「カタールにとって特別な日」 レアル・マドリーとパチューカのFIFAインターコンチネンタルカップ決勝が開催

刷新されたFIFAインターコンチネンタルカップの決勝は2024年12月18日にドーハのルサイル・スタジアムでキックオフされる予定だ。

ヨーロッパ王者のレアル・マドリーはこの華やかな試合に自動的に出場権を獲得しており、先週土曜日にアフリカ王者のアル・アハリをチャレンジャーカップで破ったリーガMXのパチューカと対戦する。

カルロ・アンチェロッティ監督のチームは、この大会のリニューアル後の初開催となる今大会で優勝候補とされている。インターコンチネンタルカップは、2023年まで毎年開催されていたFIFAクラブワールドカップの継続となる大会だ。

FIFAは、新しいクラブワールドカップを4年ごとに拡大された形式で開催する予定で、インターコンチネンタルカップが毎年開催される世界的なクラブ競技となる。

水曜日のインターコンチネンタルカップ決勝は、フランスにとってのPKでの悲劇で終わった2022年ワールドカップ決勝からちょうど2年後に開催される。レアル・マドリーのスター、キリアン・エンバペのハットトリックにもかかわらず、リオネル・メッシのアルゼンチンがその運命的な夜にルサイル・スタジアムでワールドカップを掲げた。

今、エンバペは連続ワールドカップ優勝の夢が消え去った同じ会場に戻る。25歳の彼はあの苦い記憶を払拭し、インターコンチネンタルカップのトロフィーを掲げたいと必死に願っていることだろう。

エンバペとともに、彼の同胞であるオーレリアン・チュアメニとエドゥアルド・カマヴィンガも、2022年の痛ましい敗北を忘れるために、パチューカとの対戦での勝利を期待しているはずだ。

ジャシム・アブドゥルアジズ・アル＝ジャシム、FIFAインターコンチネンタルカップ2024 LOC（現地組織委員会）のCEOは、レアル・マドリーのエンバペと彼の同胞たちが、2年前にワールドカップで負けた同じ会場であるルサイル・スタジアムで成功を味わうことを望んでいると述べた。

「インターコンチネンタルカップの決勝は（2022年）ワールドカップ決勝から2年後に行われます。明日試合に参加する選手の中には、その決勝にも参加した選手がいます。特にフランスの選手たちです。彼らはその時勝てなかった。この試合で勝つかどうか見てみよう。これはカタールにとって特別な日です」と、彼はメディアとのインタビューで語った。

アル＝ジャシムはまた、カタールがどのようにして世界的なスポーツイベントの拠点に進化しているのかについて触れ、なぜFIFAが中東の国を高水準のトーナメントを提供できると信頼しているのかについての見解を共有した。

「私と私のチームは、アジアカップ2023やインターコンチネンタルカップまで、これらのトーナメントを一緒に組織してきました。FIFAはここで働く人々にとても安心しています。なぜなら、彼らは私たちが提供する標準を知っているからです」

続けて、2022年ワールドカップとそれに続く2023年アジアカップが、カタールにおいて以前よりも多くの女性ファンや子供たちを惹きつけたことを強調。これらのトーナメントを包括的なものにすることへのカタールの焦点が実を結んだと語った。

「2022年ワールドカップ以前は、試合に参加する女性が多くありませんでしたし、女性からの関心もそれほど高くありませんでした。ワールドカップでは、具体的に参加する女性と子供の数が劇的に増えたことが分かりました。アジアカップの状況も全く同じでした。現在、インターコンチネンタルカップの決勝にも多くの女性と子供が参加しています。これがワールドカップの社会的遺産です」

マンチェスター・シティは、以前のFIFAクラブワールドカップの進化版であるFIFAインターコンチネンタルカップ2024の「ディフェンディングチャンピオン」と公式に認定されている。

一方、カタールは今後、多くのスポーツイベントを開催する予定だ。まずは2025年のFIFA U17ワールドカップから始まり、2036年のオリンピックを開催する計画もある。

インターコンチネンタルカップのタイトルを獲得する有力候補であるレアル・マドリーは、リーガMXのパチューカを警戒しているだろう。彼らはすでに12月11日のFIFAダービー・オブ・アメリカスでボタフォゴを下してその実力を示している。

しかし、エンバペがインターコンチネンタルカップ決勝に出場することが決まり、スペインのチームは彼の活躍によって、さらに増え続けるトロフィールームにまたひとつタイトルを追加できることを期待していることだろう。