【2021-2022】ラ・リーガ優勝予想｜スペインリーグの最新オッズは？

昨季10位（11勝13分け14敗：46得点・42失点）

昨季はヨーロッパリーグに参戦したことによる過密日程の影響もあり、10位と振るわなかったビルバオ。今夏の移籍市場ではここまで積極的な動きはないが、大きな変化なく新シーズンを迎えられることは好材料ともとれる。さらに、今季はヨーロッパカップ戦の出場権はなく、リーグ戦に集中できる。

加入1年目からチームトップのリーグ戦8ゴールをマークしたアレックス・ベレンゲルや6ゴールのイニャキ・ウィリアムズを擁するものの、総得点はトップハーフでワースト。上位進出のためにも、攻撃陣のさらなる奮起に期待が掛かる。

昨季6位（17勝10分け11敗：50得点・50失点）

今季のヨーロッパリーグ出場圏内の6位で昨季を終えたベティス。リーグ戦4アシストと活躍したエメルソン・ロイヤルがバルセロナへと渡り、代役としてユスフ・サバリをボルドーから獲得したが、ラ・リーガ初挑戦のため現時点で未知数だ。

それでも、大ベテランのホアキン・サンチェス、リーグ戦11ゴールのボルハ・イグレシアス、好調のセルヒオ・カナレスを擁する攻撃陣は健在。昨季50失点の守備陣のテコ入れは必須だが、ヨーロッパカップ戦との過密日程を上手く乗り切れば、2季連続の上位進出も不可能ではない。

昨季7位（15勝13分け10敗：60得点・44失点）

昨季ヨーロッパリーグ覇者のビジャレアルは、リーグ戦で7位と満足いく結果とは言い難い。今季チャンピオンズリーグに挑戦する同クラブは、ここまでフアン・フォイスやブライユ・ディアを獲得するなど積極的な補強を進める。

指揮官ウナイ・エメリの下、リーグ戦23ゴールのジェラール・モレノやパコ・アルカセルと実力者が揃い、昨季に輝きを放った攻撃陣と、ビッグクラブ注目のパウ・トーレス残留が濃厚な守備陣が噛み合えば、トップ4入りの可能性も現実味を帯びる。

昨季5位（17勝11分け10敗：59得点・38失点）

近年トップ4まであと少しに迫るレアル・ソシエダは、今年4月に行われた一昨季前のコパ・デル・レイ決勝を制して久しぶりのタイトルを手にした。今夏の移籍市場では、GKマシュー・ライアンを獲得したが、他クラブ同様にそれほど積極的な動きがないまま新シーズン開幕を迎えることになりそうだ。

昨季に加入した35歳ダヴィド・シルバやスペイン五輪代表のミケル・オヤルサバル、リーグ戦17ゴールのアレクサンデル・イサクら攻撃陣には実力者が揃う。今季もヨーロッパリーグと並行した戦いとなるが、2012-13シーズン以来9年ぶりのトップ4が目標になりそうだ。

昨季4位（24勝5分け9敗：53得点・33失点）

昨季は終盤まで優勝の可能性を残すなど躍進したセビージャ。2季連続リーグ4位のチームの中で、ここまで目立った補強と言えばトッテナムからエリック・ラメラを獲得した程度。一方で出場機会の少ない選手を放出するなど人員整理を進めている。

リーグ戦24ゴールのユセフ・エン＝ネシリや去就に注目を集めたルーカス・オカンポス、ベテランMFイヴァン・ラキティッチといった選手たちは今季も主力としてプレーすることが濃厚。昨季リーグ3位と安定した守備陣も健在で、3強の牙城を崩す急先鋒として今季に臨む。

昨季1位（26勝8分け4敗：67得点・25失点）

昨季7年ぶりのリーグ優勝を飾ったアトレティコ・マドリーは、優勝オッズでは3位と伸びず。しかし、10季目を迎えるディエゴ・シメオネの下、チームの完成度は高く、またライバルの2クラブとは異なり、去就が注目されたサウール・ニゲスら主力の引き留めに成功し、MFロドリゴ・デ・パウロを新たに加えている。

加入1年目から21ゴールと好調のルイス・スアレス、覚醒したマルコス・ジョレンテ、リーグ最少失点の守備陣率いるGKヤン・オブラクとチームの主軸は健在。約70年前に達成したリーグ連覇を見据える。

昨季3位（24勝7分け7敗：85得点・38失点）

開幕前の予想では2位となったバルセロナだが、不安材料と言えばやはりリオネル・メッシの退団だ。昨夏のリーグ戦で39ゴールに関与した主将の不在によるピッチ内外の影響は計り知れない。さらに、シーズン開幕を前にセルヒオ・アグエロら主力に負傷が相次ぐなど、指揮官ロベルト・クーマンの頭痛の種は後を絶たない。

その一方で、新戦力のメンフィス・デバイはプレシーズン中に好調を維持しており、新たな攻撃陣のリーダーとして名乗りを上げる。オリンピック帰りのペドリらのコンディションが整えば、リーグ優勝争いの中心になれる実力は十分にある。

昨季2位（25勝9分け4敗：67得点・28失点）

今季ラ・リーガの優勝争いの大本命はレアル・マドリー。昨季2位に甘んじた同チームは、今夏に名将カルロ・アンチェロッティを招聘し、バイエルン・ミュンヘンからダヴィド・アラバを獲得。しかし、主将セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランの退団は大きな痛手だ。

守備陣に不安がある一方で、カリム・ベンゼマが牽引する前線や、長年主力を務めるカゼミーロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ擁する中盤への期待は大きい。さらに、名将アンチェロッティの下、復帰したギャレス・ベイル、期待を裏切り続けるエデン・アザールの復調も期待したい。

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