性は非常に低い。
私が個人的に入れたくなった選手の一人は、ジェームズ・マディソンだ。今季は不調のレスター・シティで印象的な活躍を見せ、2021-22シーズンでは素晴らしい活躍を見せた。
しかし、攻撃的MFのポジションではグリーリッシュとフォーデンが選ばれるだろう。
Getty Imagesもちろん、ハリー・ケインが選ばれるのは当然だ。
スパーズのストライカーはイングランド最高のFWであり、ワールドカップでの成功は彼の両肩にかかっている。
そして、ケインのバックアッパーとして、タミー・エイブラハムとイヴァン・トニーが入る。
エイブラハムはイタリアで大成功を収め、チェルシーから移籍してからの活躍ぶりを見れば、代表に選ばれるにふさわしい。
そして、トニーはブレントフォードで素晴らしい活躍を見せ、プレミアリーグのレベルでも真の脅威となることを証明している。
しかし、このトリオは特にスピードがあるわけではなく、攻撃には常にペースが必要なので、ラヒーム・スターリングとマーカス・ラッシュフォードも連れて行くだろう。
ラッシュフォードは、サウスゲート監督の最後のメンバーから外れることになったケガを負う前、ユナイテッドで再びゴールを決め、ベストの状態に戻っていた。
ラッシュフォードは、必要であればベンチから変化を付けられるだろうし、スターリングの国際レベルでの記録は、そのことを物語っている。
何よりブカヨ・サカはカタールへ行かなければならない。イタリア戦のように左ウイングバックで無駄にするのではなく、本来のポジションである右サイドで起用すれば、ドイツ戦のようにその力を発揮することができるだろう。
Gettyイングランドはケインのバックアッパーに恵まれているとは言いがたいので、外す選手はあまりいない。
オリー・ワトキンスは今シーズン、アストン・ヴィラで十分な結果を残せておらず、ダニー・イングスも同様だ。
ドミニク・カルヴァート=ルーウィンはケガのためにもう手遅れだし、パトリック・バンフォードもそうだ。
ジェイドン・サンチョはユナイテッドでかなり良いスタートを切ったが、サカ、スターリング、ラッシュフォード、グリーリッシュ、フォーデン、マウントがチームにいるので、彼は必要とされないだろう。
ジャロッド・ボーウェンもまた、代表では十分な結果を残せていない。

ワールドカップでのイングランド代表のフォーメーションは、4-3-3が理想だ。
3バックという選択肢もあるが、攻撃的な選手を最大限に活用するために4バックでプレーすることを優先する。
ピックフォードがゴールマウスに入り、センターバックはストーンズとホワイトのペアで、2人とも後方からボールを運び、ビルドアップすることに長けている。
左サイドバックはチルウェル、そして右サイドにはトレント・アレクサンダー=アーノルドを指名する。
4バックの前では、ライスを守備的MFに、ベリンガムとフォーデンをより攻撃的なMFに起用する。2人ともポゼッションに長けているが、攻撃参加という点ではやや異なるスキルを持っている。
そして前線には、ケインを中央のストライカーに据え、スターリングを左に、サカを右に配置する。
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